涼子の "子育て番外地"
カジュ通信 2014年 新春号 〜 ノーテンキ通信 〜
次女が先日、三歳になりました。三歳児検診の案内が届きました。
問診票の中に必ずある質問「育児は楽しいですか?」
解答欄には「はい」「いいえ」「どちらでもない」。さすがに「いいえ」と答えるのは気が引けます。かといって、「はい」と答えるには・・・嘘が多い。悩んだ末に「どちらでもない」にマルをする。そしてまた悩み、敗北感を味わいます。
だいたい、なんなんだ、この質問は? 気軽に難問出してんじゃねーよ!と腹が立ちます。
育児で楽しいことって何だ? そんなことあっただろうか?
育児と聞いて思いつく言葉は「面倒くさい」。
「楽しい」なんておもったことあったかどうか思い出せないなんて、やっぱ楽しくないんだ。そもそも「楽しい」って何だ? 楽しかったこと・・・小4の課外授業、ちゅう2の林間学校、美大の予備校、学生時代の友人宅、あの日の夜・・・楽しかったことは、殆ど少し悪いこととセットです。
じゃあ楽しくないことは悪いことじゃないということになります。
悪いことは楽しい・・・? って、この「悪い」は犯罪めいたことを指すわけではないですよ。「ドキドキ」「ワクワク」「ちょっとヒミツ」ぐらいの可愛いもの。
昔テレビで、ビートたけしが「『仕事楽しんでますか?』って、仕事って楽しくなきゃいけないのかよ。楽しくなんかねーよ!」と言ってました。だいぶ話は違いますが・・・。
育児、楽しくなんかねーよ! でも、悪くもねーよ。
どこにマルすればいい?
荒木 涼子
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