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往復書簡(35)加藤壮章さんから増田繁穂さんへ 2013年新春

【テーマ】ご縁の素晴らしさ

増田 繁穂さま

寒さ厳しい季節になりました。増田さん、ご無沙汰しています。今回こうして増田さんに書簡を送るのは初めてですね。なんか緊張します・・。増田さんとは鎌倉路地フェスタではじめてお逢いして色々なお話しをしていく内に、増田さんの人柄の良さがとてもよくわかり伝わってきました。朗らかで柔和で心温かくて・・、私もこういう心持ちになりたいなと思いました。増田さんは自分の人生を大切にしていて、楽しい方向、ワクワクする方向に身体を使っているのがよくわかりました。その表現の一つとしてあるのがコトリというお店なのではないでしょうか?コトリで働いている増田さん。私はあのお店に足を踏み入れた時に何とも言えないワクワク感を覚えました!楽しくて童心に帰れるお店。あのお店の雰囲気は楽しさワクワクに満ちています。だから増田さんもその様な雰囲気があるのか・・、それとも元々そうなのか・・。真意は正直よくわかりませんが、増田さんとコトリの因果関係はきっとあるのだと思います。

増田さんとのご縁によって色んな良い気付きが生まれました。ありがとうございます。そしてそれと同時に、沢山の人と繋げていただいた事にも感謝しています。路地フェスタの時に清泉女子大の学生と一緒にお掃除ができたのは増田さんのおかげです。増田さんが、私と清泉女子大の学生を繋げたいと思わなければ成り立たなかったことです。増田さんが繋げたいと思い、そして行動してくれたおかげによって実現できました。そしてその繋がりによって、実現したことによって沢山の人が喜んでくれたと思います。楽しんでくれたと思います。それはなぜか・・?それは増田さんの繋げたいという思いが楽しさであり、喜びであったからだと私は確信しています。そして増田さんが繋げてくれたこのご縁は今でも続いています。先月、清泉女子大の学生と一緒に五反田駅をお掃除しました。彼女たちは道行く人に元気な声で「おはようございます!」と笑顔で挨拶をしながらお掃除をしていました。見て見ぬふりをされても笑顔を失うことなく、何度も何度も元気に挨拶をしていました。その光景を見た私は、笑顔でいること、元気に挨拶することの大切さ、意義を見出すことができました。彼女たちから教わることが沢山ありました。この教わるご縁を作って、繋げていただいたのは増田さんなので、本当に心から感謝をしているのです。これは事実なので感謝せずにはいられないのです。

私が勝手に思いますに、増田さんのお名前の繁穂というのは、繁というのは正しくは「人と人を繋げる、繁。」そして穂は「人と人とを繋げて実らす穂。」・・。私の勝手な解釈ですが、そう思っています。これからも増田さんご自身の直感を信じていただき、色んな人達を繋げていって下さい。そうすればそれによって楽しさや喜びが生まれてきます。そしてそれが波紋のように広がっていけば、人が社会が日本が明るくなります!どうかこれからもその素晴らしい感性を発揮していって下さい。そして寒い日が続きますのでどうぞお身体ご自愛下さい。またお会いしましょう。ありがとうございます。

お掃除パフォーマー 加藤壮章

加藤 壮章 様

ことしの冬は例年に比べて一段と寒い毎日ですが、お元気で活躍されていること存じます。

さて、先日は心のこもった手紙をいただき恐縮しています。ありがとうございました。

私自身、加藤さんが思っているような大層なことはしていませんが、70歳も半ばともなると <亀の甲より年の功>で、自分の長い人生経験の中で習得したことや、現役時代から交流してきた人たちとのネットワークを通して、若い人たちに何かを伝えたりつなげることで、少しでもみなさんの役に立てれば、と思いつつ日々を送っています。

コトリは北鎌倉の藤源冶ラボで知りあった<鎌倉が大好きで、文具・雑貨を愛する仲間たち>と立ち上げた店です。コンセプト的にはお客さんとともに、自分たちも楽しめる店づくりを目指して、外部や内部の装飾・品揃えなど、ペンキ塗りから壁紙貼り・照明器具・什器・商品ラインナップ・仕入れ等々、若い仲間たちが、手づくり感を楽しみながらみんなで作り上げました。

おかげさまでコトリも開店から一年有余が過ぎましたが、たくさんのお客さまに喜んでいただけているようで、いまはオープンしてよかったと思っています。

清泉女子大学の学生たちとは、東京の品川区が開催した「社会貢献活動しながわ」のイベントで知り合いました。学生たちの母校・清泉女子大学はJR五反田駅近くにあり、彼女たちは<五反田綺麗にし隊>というサークル活動で、地元の住民・商店会・企業の協力者たちと、定期的に五反田周辺の清掃を実施しています。(ちなみにこのイベントで、学生たちの活動が活動参加108団体の中から、社会貢献活動のアワードに選ばれました)

そのようなタイミングのときに、鎌倉路地フェスタで知りあった加藤さんから、ディズニーランドでの清掃をする心構えとか、鍵山秀三郎さんの「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」の著書や掃除の哲学の話を伺い、そのことを学生たちにも伝えたいと思い、路地フェスタへの参加を呼びかけました。

彼女たちも加藤さんの真摯な態度に加え、ディズニー流のパフォーマンスに感心しきりで、路地フェスタの経験を通して、改めて清掃の意義や楽しさなど、社会勉強の一環になったことと思います。加藤さんには学生ともども感謝を致しています。

私の名前についての話がありましたが、あのような高尚なことではなく、父親が農業に携わっていたときに<田が増して穂が繁る>という、ごく単純な思いから命名したと母親から聞いた記憶があります。(笑)

鎌倉では良い意味で人と人とのつながりが濃いので、今年は何か新しいことができれば、と考えている反面、この歳になると、この先、鎌倉の桜や紅葉がどれだけ見る事ができるだろうと、ふと、心細い気持ちになることもあります。が・・・ 路地フェスタやコトリで知り合った人たちに元気をもらいながら、これからも毎日を楽しく有意義に暮らしていきたいものと願う今日この頃です。

それでは、まだまだ寒い日が続きそうです。どうぞ健康に留意して元気にお過ごしください。

鎌倉コトリ 増田 繁穗

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