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チーズ料理 美食館

第二回「ウサギのいないウサギ料理」

ウェールズ風ウサギ料理(ウェルシュ・ラビット)といえば、その名の通り英国ウェールズ人の大好物です。
実はこれエール・ビールとチェダー・チーズを使ったチーズ・トーストのこと。ウサギはどこにも使われていませんが、マスタードとウスターソースを隠し味に使った大人の味わい。とっても美味しいチーズ料理なのです。
チェダーといえば、よくきれいなオレンジ色のものを見かけますが、これは着色された工場製。本来の農家製はベージュ色で、そのまま食べても美味しく、濃密で微妙な酸味が生きています。
品揃えの良いチーズ屋さんへ行くことがあれば是非試してみてください。そして、そのまま食べるのに飽きたなら、今度はこのウサギ料理の登場です。最後に表面を炙るのがこの料理の特徴で、チェダーは炙るとナッツのような香ばしさが出るので最適とされているのです。つまりウサギは、空想の中にしか登場しないわけなのですね。

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作り方(3人分)
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チェダー120g、バター30g、エール大匙3,マスタード小匙2、ウスターソース大匙2/3、サンドイッチ用パン3枚
鍋にバターを溶かし、エールと塩・胡椒を少々入れ、煮立つ直前にさいの目に切ったチェダーを加えて溶かす。
ごく弱火のままマスタードとウスターソースを入れる。
予めトーストしたパンにチーズを乗せ、表面を強い火で炙る(もしくはグリルする)。
辛口の白ワインも良いですが、やはりエール・ビールに最適です!

鎌倉ワイン・アカデミー 出石 万希子

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