涼子の "人生の洗濯、いや、選択"
カジュ通信 2012年 秋・冬号 〜 ノーテンキ通信 〜
人生は選択の連続。優柔不断は嫌い、などと言ってしまっている私は、なんでもなるべく早く選ぶようにしている。色とか、メニューとか。
で、人生に影響を及ぼすような選択からは逃げるようにしている。
が、逃げきれない時もある。今、ちょっとそんな感じだ。
娘の幼稚園選び。「選んだ責任」を問われることのなさそうな、システマチックでセーフティーな、大型スーパーのような幼稚園を選んだ。定員オーバーというところを無理に、そこをなんとか・・・と頼み込んで入園の約束をとりつけた。「しがらみ」が派生した。でもいいんだ、ここでいい。
自分にも娘にも言いきかせた・・・が、近所の、ワイルドキンダーガーテンが気になって仕方ない。よせばいいのに見学してみた。やっぱりだ。
結局、「すいません、やっぱり私・・・」二股恋愛のようなことになってしまった。「危険な魅力の男、いや、園」を選んでしまった。そしてやっぱり「いい人」に迷惑をかけてしまった。こうなったら、是が非でも娘には楽しく過ごしてもらわねば!
・・・まったく迷惑な女、いや、親である。
荒木 涼子
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