2009/06/15

サンゴジュ ・ 鎌倉の柿色

Sangoju01 Sangoju02

サンゴジュ(珊瑚樹)。別名ヤブサンゴ、ヤマジサ、イヌタラヨウ、シマタラヨウ、メタラヨウ、アワブキ・・・。  スイカズラ科のガマズミ属に所属の常緑広葉木。

今まさに、白い小さな花が房状についているのが見られます。それが秋になると赤い実の房となります。その様が珊瑚玉をつないだように見えることからこの名があるのです。

鎌倉市西御門の近所のお宅が剪定をしていたので、その枝葉をいただいて染色。今回は濃染処理した綿糸を銅媒染で染めてみたところ、伝統色でいう「柿色」になりました。秋から冬にかけてのかたい枝葉で絹を染めるとさらに濃い赤になることもあります。

ビワピラカンサと同じく、赤味を強くするには弱火で長時間(3時間以上)煮出し、できれば一晩染液を寝かせる方がよいようです。
ちょっと厄介なのは、染液に独特の臭さがあること。なんといいましょうか、ションベン臭いんですよ。これが染めたものにもしばらく残るので、できればしっかり日干しで乾かした方 がいいですね。でもまあ、染め人は「あか」が染まるのなら何だって我慢できます。

今回染まった柿色は、別名「団十郎茶 (だんじゅうろうちゃ)」とも言います。
柿渋に弁柄(べんがら)という鉱物(酸化鉄)の粉を混ぜて染めた色のことで、代々歌舞伎の市川團十郎家に伝わる色です。
江戸時代に五代目市川團十郎が狂言『暫』でこの柿色の素襖を着たことから大流行しました。

一昔前までは、鎌倉はこのサンゴジュの生け垣があちこちに見られましたが、最近はめっきり減ってしまいました。きれいに刈り込まれたサンゴジュの生け垣の連なりは、鎌倉の路地の魅力の一つでした。
虫がつきやすいのが難点ですが、艶のある硬質の葉は一年中蒼々として、町に落ち着きのある美しさを与えます。

「手間がかかる」という理由が、人間に実にいろいろなものを発明させ、たいそう便利な世の中になりましたが、その「手間」がもたらす豊かさというものもあるわけで、垣根は絶対生け垣がよいです。伸びたら伐る、この手間がいいんですって。そこには愛のある街並ができます。
みんなでちょっと勉強して、手入れの方法を学んで、また鎌倉にサンゴジュの生け垣を増やすことはできないでしょうか。

人生とは、与えられた時間に手間をかけること。そこを楽しんでいきたいですね。

Sangoju03
このサイトを書くにあたっては、以下のサイト・文献を参考にしました。

岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科 植物生態研究室HP
株式会社 科学技術研究所(かぎけん)
跡見群芳譜巻二 樹木譜
・「続々・草木染め 染料植物図鑑」 山崎青樹/ 著 美術出版社
・「よくわかる樹木大図鑑」平野隆久/著 永岡書店

| | コメント (0)

2009/06/10

ドクダミ・気品と慰めの利休鼠

Dokudami01 Dokudami02

ドクダミ。別名ドクダメ、ジゴクソバ、 毒溜とも毒痛とも綴ります。 
英語名は学名からきた "Houttuynia"のほかに、"Dokudami" とも言うそうで、それほど日本を代表する野草の一つと認識されているようです。

実際、北海道の南部から本州、四国まで日本全土の陰地、湿地に普通に自生する多年草で、日本だけでなく東アジアに広く分布しています。
鎌倉でもあちこちで5月始めから葉がでて、6〜7月に白い花を咲かせているのを目にしますね。

名前の由来には、その特有の臭気から、なにかの毒が入っているのではと、ドクダメ(毒溜め)と呼ばれるようになったという説と、「毒はダメ」というほど、様々な解毒作用があるからという説があります。
万病に向く薬草として「日本薬局方」にも記載されている薬草。十種類の効能があることから、 生薬名はその名も「十薬(じゅうやく)」。
特有の匂いのもとはデカノイルアセトアルデヒド。花の部分には有効成分のイソクエルシトリン、葉にはクエルシトリンを多く含みます。

花のついたままの葉・茎を染めたいものの重さの200%〜400%を水から煮出し、染液にします。長時間(1時間以上)煮ると葉がドロドロに溶けてしまうので、濃い色にするときは、量を多くして短時間で煮出した方がよいでしょう。 鉄媒染で美しい海松色(みるいろ)や利休鼠が染まります。
先週、濃染処理した綿糸を染めてみましたところ、気持ちがほっとするような、ちょっと緑味のグレーになりました。見つめているだけで肩こりや目の疲れがとれるような優しい色でありながら、その薬効と同じく、毒気を寄せ付けないような、凛とした気品と力強さがあります。

採取したものを刻み始めると、例の独特の香りが鼻にツンとするのですが、煮出し始めると不思議なことに消えてしまいます。

最近は染めるだけでなく、お茶にしたり(便秘・むくみ・オデキ・動脈硬化・蓄膿症、膀胱炎などに効果が期待できる)、化粧水を作ったりといろいろ試して楽しんでいます。そうそう、トイレに飾っておくと、ニオイ消しにもなりますよ。

天ぷらで食べられると書いてあったのでやってみましたが、正直言って、あんまり美味しくなかったなぁ。

花言葉は「白い追憶」「野生」。まんまですね。(笑)


【ドクダミ化粧水】〜美白、しみ、そばかす、吹き出物に〜

・葉(生) 100〜150枚(120g)

・ホワイトリカー(35度か42度) 180ml

・オリーブオイル 小さじ1

1. どくだみの葉を水洗いして、水気をふきとり、細かく刻み、

2. 半量のホワイトリカーといっしょにミキサーにかける。

3. 茶漉しでこして青汁にする。

4. 残りのホワイトリカーを加えてよく混ぜ、密閉容器に入れて冷蔵庫に。

5. 7〜10日後、植物油(グリセリンでもよい)小さじ1を加えてできあがり。


※この記事を書くにあたっては、以下のサイト、文献を参考にしました。

http://www.e-yakusou.com/
http://plant-name.seesaa.net/article/113473811.html
http://dokudami.takopi.com/
・「続々・草木染め 染料植物図鑑」 山崎青樹/ 著 美術出版社
・「薬草図鑑」伊沢凡人・会田民雄/著 家の光協会
・「山菜 -特徴・採取法・食べ方-」 丸山尚敏・会田民雄/ 著 成美堂出版学名

    

| | コメント (0)

2009/06/04

大蔵頼朝 桜道の会

Sakuramichi01 Sakuramichi03

この間の日曜日は、大蔵頼朝商店会の有志とご近所の方でつくる「大蔵頼朝 桜道の会」の年に一回のお祭りの日でした。

実は、地元の人たちには隠れた桜の名所として知られているのが頼朝の墓付近の桜並木でして、満開の時期には、桜のトンネルができます。

この道を愛し、みんなで大切にしようとはじまった桜道の会は、毎年5月の半ば過ぎに半日、通りの一部を車の通行をとめて、バザーを行っています。
商店会からはお花屋さんも、お米屋さんも、お寿司屋さんも、おそば屋さんやパン屋さんも、みんな「桜道特別バージョン」の品をそろえて出展です。そして、近所の方々が思い思いにフリマを展開! 

いや、そのせせこましくも、賑々しい雰囲気は、桜の花こそ終わっているが、まるで花が咲いたようです。

この会のなんといってもすばらしいのは、バザーに先駆けて、朝9時から、桜道のお掃除をすることです。私もお掃除には参加させていただきました。気持ちよかった。
こういう日頃の活動を鎌倉路地フェスタでも取り入れられたらいいですね!

今年特にうれしかったのは、桜道の会の方が、その看板をカジュに発注してくださったことです。
木の土台はHOH Work Shopに、文字のデザインは藤田朝美さんにお願いし、木彫りは私がしました。

彫刻は、昔はよくしていたのですが、今はすっかりご無沙汰で、まずは彫刻刀を由比ケ浜の菊一に研ぎに出し、5日間で彫りました。

いよいよ体の自由が利かなくなった父が、満開の桜道をながめて「おそらく今年が見納めだ。」とつぶやいたのが、彫っている間なんども思い出されて、ぽろぽろ泣きながら彫りました。その言葉通り、桜が終わって3週間で逝ってしまった。

ちょっとは供養になったかな。



Sakura_kanban

| | コメント (0)

2009/06/01

広町緑地・その1

Hiromachi05_2 Hiromachi20

昨日は、カジュ企画の広町緑地でのフィールドワークの日でした。
ちょっと天気が心配でしたが、雨は降らず、気温も歩くにはちょうど良く、最高のピクニック日和。

広町緑地は、「広町の森 市民協議会」の手により、たいへんよく手入れされた里山です。

「手入れ」というと、日本の緑地公園の発想は、丸太に似せたコンクリの棒で柵や階段を作る(ナンセンスよ、これ)、元々生えているものを抜いて、新たにキチンと植木を植え直す、ということに終始しがちですが、ここは「手入れしてあることがわからない」のがすばらしい!

巻き付いたツルをはらう、光が入るように枝をはらう、ササやタケの勢力が強くならないように刈る、道は必要最低限、植物の健康を保てるよう配慮して整備する・・・。

そのせいでしょうか、ほかのハイキングコースとは比べ物にならないほど、植物の種類が豊富です。
そして、とても驚いたのは、この季節に湿地帯の多い野原に入ったのに、全く蚊に刺されなかったこと。・・・そうか、カエルなどの小動物、虫、鳥などが生き生きと生息しているからボウフラがいないのかな。
バランスのよい里山とは、こうしたものかと心から納得しました。そして、それを維持するために、日夜、目には見えない努力を続けている協議会のみなさんのスピリットに心から敬意と感謝を表したいと思います。皆さんのお陰で、鎌倉にはこんな素敵な「タカラ」があるのですね。

植物に詳しい協議会の理事の方を先生にお招きし、半日たっぷり、植物を知るすばらしい時間を過ごすことができました。ほんとうにありがとうございました。
その植物についてのたのしい話は、追々書くとして、、今日は、許可をいただいて採取させていただいた野草の、料理の写真だけご紹介。

旨かったっす!



Hiromachi68
右から、木いちごの若葉、三つ葉、アズキ菜
Hiromachi69

天ぷらに。
Hiromachi32
マダケのたけのこは、
Hiromachi70_2

タイ・カレーに。

| | コメント (2)

2009/05/06

カジュ祭・満員御礼。

みなさま。

ゴールデンウィークもいよいよ明日まで。
ほぼ、好天に恵まれ、鎌倉は一段と緑濃くなる中、いろいろな催しがありました。

先駆けて行われた第13回カジュ祭は、中日に大雨が降ったにもかかわらず、3日間でほぼ例年通りのたくさんのお客様にお越しいただきました。

プライベートで、つるが、ちと、エネルギーをとられていたため、13年間、まず雨が降らなかったカジュ祭に、降らせてしまって、ほんとにごめんなさい。m(_ _)m

例年に劣らない、強力な助っ人さんたちに支えられて、楽しい3日間を過ごすことができました。
3日間の様子はこちらをご覧ください。

遊びにきてくださった方、出展者のみなさま、ボランティア・スタッフのみなさん、スポンサーさん、ご近所のみなさん、そして、鎌倉路地フェスタ実行委員会のみんな!

心から、ありがとう。

| | コメント (0)

2009/04/13

バカボンのぱぱぁぁ!!

衝撃の事実。

なんと、年下。


| | コメント (2)

2009/04/08

ホトケノザ・春の若草色

Hotoke02

Hotokenoza03

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。

言わずと知れた「春の七草」。これを炊き込んだおかゆを正月7日に食べて、一年の無病息災 を願うのが「七草粥」の行事です。
旧暦ですと、1月7日は、2月1日(2009年)。太陽暦では早すぎて、どこにも七草は生えていませんが、2月の頭には、セリはちらほら出ていました。植物の動きで文化行事が決まっていた日本では、政治経済は太陽暦でいいけれど、文化面はもっと旧暦にのっとって行ってもいいような気がしますね。

その春の七草の一つホトケノザが、鎌倉では今、そこかしこに花をつけています。
・・・といっても、実は、七草のホトケノザは、私たちがそれと認識しているものとは別物なのです。

冒頭の写真のが、俗称「ホトケノザ」。もう、こちらの方が市民権を得てしまったようです。
シソ科オドリコソウ属の一年草あるいは越年草。別名、サンガイグサ(三階草)。アジアやヨーロッパ、北アフリカなどにも広く分布します。
日本では北海道以外の本州、四国、九州、沖縄に自生し、道端や田畑のあぜなどによく見られる野草です。本物(?)のホトケノザより、葉の形がよほど「座」の感じがして、それらしいです。
シソ科なので、当然こちらも食べられるかと思ったら、なんと有毒だそうで、注意が必要です。摘みたての花を嗅ぐと、なるほどシソの香りがしますが、しばらく時間をおくと、土臭いような、カビ臭いような匂いに変わります。

匂いにクセのあるものは、たいてい強くてよい色が出るので、ワクワクしながら煮出してみましたところ、透明感のある緑味の褐色の液になり、銅媒染で明るい若草色が染まりました。アルカリ水で煮出せば、もしかしたらカラスノエンドウに負けない美しい緑色が染め上がるかもしれません。ホトケちゃん、侮れません。

ところで、食べられる方の本物のホトケノザですが、実は本名は「コオニタビラコ(小鬼田平子)」とおっしゃいます。お公家さんのお嬢様のようなネーミングですね。
こちらはキク科です。お花は黄色。タビラコさんにはこのほかに、オニタビラコさん、ヤブタビラコさんなどの親戚がいらっしゃいます。この辺ではあまり見ませんが、今度じっくり探してみます。

そうそう、ちょっと葉っぱの形がちがうこちらも、植木屋さんに聞いたらホトケノザと呼ばれるようですね。でも、このブログを見た方からご一報いただきまして、こちらの本名は「ヒメオドリコソウ」と言うそうです。これはたいへん、と、ホトケ様とこちらともう一度染めてみましたところ、ほぼ、同じ色味になりました。

Hotokenoza01
※この記述に当たりまして、以下のサイトを参考、引用いたしました。

ホトケノザ

http://ja.wikipedia.org/wiki/ホトケノザ

| | コメント (2)

2009/04/07

シダ・太古の"焦香 (こがれこう)"

Shida_colorShida_sampling09

理科の生物の時間をちょっと思い出してみてください。「被子植物」「裸子植物」というのを覚えていらっしゃいますか。

実は私、大の「裸子植物」ファン。あの、なんともいえないアヤシい、セクシーな雰囲気が好きなんです。

「なんのこっちゃ?」という方のために、ちょっとおさらい。

裸子植物は、原始的な部類の植物で、種子を作るようになった最初の植物であるとされています。なにが「裸」なのかというと、あとで種になる「胚珠」という部分。被子植物はこれが「包まれていて見えない」のに対して、裸子植物はむき出しなのです。
次世代をもうけるための行為は動物も植物もちょっとしたヒメゴトなのに、「むき出し」というところにプリミティブなセックス・アピールを感じてしまうわけですよ。

最も初期の裸子植物は、古生代後期に出現したシダ種子植物です。その後環境が乾燥化するにつれ、イチョウ類・ソテツ類、それにキカデオイデア類が分化しました。さらに後になって針葉樹が分化し、中生代末に被子植物にその地位を取って代わられるまで、その森が地球を覆っていたのだそうです。
被子植物が、鳥や昆虫と上手に関わって次の世代を作ってきたのに対して、裸子植物は「むき出しの」胚珠でひっそりと、でも力強く命をつないできたのです。

そんな太古の昔から暗ーく生き残ってきた「シダ」には、実は結構な種類があります。ワラビやゼンマイはもちろん、ツクシもそう。

二階堂奥の野原。燦々と日の当たるところでウキウキ生えているセリやナズナを尻目に、木陰や崖には、わっさりとシダがはえています。生徒さんたちと調査したところ、トラノオシダ、ゼンマイ、ワラビ、リョウメンシダ、シケシダ、ツクシが確認できました。

Shida_sampling03
トラノオシダ
Shida_sampling05
シケシダ
Shida_sampling08
ゼンマイ

地衣類のいくつかが、ぎょっとするほど鮮やかな色を出すことは知られているので、同じ裸子植物のシダではどんな色が出るかしらとワクワクしながらトラノオシダを染めてみることにしました。

すず媒染で黄色、銅媒染で、古代色でいう「焦香色(こがれこういろ)」になりました。太古のロマンを感じさせる、深くて優しい赤銅色です。




※この記述に当たっては、文中のリンクのほかに以下のサイト、文献を参考にしました。
・光田重光/著 「しだの図鑑」
岐阜大学教育学部理科教育講座(地学)植物図鑑:シダ植物
http://ja.wikipedia.org/wiki/裸子植物"

Shida_sampling06 Shida_sampling07

鎌倉・染色彩時記(染) | | コメント (0)

2009/04/05

蘇芳(スオウ)・いいヲンナの赤紫

Suou01

インド・マレーシア原産のマメ科の高木。マレー語の"sapang"を中国読みした"sufang"が「スオウ」の語源だそうです。

セイヨウアカネ、インドアカネの赤色素は「アリザリン」という物質ですが、スオウの赤色素は心材に含まれる「ブラジリン」という物質です。
スオウは英語ではBrazilian woodと呼ばれているので、これがブラジリンの語源になっているようですね。(あれ、でもどっちが先だろ?)
生薬では「蘇方木(すおうぼく)」「蘇木(そぼく)」と呼ばれ、赤松金芳/著新訂和漢薬によれば、効能は「破血、止痛、排膿、通経、疎風、活血」。広川薬用植物大辞典では「腸炎や赤痢に用いる」とあります。

日本の古代色の中にも「蘇芳色」というのがありまして、これはいわゆる「暗赤色」。マンセル・カラー・システムの表示では"4.5R 3.7/8.8"の色。
「今昔物語集」には「蘇芳色なる血多くこぼれて」という記述があるそうですが、これは乾きかけた血の色を描写しているそうです。

ですが、スオウもほかと同じく媒染の違いによって数種類の「あか」がでます。
今回はアルミで媒染し、染色後にアンモニア水で処理して美しい「牡丹色」、鉄媒染で黒に近い紫「紫黒色(しこくいろ)」が染め上がりました。どちらも、ちょっと艶っぽいお色です。

アカネもスオウも煮出し始めると、ほかの植物とはあきらかに違う、なにやら「あまったるい」香りが漂い始めます。実は私、この匂いがあまり得意ではありません。
なんかね、「女の業」みたいなものを感じていたたまれなくなるんですよ。その場にいると、どうにも「身につまされる」感覚に襲われるのです。

以前、アロマセラピストの友人にその話をしたら、確かにアカネやスオウには、女性ホルモンによく似た作用をするなにかがあるそうで「あなたはそれが体内にたくさんあるから、うざったく感じるのよ。足りない人は、体が必要としているから"いい香り"と感じるはず。」と言いました。

ほんとかぁ? 女性ホルモンの多い少ないと女っぽさは関係ないのか? それとも、私の中にまだ眠っている「ヲンナ」が潜んでいるのか? そこを目覚めさせてくれるような男性に出会えなければ、・・・一生眠ったままかもなぁ(小笑)。

染料として用いるスオウは、日本には生えていません。チップになっているものを専門店から仕入れています。鎌倉近辺でもよく見かける「ハナズオウ(花蘇芳)」は、同じマメ科ではあるのですが、花がスオウで染めたような色をしているからこの名があるだけで、全くの"別人"。残念ながら、赤は染まりません。

※この記述にあっては、文中のリンクのほかに以下のサイト、文献を参照にしました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/蘇芳色
・「草木染 染料植物図鑑」山崎青樹/著

| | コメント (0)

2009/03/12

おつるの"貧乏性的れれれ。"

Chess

私は、ボード・ゲームの類いが全くと言っていいほど、ダメです。

大体、それに時間を使うのが「もったいない」と思ってしまう貧乏性。うまくなる訳ありません。

しかし、「ゲームは、言葉の壁を超えたコミュニケーション・ツールだぞ。」とトモダチのゲームの達人♂がいうので、「そっかー。」と思い直し、最近、チェスを覚えました。

といっても、手取り足取り教えてくれるヒマな人がいるわけもなく、練習はもっぱらコンピューター相手です。

やってみるほどに痛感した。アタシゃ、先を読んで生きていないよ。

考えた末に打った一手。
なのに必ずと言っていいほど、どこかしらから敵の兵がやってきてパクリと食われてしまう。「げっ。」
特に腹が立つのは、忍者のように斜めにひた走る坊主!(ビショップ) "坊主めくり"で出てくる「蝉丸」ぐらいかわいくないっ。

そもそも、「みんなを殺したくない」と思っているので、足軽ちゃん(ポーン)でさえ、進められない・・・。大体、敵の大将を取ろうという気概がちっとも湧いてこない。もういいぢゃん、仲良くしようよ、みたいな・・・。

それにしても、駒の動きに見える人間社会の縮図。夫(キング)をたてておいて、絶大な権力で縦横無人に行き来し、実権を握る奥さん(クィーン)。夫は、自分の周りをちょろりちょろりと動くことしかできません。まるで、頼朝と政子のようではありませんか。

ここぞというとき、洒落たことをやってくれるのは、やはり馬(ナイト)です。動きがちゃんと「ギャロップ」のリズムを踏まえているのが面白いですね。

だいぶ場数を踏んだので、ちょっとはコンピューターに勝てるようになってきました。(レベル1ね。)このサイトのchessはなかなか初心者にいいですよ。
"まこと虫"のようなデザインのビショップが、「れれれのおじさん」のようにヒタヒタ走るのが気に入ってます。

誰か、チェスできる方、今度お手合わせ願います。

| | コメント (0)

«おつるの"半径2キロ的幸せ" その2