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2008年5月

深い呼吸

カジュ通信2008年・春初夏号より


鎌倉の山々は、木々花々が競演する精気満ちあふれるこの頃です。
緑、とひと口に言っても、その色は実に様々で、どれも個性豊かで、しかも周囲と見事に響き合っています。
人間もこのようにありたいものだと、庭の大カエデの木を下から見上げて思うのですが、さてさて、実のところ、山の木々のようにはいかないのが現状ですね。日本のよき伝統としての“察する”“遠慮する”は周りの人と“響き合う”ためにあってこそ、価値があると思うのですが、最近どーも、ちがう方向に行ってしまっている気がしてなりません。

 「KYG」が国語辞典に載るの載らないのというのが新聞に出ておりましたが、そんなに市民権を得ていた言葉だったことにちょっとびっくりしてしまったのは、私だけでしょうか。
私は辞書を読むのが好きで、パラパラとめくって偶然見つける古い言葉、味わいのある言葉に、ゆき詰まった心を解きほぐしてもらうことがよくあります。そのような言葉が「KYG」のスペースを確保するために削られてしまうのは、ちょっと淋しい気がいたします。
あ、ちなみに、私と同じく、最初見たとき、なんのことだかさっぱりわからなかったという方、今でもわからない、という方のために念のため、「KYG」とは「(K)空気(Y)読めなくて(G)ごめん。」の意。辞書に載るほど、空気が読めない、というのは大罪なんでしょうか。

ここ2,3年、ヨーロッパの人たちと、プロジェクトをいっしょにやることが多くて、ものごとの取り決めや交渉のしかたが、やはり日本人とちがうなあと思うことが多々ありました。
日本人の、先を読んでいろいろな想定される問題に、あらかじめ対処する能力は、世界に誇っていいぞ、と思ったりする反面、ネガティブな気持ちや、反対意見を、うまく相手に伝えるのが下手だな、なんて思ったりもしました。

空気を読んで行動する、ということは、相手の出方を見てから自分の行動を決める、ということです。これって、実は、相手を思いやっているようでいて、単なる責任回避になっている場合も多くないでしょうか。
全体の空気と、自分の意見がちがっているとき、その意見がどんなにすばらしいものでも、なかったことになってしまいますし、「私が言い出したことではないから知〜らないっ」と、都合が悪くなったらハイ・さよならが言えるよう退路を確保しているようで、悲しくもあります。

 ヨーロッパの人、決して自己チューではありません。自分の主義主張をしっかり持っているだけです。
そしてそれを相手にわかってもらうため、相手の主張もよく聞いています。反対されて気を悪くする、ということも、あまりありません。「気を悪くしないでね、あなたと私の仲だから言わせて」と実に上手に苦言も呈してくれます。
そういう場で取り決められたことは、そりゃもうアイディア満載の、ポジティブでパワフルなものとなって、いい結果を生みます。

若人よ(そして元若人も)、最初から空気なんか読むなかれ。
一人一人の息づかいが空気をつくるのだから。

たなか牧子(カジュ・アート・スペース主宰)

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涼子の、ヒミツの扉

カジュ通信2008年春初夏号 ~ノーテンキ通信~

部屋の掃除をしていたら、ダンナの昔の彼女の写真を発見。
誰かが以前言ってました、、、「女はカードを上に重ねる・男は横に並べる」女は昔のカード(つまり昔の男)を下へ下へ、上をどかさないと出せないが、男は横に並べて常に見ている、というのです。

ナルホド、典型的積み重ね型の女は納得してしまった。「ヤツも普通の男か」と、笑顔のカードの数々(けっこういっぱいある)を見て、やはりムカついたのですが、何故かちょっと楽しい。
他のアルバムも開いて、もっとないかと探してしまった。
ついでにビデオ棚にエッチなビデオはないかと見たりして。見付からなくてガッカリ、、、この気持ちってナンダ??

友人(女)に離すと「わかるー!!でちょっとワクワクする」と言うのです。えー!?と言いつつ、そんな時あるかも。「怒りたい欲求」もあるけど、「怒られたい、嫌いになりたい」欲求もある、、、
子供の頃、父が大好きで、中学生の時「このままじゃ、なんかマズい」と思った瞬間があり、そんな時、制服のスカートを短くしたら、父に注意されました。「お!お父さんを嫌いになるチャンスだ!!」と思ったのを憶えています、、、結局大好きなのですが。

強引にまとめると、ダンナも父も大好きなのでしょう。嫉妬も怒りも、刺激に過ぎないと、自分でわかっているのでしょう。そして今日も刺激を求めて、、、
でもみなさん。やりすぎ注意です。人のモノ見ちゃいけません!!いけません、、、いけません、、、ごめん。

こども造形教室講師 荒木(古市あらため)涼子

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Join us!BEE Japan 2008

みなさん初めましてこんにちは!
私たちは毎年夏に自転車で日本を縦断しているBEEJapanというチームです。BEEとはBicycle for Everyone’s Earth 、“みんなの地球のために自転車に乗ろう” の、それぞれの 英単語の頭文字をとっていて、愛称「ビー」と呼んでいます。
さらに、英語のBEEとは「ハチ」のことを意味する単語なので、私達のロゴマークの中心にかわいいハチのマスコッ トがいます。BEEは、環境の大切さを理解してもらい、地球に優しい暮らしを提案・促進するために、毎年夏に約2ヶ月をかけ稚内から鹿児島までの日本縦断自転車エコツアーを実施している国際色豊かな全員ボランティアのグループです。ツアーではただ走るだけでなく、環境負荷の少ない生活の実践や、各地の地域コミュニティーやNPOや学校といった方々と共同でイベントをしています。

BEEでは今年も一緒にライドを作り上げていくパートナーを募集しています。
BEEの活動に興味をもち、ツアーやイベントのことをもっと知りたいと思っている人。BEE的自転車ライフに共感してくれた人、私たちの地球のために「何か」したいと考えている人。BEEの活動に参加しませんか?BEEに参加するには、ライダーとして走る以外にも、旅の途中に共同でイベントを企画したり、ホームステイ先を提供していただくなど様々な方法があります。毎年日本人だけでなく、「日本を自転車で走ってみたい!」という多くの海外のメンバーがライダーとして参加していますので、BEEと一緒に何かをすることはきっと有意義なものになることをお約束します。


お問合せはこちらに。

ライダーはチームメンバーとして全行程に参加する以外にも、区間ライダーとして1日でも1時間でも、いつでも!どこでも!
日本全国あなたの可能な範囲で参加していただけますのでお気軽にご連絡下さい!ちなみに昨年は70歳の男性が全工程約3500kmを走り切りました!年齢も国籍も様々なBEEの旅は、他にはない素敵な旅になることでしょう。

山本宗孝(BEEJapan2007ライダー)

Greetings from the BEE (Bicycle for Everyone’s Earth) team!
We’re a team of earthly friendly cyclists who traverse the length of Japan every summer to spread environmental wisdom. This all-volunteer group of international cyclists promotes an ecologically friendly lifestyle in our two month journey across Japan starting from Wakkanai in the northern island of Hokkaido and ending in Kagoshima in the southern island of Kyushu. And we do more just ride our bikes: We practice what we preach by living a low-impact lifestyle during the ride and we also conduct various environmental awareness events with NPOs and schools.

For this year’s ride, the BEE team is seeking volunteers to ensure continued success.
If you have any interest in the BEE lifestyle, or would like to know more about the ride itself or the events, or would simply like to know how you can be a better steward for our earth, contact the BEE team today to ask about volunteer opportunities. Other than participating as a cyclist, there are many other ways to volunteer such as event planning and identifying accommodations for the route. Note that if you want to participate in the ride, you don’t have to ride the entire two months.

You can decide to ride with us for just an hour, or a day, or a week – whatever your schedule permits. With our mix of international backgrounds and environmental conscientiousness, we can promise you an unforgettable and meaningful experience. We hope to hear from you soon!

YAMAMOTO Munetaka ( rider in ' BEEJapan2007')

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ドイツ伝統の「3年と1日の旅修行」

Artisans

900年に及ぶ、あるドイツの風習が今でも生きているのをご存知ですか。

私たちは「Walz」と呼ばれる伝統的な旅を実践中の見習い職人です。
一人前の職人になるべく、この旅を始められたことをうれしく思っています。

14〜17世紀のいわゆる中世の時代は、この3年にわたる旅修行は、「親方」クラスなるために必ず行わなければならない
もので、故郷から50キロ以上離れなければいけないという掟がありました。 ではありません。
私たちは、自らの興味で行っています。

「Walz」を行うに当たっては、私たちは毎日「Kluft」という伝統的な服装で過ごさなければなりません。
裾の広いズボン、チョッキ、襟なしシャツ、そして帽子です。(その職人の職種によって色が違います。大工、建具師などの木工職人は黒、石工、レンガ職人など石に関連した職人はグレー、鍛冶職、金細工師など、金属関連の職人は青です。)
衣類などの荷物は「Charly」と呼ばれる80センチ角の風呂敷にすべて包みます。
そして仕上げは「Stenz」という木の杖です。これは、ツタなどに巻かれてねじれてしまった天然木でできていて、森へ行って、自分で見つけてきて作ります。

私たちは、訪問先でお金を儲けるためにこの旅をしているわけではありません。他の国の人々の暮らしぶりや仕事の様子を
知り、仕事に役立つ見聞を広め、人生経験を積むための旅でありたいと思っています。

このように、街から街、国から国と旅を続け、学ぶため、そして旅費を得るためにいろいろなところでで仕事をします。
そして、「自らの足で立つ」という自立心を学ぶのです。といっても、もちろん、皆さんのご援助は大歓迎です !

日本へ来ようと決めたのは、日本には様々な木工や石工の伝統があると聞いたからです。富士山の近くを数日回った後、
鎌倉のカジュ・アート・スペースに来ました。
地元の方と、なにかプロジェクトをやろうと思っています。

エイドリアン・ブルガー、ローランド・キンドルマン、レネ・ブルアー

※彼らが今年のカジュ祭でしてくれたワークショップや交流の様子はこちらでご覧ください。


A 900-year old German tradition is still alive.

We are traveling apprentice-craftsmen on the "Walz" . We are happy to start a traditional journey to become master craftsmen.

In the Middle Ages (the 14th - the 17th century) it was necessary to go on a 3-year journey to become a qualified Master. There was an ancient rule you had to go 50 kilomrters from your home. This is is still true, but not necessary to become a Master. We do this in our own interest.

When we prepare for the "Walz" we have to wear the "Kluft" (traditional outfit) : trousers, vest, jacket, shirt, and hat every day. Depending on the profession, the colors of the outfit change. Wood workers (carpenters and joiners) wear black. Stone workers (stonemasons and brick layers) wear grey. Metal workers (blacksmiths and goldsmiths) wear blue.We wrap all our clothes in a 80×80 cm wrapping cloth called "Charly". The last part of our outfit is a wooden walking stick called "Stenz" which is made of natural twisted wood which we find by ourselves in the forest.

We journeymen don't make this trip to obtain economic advantages at the places we visit. we just want to get
acquainted with the practices of work and way of living of other people in other countries, and thus improve our knowledge about our profession and expand our living experiences.

In this way we travel from city to city, from country to country and work in many places to learn and earn money for our traveling.We learn to stand on our own 2 feets, but we are happy to have some local support.

We decided to come to Japan, because we hear a lot about traditional Japanese wood and stonework. After a short journey around Mt. Fuji we have just stopped in Kamakura at Khaju Art Space to do a project for the local people.

Adrian Berger
Roland Kindlimann
Rene Breuer

The phtos →click here!

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