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涼子の "悪ぶってジルバ"

カジュ通信 2014年 秋・冬号 〜 ノーテンキ通信 〜

オシャレで変な人と思われたくてひっしだった若い頃、知らないワードが出ると冷や汗をかきつつ「ああ、あれねー」とクールにごまかし、おうちに帰って必死にお勉強・・・。
知ったかぶりで自分を追い込み努力する。ただの自意識過剰な勘違い娘なのだが、それでも若者のしったかぶりには努力や発見、前向きに美があるから良い。

中年の知ったかぶりは、ただ醜い。
若い頃から知ったかぶりだった私は、オシャレな人になるためのお勉強をこっそりしているばかりだったので、キラキラした時間はなかった。だから「昔はよくあそんだよねー」なんて台詞は・・・知ったかぶり、というか嘘である。

が、言ってしまう、しかも若い人にたいして。
「昔は俺もワルだった」と吹聴するオヤジと同じである。真面目はダメという感覚・・・戸塚のせいだ、ヤンキー王国 戸塚に住むことで、ワルに憧れている自分に気づいてしまったんだ・・・。

38歳・戸塚在住・醜。

荒木 涼子

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