涼子の "年上って、どうなの"
カジュ通信 2012年 春・初夏号
昨今、年の差婚が流行りらしい。男性が20歳上、とか、とにかく男性がかなり年上の「リスペクト婚」とかいうもの。こんな不安な世の中、経験と実績のある男性がモテるらしい。本能的に女性が選ぶそうである。
わからなくもないけど、わかりたくもない現象だ。
実際、年長だから、という理由でリスペクトするのは難しい。
(いい年をして)こんなこともしらないの? (いい年をして)こんなことするの?
何でも「いい年をして」という思いが付いてまわり、簡単に尊敬することになんてできないのだ。
若ければしらないことが多くても、馬鹿やっても気にならない。でも年寄りだと、少々のことで恥ずかしい・・・と私は思ってしまう。
こんな風に考えない年寄り好きの女性って、実はすごく寛大な大人なんじゃないだろうか?
肉体的にも衰えていて構わないとなると、それはもう奉仕の域というか・・・偉い。大人だ。
私は子供だ。若い方が・・・いい。
荒木 涼子
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