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2010年2月

正も負も。

Kawazu

2010年カジュ通信 新春号より

 静かに年が明けました。鎌倉の街中は、例年になく人出があったと聞きましたが、結局私は家とカジュでじっとしておりました。(笑)今年もよろしくお願いします。冬至を過ぎると、目に見えて日が長くなりはじめ、午後の仕事がなんだかちょっとウキウキしてきますね。春の訪れには、ほんと、人の心を元気にする力があります。



 春といえば、カジュはカジュ祭と鎌倉路地フェスタの準備に余念なくなりますが、他のNPO活動も春から元気なようです。今年は心して、街の他の活動もしっかり見に行きたいと思います。



 最近、沖縄の米軍基地問題が新聞などで大きく取り上げられていますが、知れば知るほど、その問題の抱える複雑な事情が見えて、どこにも出口が見えない絶望感に襲われます。鎌仲ひとみさんの力作ドキュメンタリー「六ヶ所村ラプソディ」を見た時も、東北の村の原発問題の、根の深い多面的要素に頭を抱えてしまいました。どんな問題にも、“絶対的悪人”は、ひとりもいません。不思議です。



 「○○建設反対運動」「△△破壊反対運動」など、社会的影響力の強い活動に多くの反対運動があります。その戦いに身を投じている人たちのタフネスには、ほんとうに脱帽です。その戦いの勝利によって受けた恩恵に、私も気づかないところで知らず知らずのうちに浴していることでしょう。



 ただ、反対運動の原動力は何か、を考えると、それは相手を否定するところから始まる負のエネルギーであることは否めないと思います。その運動が大きくなるにつれだんだん増幅してくるのは、その反対運動を利用して、日頃の憂さを晴らそうとする心の動きです。これは、かなり危険ですよね。



 成功を納めた反対運動は、よく見ると、その負のエネルギーと対になるポジティブなビジョンがとてもしっかりしていると思います。○○反対!と叫ぶだけでなく、それを反対することで得られるものについて、具体策や責任感があります。



 アートを手段に何かをするときは、目的は同じでも、その原動力は“正のエネルギー”でありたいと思います。久々に会った古い友人は、マザーテレサの言葉を教えてくれました。「私は反戦運動はしない。平和運動をしたい。」マイケルジャクソンは、This is itの中で、「見たこともない才能で世界を癒そう。」今年のお手本。

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♪NAOMUSICA♪〜でぶそば〜

2010年 カジュ通信  新春号より

 先日、大船駅近くにある『でぶそば』という中華そば屋さんに行きました。

昔ながらといった雰囲気のこのお店は「男はつらいよ」の寅さん役、渥美清さんが松竹大船撮影所に来ていた頃、いつも食べに来ていたお気に入りのお店だそうです。
ラーメンはしょうゆ味でさらっと食べられるシンプルさ。お値段がなんと!ワンコイン(¥500)店主さんも気さくな方で、当時のお話を色々してくださり楽しかったです。

 懐かしいラーメンが食べたい方は是非行ってみて下さいね。

 店名『でぶそば』は、決して麺が太いわけではありません(笑)。その理由も店主さんが教えてくれますよ♪♪

NAOMIヴォーカル教室・くのきなおみ

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那須2(=なすのじじょう)

2010年 カジュ通信 新春号より

 皆様こんにちは。以前、北鎌倉に住み(2000〜2002年ころ)、カジュの手伝い、カジュのラジオ番組DJ(古市(現・荒木)涼子のような人と)、カジュで昼寝、などしていた奈穂Aと申します。
フーテンは那須に流れつき、町のALT“とらさん”として小学校で英語を教えています。那須町の小学生の楽力(たのしむ力)はすごい。何かが起きそうです。

 さて、今日はワタクシ、那須親善大使〈無認可〉として、皆様のハートを直撃するすてき空間infoをお伝えします。 ※選考基準1.環境がサイコー、2.主が人として慕わしい、3.こだわりが空振りしてない



◆穀菜茶房・こと葉
 玄米・地元野菜中心のマクロビ料理&スイーツのお店in林。全国からファンがやってくる人気店、なのに店長の森ちゃんが天然・・・→農家さん、友人、お客様のサポートが足し算にもかけ算にもなる「人間っていいなドラマ」の舞台でもあります。
→那須塩原市小結88−32 (0287)62−6411  木夜・金・第3木休



◆bar.×gallery SAKU
 七夕の短冊に「中身が子供でも行けてマスターに人生相談もできて、昼はカフェで、美しくかつ隠れ家なバーに出会えますように」と書いたら叶った。的な。元、板前のマスター・沓澤さんの料理や生き方、彫刻家の奥様の作品や器、、、総合アートです。
 林のあちら側には、松原賢さんのギャラリーが月初めの1週間オープンします。

那須塩原市青木180−113 (0287)64-1251 木・金休14〜24:00



◆Foo−Foo カフェ&ジェラート
 こんなセンスのいい道の駅、ありましょうか?CAFÉ SHOZOに長年勤めた店長さんと聞けば納得。季節ごとの手作りジェラート、お手頃なパン多数(天然酵母もアリ)、平日のビュッフェランチ、、、の後で、広―い青木邸のお散歩も楽しめます。産直野菜、観光infoももちろん豊富。
→那須塩原市青木27 (0287)60-0585   月曜休 9〜17:00〈冬〉18:00(夏)



あらっ、おやっ、那須町大使のはずが、3店とも隣の那須塩原市のお店、、、ドンマイ、色んなイミでパワースポットな那須。ネットでもチェックして、さらに直撃されてください。

早わかり!那須高原・・・写真付きレポート多数。こと葉とsakuものってます。

栃ナビ・・・栃木全体をカバー。体験談あれこれ。

文 : byとらさん(小川奈穂)

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涼子の "善意と笑顔の向こう側"

カジュ通信2010年 新春号 ~ノーテンキ通信~


 2010年、一発目のお題は「年賀状」。
今年頂いた年賀状、結婚している人の80%、子供のいる人はほぼ100%が写真賀状でした。

 私はパソコンが使えません。「敢えて使わないのだ」ということにしているちっぽけな人間です。同じくパソコンを使わない父(父はちっぽけではありませんが)と、元旦、写真賀状について語りました。

 「楽チン、キレイ」というのが普及理由の第一位なのでしょうが、他にも私の世代だと、「ダンナいます/妻います」「子供までいます」と。
自然に自慢できる絶好の機会、ということもあるのではと思えます。たとえ不細工なダンナでも、地味な妻でも、微妙な子供でも、、、「います」と。

 父の世代だと、「孫います」「犬います」。そしてなにより、「こんな年で、こんなことできます」と、パソコン操作そのものをアピールする方が多いようです。
なるほど、レイアウトに凝った形跡が見られます。

 以上、アナログ父娘の卑屈な年賀状談義でした。

2011年も素敵な年賀状、楽しみにしています。



こども造形教室講師 荒木涼子

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くすりすく Vol.17

2010年カジュ通信 新春号より

「くすり」と「りすく」はうらがえしの関係です。
正しく使わないと「くすり」は、身体「りすく」になりかねないものです。
薬に関することを「つれづれなるままに」書いてみたいと思います。
リクエストなどありましたら、是非ご連絡ください。
by 高梨 真光

寅年なので虎のはなし

今年は寅年なので、この干支にまつわる話を少し書いてみましょう。

中国での伝説では「白虎(びゃっこ)」といえば、西方の守護をする、とされていました。日本では飛鳥村の高松塚古墳でも、西側の壁画に「白虎」が描かれていました。また「白」という色も五行思想では西方の色とされるようです。そんなこともあり、江戸時代には江戸城の西側に白虎の描かれた門があったそうで、それが現在の虎ノ門あたりだとされています。
鎌倉も幕府のあった時代にこの思想が入っていたら、西御門という地名は、虎ノ門になっていたかもしれませんよね。

さて漢方薬にも虎の名のつくものがあります。白虎は五臓のなかで肺の守護神と考えられ、肺の症状、すなわち咳などに効く漢方薬の処方に「五虎湯(ごことう)」というものがあります。この薬は、咳の症状とともに、口(のど)がかわいたり、発汗をともなう場合に使われることが多いようです。

漢方薬では咳に効く処方も、症状によっていろいろありますが、名前に虎のつく処方は五虎湯くらいです。
単に咳と言っても、コロコロとした痰が出るかどうか、ヒューヒューいうかどうか、ゴボゴボいうか、のどがイガイガしてむせるような咳か、などなどその病状によって選ぶ処方が異なります。薬局などでお求めの際は、どういう咳が出ているか、体質的にどうかなど、よく相談していただいた方が良いと思います。パッケージを見るだけだと、効能として咳、としか書いていないものも多いのですが、漢方の場合は、咳の状態によって薬が異なることが多いので、自分だけの判断で薬選びをしてしまうと、失敗してしまう可能性もありますから注意が必要です。

大倉薬局
鎌倉市雪ノ下3-8-32 t/f 0467-22-0394

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チーズ料理 美食館

2010年カジュ通信 新春号より

第14回「エキゾティックなギリシャ風前菜」

ギリシャ料理は召し上がったことがありますか?
大きい意味では地中海文化と言えますが、ギリシャやトルコなどにはやはり独自のエーゲ海文化があります。

日本で言えば、私たちは地球規模で太平洋に位置していますが、東側の海を日本海と呼び、四国との間の海を瀬戸内海と呼び分けているのと同じです。
ここはチーズやスパイス、肉の使い方などでもラテン文化全体の原点となった国々。その後古代ローマで洗練され料理の基礎が完成します。

さて今回はギリシャで出されるチーズを使った前菜をご紹介します。
至ってシンプルですが、西と東の文化のニュアンスが混ざり合う象徴的な味わいです。フェタというのは羊乳の塩漬けチーズで、ギリシャ風サラダには黒オリーヴとともに欠かせないものです。
フェタは生で食べることが多いのですが、ここでは火にかけているのがポイントです。

鎌倉ワイン・アカデミー主宰  永井万希子

【作り方】 (二人分)


・無塩バター大さじ三杯
・フェタ450g
・レモンの絞り汁適量
・胡椒、セロリの葉、ケシの実適量

    

1.耐熱皿にバターと塗り付ける。
2.フェタを1cmくらいにスライスし(予めチーズを味見して、塩辛すぎるようなら水に付けてしばらく塩抜きする)
3.耐熱皿に並べ、180℃のオーヴンで焼いて、チーズが少し泡立ち始めるまで温める。
4.レモン汁と刻んだセロリの葉、ケシの実をかけて出来上がり!

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日々のこと(ニュージーランドにて)

カジュ通信2010年新春号 より



ニュージーランドに来て二ヶ月が経ちました。初めての、旅行ではない海外での生活。言葉の問題はまだまだありますが、語学学校にも通いはじめ、様々な国、文化の人たちと話すのが楽しくなってきました。怖がらずにどんどん話せば、なんとかなるものだと日々感じています。(私の住んでいるWellingtonという都市は首都にも関わらず、日本人がそんなにいないので、これも英語を学ぶにはいい環境だと思います。)

こちらに来る前に、ニュージーランドのことについて多少調べていました。
例えば、私の大好きな糸を紡ぐということについて。NZは、羊毛を紡ぐ人が世界で一番多いと聞いていたのですが、残念なことに紡いでいる人や、手編みの帽子やセーターを身に着けている人を全くといっていいほど見かけません。夫は冬(北半 球の夏)からNZにいますが、冬でも手編みのものを身に着けている人はいなかったそうです。でもこれは、ここが北島だからなのかもしれません(南島が本場らしいので)。
今後、南島に遊びに行く時のお楽しみにしたいと思っています。

その他、いくつか、生活してみて見えたことを書きたいと思います。
まず一番は、とにかく植物がおもしろいです。南半球だということ、そして島で、独自の進化をしているということもあるのでしょうが、見たことのない植物がたくさんあり、心奪われています。
これらはマオリ語の名前を持っていることもあり、中には「inaka」や「karamu」「neinei」と言った、日本語みたいな名前の植物もあります(ぜひ染めてみたいものです・・。)

それから、農業国だけあって野菜がおいしいです。私は今まで、にんじんがこんなに甘いものだということを知りませんでした。それから、水もとてもおいしいと思います。(しかも、水道代は無料です!)そして、とにかく牛肉が安いです。(ひき肉で100gあたり\60くらい)。ただ代わりに、鶏と豚と魚はやや高いです。特に魚は、小さい魚を取ることは法律で禁止されているそうで、大きな魚しかありません。魚があまり食べられなくなって、日本の魚文化はすばらしいなと改めて思っています。アジとかサンマとか食べたいです。お寿司もここでは大人気ですが、ね たは主にアボカト、サーモン、ツナ。それにコカコーラを組み合わせて食べているのをよく見かけます。なぜに炭酸・・。日本人にとっては、考えがたい組み合わせですよね。

また、おもしろいと思ったのは中古品の循環です。「family store」という、キリスト教の団体(救世軍)がやっているお店があります。ここに、いらないものを持ってくると格安の値がつけられ、結果としてそれが寄付にもなるというシステムです。品揃えも豊富なので、限られた予算内でうまくやりたい私たちには大変ありがたい存在です。(しかも、それが寄付になっていると いうのも嬉しい)。
そして、ここでおもしろいのは、日本では粗大ごみ行きであろう品物(例えば椅子の足が1本ないとか、たんすの取っ手がなくて開かないとか、そういう)致命的に壊れているものでも普通に売られ、そして買われていくことです。みんな、直して使っているようです。これは、ぜひ真似したいと思いました。
それから、「trade me」というネットオークションもあります。ここでおもしろいのは、仕事や家までもが普通に取引されているということです。(私たちも、今住んでいる部屋をこれでみつけました。)そして驚くべきは、落札した品物は自分で取りに行くのが前提になっているということです。(買う前に、そこをチェックして買います。 宅急便などで送ることはできない、と初めから示されている場合が結構あります。)私たちも、冷蔵庫と洗濯機を落札し、レンタカーを借りて直接出向きました。その時はいろいろなNZ情報が聞けた上、その人が育てたおいしい卵をもらっちゃったりして、とてもおもしろい経験でした。こういう、他人との関わりにおいて、信頼 がベースとなっているのはすごいと思います。人が少ないから可能なのでしょうか・・?

最後に、これはいいなあと思うこと。それはあいさつについてです。例えばバスを降りる時は、運転手に「ありがとう!」と言って降ります。日本のバスと同じぐらいの大きさのバスなので、後ろから降りる時はみんな大声で’Thank you!’と怒鳴ります。運転手は鏡越しに微笑んだり、微笑まなかったりします(微笑まなくてもちょっと嬉しそう)。それから、スーパーのレジでも必ず’How are you?’と聞かれます。「いらっしゃいませ」という一方通行のあいさつではなく、ちょっとした会話が必要なのです。どこへ言っても、必ず声をかけられます。そしてその後、’I’m fine, thank you and you?’、という、中学校で習ったような会話が続いていきます。人と人の会話と、笑顔があります。これは、ほんとにいいなと思います。

  
                          

文 : むかい りえ

去年11月より2年の予定でニュージーランド、北島のウェリントンの在住。たなか牧子造形工房の仲間。義母から習い、欠かせないものになった糸紡ぎのこと、染めのこと、日々の生活について書いているブログ「みはるかす」は必見。
今回のたなか牧子造形工房教室展では、ニュージーランドの珍しい植物で手染めした原毛をスピンドルで撚った手紡ぎ糸を出品。

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