涼子の " 年賀状にもの申す "
カジュ通信 2021年 新春号
年始は年賀状の悪口から始まる。
「なんでこの写真選んだ?」だの、
「こんな大きくなった子供の写真送られても・・・何といえばいいんだ?」と、
友人や、少なくとも年賀状を送ってくれる仲の人々を悪く言いまくる。
小学生の娘達に引かれるぐらいの毒舌なのだが、年々毒が弱まってきている。
私も歳と共に丸くなってきた、のではなく、ネタが、毒を吐く対象が、どんどん味気なくなってきているせいだ。
家庭用のプリンターでぷりんとするために、写真が薄ぼんやりしている。
これじゃあダンナと奥さんの区別もつかない。娘だか息子だかわからない。
写真を使うなら、正々堂々と勝負しろ!
金か手間かどちらか使えー!!
虫めがねまで持ち出して、ぼやけた小さな写真に無理矢理毒を吐く。
「ハルト(10才)、ルア(6才)、ハルク(4才・♂)」あら、3人目生まれたんだ、
と思ったら、チワワだった。
この表現、一般化しているようだが、「ぷっ」というか「え?」というか・・・
物申したくなっちゃうのは私だけだろうか?
人の名前と犬の名前の区別なんてつけなくていい! 犬も家族だ! ごもっとも。
そもそも、こんな私に新年のご挨拶をくださる、それだけで素晴らしい。
リョウコ(44才・♀)
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