NAOMIヴォーカル教室

♪NAOMUSICA♪

カジュ通信  2023年 夏号

先日、私の地元の夏祭りがありました。4年振り。

しかし、この
4年の間にお祭り幹部の高齢化問題?により本祭での山車を出す事までは許可が出ず、若い男達の御神輿とこども神輿のみ。

私が指導しているお囃子保存会は巡行できず、今までと違った演奏をしなければなりませんでした。車に太鼓を積み、御神輿の休憩ポイントに自分達で向かいブルーシートを敷いて子ども達は演奏する。大人達は日除けの為のパラソルを持って立つ。猛暑の中、保存会の皆で力を合わせて乗り切った本祭りとなりました。

一方で
4年振りでわかったこと。予想以上に子どもがたくさん来ていました。皆お祭りを心待ちにしていたのですね。
これなら来年のお祭りは山車を出して皆で引っ張ることができるかも!?

そんな逗子市池子の小さな神社のお祭りですが、文化財保存を目的として池子ばやし保存会HPを作成しました。お囃子の全曲を録画・録音し、教材として使用できるようテキストも載せています。私の笛の師匠吉田明久先生の手作りです。

鎌倉の十二所神社のお囃子もその昔池子に習いに来たそうです。思わぬところで鎌倉と繋がっていて驚きました。池子ばやしの歴史も載っているのでぜひ覗いてみてください♪


くのきなおみ

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♪NAOMUSICA♪

鎌倉の緑が眩しい今日この頃♪

カジュのピアノ室の窓から外の木々が風に揺れるのを眺めているだけで心が癒されます。

春は新しいことに挑戦する季節でもありますね。 逗子教室に通う小学生の女の子 Mちゃんが、全日本子どもの歌コンクールに挑戦し、動画審査を通過して関東地区の本選へと進むことになりました。

小さい時から歌が大好きで今尊敬しているアーティストは MISIA!自分もこんな風に歌いたいと目標を立てながら練習に励んできました。

レッスンに通い始めてから2年半、出せなかった高音も最近は綺麗に出るようになって きました。 コンクールでは教科書に載っていた童謡に挑戦します。童謡は簡単に歌えそうに見えますが、言葉の発音やフレーズのつながりがとても大事になってきます。鏡を見ながら口の形をチェックしたり、振りをつけてみたりと本選まで熱いレッスンが続き ます(^^)

最近童謡は幼稚園や学校であまり歌われなくなっているように思いますが、子どもがテンポよく歌い、物語に入りやすいのも童謡です。私もこの原点を忘れずに、これからもレッスンしたいなと思います。

♪カジュ祭教室発表♪
4月30日(日)13:00~(歌&ハンドベル)

くのきなおみ

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♪NAOMUSICA♪鳴き龍の声

栃木県日光へ行ってきました。

小学校の修学旅行で行って以来です。東照宮は外国人の人も多く訪れていました。

「三猿」を見て懐かしくなり、「眠猫」はこんな小さかったっけ~?!と驚きました。坂下門をくぐって徳川家康が祀られている奥宮まで、森の中の207段の階段をハァハァ言いながら登りました(笑)。

中でも子どもの頃見た光景を一番思い出した場所は「鳴龍」です。鏡天井に描かれた龍の絵は迫力満点。龍の顔の下で拍子木を叩くと音が反響し、まるで龍が鳴いているように聞こえるというもの。

昔は自分で手を叩いて体感できましたが、 現在は東照宮の方が説明とともに拍子木を叩くという形になっ ていました。静かな空間で拍子木のカーンという響きは、龍も 動くのではないかと思わせてくれる不思議な感覚でした。

この龍の絵が鳴くということは1905年頃偶然に発見されたものとされており、当時掃除をしていた職員が天井に住みついた鳩を追い出すために手を叩いた所、音が反響する現象を発見したそうです。顔の部分のみ音が反響するのは、天井の中央部 が屋根の方へ向けて6cmほど反り上がっているためだそうで す。

みなさまもぜひ世界遺産「日光東照宮」へ行ってみてください。

くのきなおみ

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♪NAOMUSICA♪〜AUIA〜

カジュ通信  2022年 夏号

暑い暑い夏がやってきました。そんな汗ばむ日でも清々しく聴けるクラシック音楽はないかな~と探してみました。

ヘンデル作曲「水上の音楽」

ヘンデルがイギリス王のために作った舟遊びの際の曲と言われています。最も有名なのが、第2組曲アラ・ホーンパイプです。一度は耳にしたことがあるあの曲です♪野外で演奏することを想定しているのでとても明るく開放的な雰囲気です。

ドニゼッティ作曲「舟人」

歌曲集ポジリポの夏の夜の1曲です。こちらはマイナーかもしれませんが、イタリアを代表するオペラ作曲家で声楽家が必ず勉強する音楽だと思います。歌曲ですが、とてもドラマティックで高音もあり華やかです。おすすめは三大テノールのパバロッティやメゾソプラノのバルトリです。

爽快な気分で聴けるのがパバロッティ、癒し系がバルトリといった感じでしょうか()
真夏のBGMにクラシックを聴いてみてください。

くのきなおみ

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♪NAOMUSICA♪〜月に寄せる歌〜

カジュ通信  2022年 新春号

私のおすすめオペラアリア♫
ドヴォルザーク作曲『ルサルカ』より
【月に寄せる歌(白銀の月)】soprano

交響曲第 9 番「新世界より」などで知られるドヴォルザーク(1841-1904)ですが、このオペラは彼の故郷の言語であるチェコ語で歌われます。

ロマンティックで親しみやすいオペラです。
水の精ルサルカは人間の王子に恋をし、彼と一緒になる為に人間になりたいと打ち明け、切なくも美しいアリア【月に寄せる歌(白銀の月)】を歌います。
望みをかなえるためには、引きかえに「声」を失うと魔法使いは話しますが、ルサルカはこれを受け入れ人間の姿にしてもらいます。

物語としては、大人版「リトルマーメイド」という感じです。
私はこのアリアに大学生の時に出会いました。ゆらめく水をあらわすようなオーケストラにのせて歌われる美しいメロディーに心を打たれました。

ぜひ聴いてみてください♪

 

くのきなおみ

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♪NAOMUSICA♪〜曲選び〜

カジュ通信  2021年 夏号

延期になっていた秋の発表会に向けて、曲目を決める時期になりました。
最近はYouTubeだけでなく、カラオケアプリでも探すことができるのでとても便利です。

生徒が教えてくれたもの、私が提案したものをお互いがすぐ聴くことができます。
紙の楽譜好きの自分は 最終的にはプリントしますが...。
カラオケアプリは歌いやすいものや、懐メロ、その人の声に合った曲を選んでくれるというのもあります。

お家で簡単に歌えて採点&録音までしてくれる。
ただし、レッスンではこの採点は参考にしません。
レッスンでは相手に聴かせる、声を届けるというところまで考えて練習します。

1ヴォイストレーニング2発音練習3曲の表現その人その人に合った曲を探すのも簡単なことではありません。好きな曲と歌いやすい曲は違うこともあります。自分の声の音域を知ることも大切です。

レッスンではたくさんの発見があります♪

くのきなおみ

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♪NAOMUSICA♪〜ヴォカリーズ〜

カジュ通信  2021年 春・初夏号

今回は曲紹介です。

ラフマニノフ作曲「ヴォカリーズ」(1915 年)

ラフマニノフはロシア出身の作曲家です。
美しいピアノ曲もたくさんあり、ピアノ協奏曲第2番ハ短調前奏曲「鐘」が有名です。

思わずメロディーを口ずさんでしまいたくなるそんな素敵な楽曲です。
歌曲の中でも私の大好きな「ヴォカリーズ」。
この曲は歌詞がありません。
ヴォカリーズは音楽用語で「1つ以上の母音を用いて歌う歌詞のない発声練習法」のことを指します。この曲は【Ah】で歌うのですが、ピアノも伴奏という役割だけでなく、旋律を奏でることもあります。
歌詞がない分、ブレスは特に気をつけなければいけません。
しかし、この流れるような美しい旋律をピアノとともに自分の声で表現するというのが楽しい部分でもあります。
声も楽器なんだなと感じさせてくれる瞬間です。

ぜひ聴いてみてください♪♪

くのきなおみ

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♪NAOMUSICA♪〜ブレストレーニング〜

カジュ通信  2021年 新春号

今年のお正月は自粛モード。
そして緊急事態宣言が 発令され、家でのだらだら生活に拍車がかかり下っ 腹も緊急事態になりつつあります 笑。

Youtubeを流 してエクササイズに励んでおります(^-^)V
レッスンは引き続き感染予防対策を徹底して行って いますが、マスクをしてレッスンさせて頂くことが 増えてきました。

今までのように思い切り声を出すことが難しい状況ではありますが、ヴォイストレー ニングは声を出すこと以外にもできることはあるのです!
それは【ブレストレーニング】です。

お家で大きな声を出せない場合でも、これなら練習できますよね。
体験レッスンの時に必ずお話させて 頂くのが声と息の関係です。
息が深くなければ自然な声は出ないし、操ることもできません。

たくさん吸うこと、しっかり吐き出すこと、これに限ります。
鼻からゆっくり吸ってお腹の膨らみを感じ、そして口から吐き出す。
この時「イ」の口で スィーと強く長く吐いてみてください。

腹式呼吸を意識することが良い声を出す第一歩です!

くのきなおみ

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♪NAOMUSICA♪〜ドレミファインバーター〜

カジュ通信 2020年 秋・冬号

今回は、京急電鉄のドレミファインバーターについて。

京急電車が発車時に鳴る音階の音、ご存じですか?
実際は、♪ファソラシドレミファソーと鳴っているそうです。

電車を加速するとき大量の電力を使用することで出てしまうノイズ音をできる限り耳障りにならないように、ドイツの機器メーカーがこの音階を奏でる制御器を「遊び心」で!作ったそうです。

京急線で当たり前のように聞いていた気がしますが、機器の更新により2012年から国産の制御器への交換が始まっているため、ドレミファインバーター列車は現在1000形1033編成のみなんだとか。

鉄オタでなくても、なんだか聞きたくなってきませんか?(笑)

くのきなおみ

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♪NAOMUSICA♪〜元気になる曲〜

カジュ通信 2020年 夏号

約2ヶ月お休みしていた教室も6月から再開しました。
ビニールカーテンや換気・消毒の徹底など感染予防しながらレッスンを行っています。
毎年楽しみにしているお祭りも中止の所が多く、私の所属している祭囃子も
今年は練習もないのでお囃子の笛の出番がなく、とても残念です。
夏の暑い日に、セミの鳴き声や花火の音とともに太鼓や笛が鳴り響くのが当たり前だと思っていました。
そんな時こそ、レッスンでたくさんの音楽に触れて癒されよう!
レッスンでこども達と歌って、とても元気になる曲がありました。
手のひらを太陽に
世界中のこどもたちが
ぜひ聴いて&歌ってみてください♫

くのきなおみ

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