« ♪NAOMUSICA♪〜でぶそば〜 | トップページ | 円卓の織り士 »

正も負も。

Kawazu

2010年カジュ通信 新春号より

 静かに年が明けました。鎌倉の街中は、例年になく人出があったと聞きましたが、結局私は家とカジュでじっとしておりました。(笑)今年もよろしくお願いします。冬至を過ぎると、目に見えて日が長くなりはじめ、午後の仕事がなんだかちょっとウキウキしてきますね。春の訪れには、ほんと、人の心を元気にする力があります。



 春といえば、カジュはカジュ祭と鎌倉路地フェスタの準備に余念なくなりますが、他のNPO活動も春から元気なようです。今年は心して、街の他の活動もしっかり見に行きたいと思います。



 最近、沖縄の米軍基地問題が新聞などで大きく取り上げられていますが、知れば知るほど、その問題の抱える複雑な事情が見えて、どこにも出口が見えない絶望感に襲われます。鎌仲ひとみさんの力作ドキュメンタリー「六ヶ所村ラプソディ」を見た時も、東北の村の原発問題の、根の深い多面的要素に頭を抱えてしまいました。どんな問題にも、“絶対的悪人”は、ひとりもいません。不思議です。



 「○○建設反対運動」「△△破壊反対運動」など、社会的影響力の強い活動に多くの反対運動があります。その戦いに身を投じている人たちのタフネスには、ほんとうに脱帽です。その戦いの勝利によって受けた恩恵に、私も気づかないところで知らず知らずのうちに浴していることでしょう。



 ただ、反対運動の原動力は何か、を考えると、それは相手を否定するところから始まる負のエネルギーであることは否めないと思います。その運動が大きくなるにつれだんだん増幅してくるのは、その反対運動を利用して、日頃の憂さを晴らそうとする心の動きです。これは、かなり危険ですよね。



 成功を納めた反対運動は、よく見ると、その負のエネルギーと対になるポジティブなビジョンがとてもしっかりしていると思います。○○反対!と叫ぶだけでなく、それを反対することで得られるものについて、具体策や責任感があります。



 アートを手段に何かをするときは、目的は同じでも、その原動力は“正のエネルギー”でありたいと思います。久々に会った古い友人は、マザーテレサの言葉を教えてくれました。「私は反戦運動はしない。平和運動をしたい。」マイケルジャクソンは、This is itの中で、「見たこともない才能で世界を癒そう。」今年のお手本。

« ♪NAOMUSICA♪〜でぶそば〜 | トップページ | 円卓の織り士 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ♪NAOMUSICA♪〜でぶそば〜 | トップページ | 円卓の織り士 »