2021/06/08

ローゼル 女神の情けの薄紫

Rosel02Rosel01 撮影:飯倉剛氏



【学名】   Hibiscus sabdariffa L. 
【別名】     ロゼリ草、ローゼリ草、レモネードブッシュ、
         Jamaica red sorrel, Indian red sorrel, jelly okra   
【科】      アオイ科 

 

アフリカ北西部原産。(インド、マレーシア という記述も)

別名に「jelly okra」とあるように、オクラと同じアオイ科。
葉に独特の粘液があります。花もよく似ています。

学名にあるHibiscus(ハイビスカス)は、エジプトの美の女神hibisと、ギリシャ語のisko(似ている)が語源といわれます。
花が美の女神に似る美しさであることを表しているそうです。

赤く熟した萼(がく)が「ハイビスカスティー」として利用されています。
クエン酸、ペクチンなどが豊富で風邪予防などに効果があるとされます。

イギリスのサイトには、萼をサラダとして生食、加熱してケーキの香りや色付け、ピクルス、ソース、ジェリーなど幅広く使う、などの記述が見つかります。若い葉もサラダで食べるらしいですよ。
また萼はペクチンが豊富なので、ジャムにも向いているらしいです。
薬効としては、萼の煎じ汁(お茶)は利尿、抗ウィルス、壊血病の治療などに効果。葉の粘り気は、軟膏の助剤として用いられる、とも。

ブラジルに移住した日系人の間では、梅干しを懐かしんで、このローゼルの実で “うめぼし”をつくるのだそうです。おお、ニッポンのソウルフード、梅干し! 梅が手に入らなくて、でもなんとか似たものを! と思ったのですねぇ。「花梅」の名で商品化もされています。

Rosel03 (写真出典)


蜜源の確保のために養蜂家・飯倉氏が育てたローゼルの乾燥した茎葉、萼(実)を分けていただく幸運を得ました。
萼の赤さはアントシアニンと思われます。
酢酸抽出でハイビスカスティーのような赤い染液にはなったものの、絹にけぶった薄紫を留めるのがやっとでした・・・。女神さん、出し惜しみますね。

アントシアニンの色の定着については研究の必要あり!

花言葉は、「新しい恋」 「常に新しい美」。 12/17の誕生花。
実は「乙女の真心」。(10/6の誕生果実)



◎参考サイト

http://ja.wikipedia.org/wiki/ローゼル
http://www.pfaf.org
https://world-diary.jica.go.jp/fukudayuko/culture/post_26.php
https://plaza.rakuten.co.jp/lilyandrose/diary/201312170000/  
http://www.hana300.com/

 



 

 

 

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2021/06/05

お宝もち講座「土曜の午後のコーヒーブレイク」

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みなさん、土曜の昼下がり、いかがお過ごしでしょう。
お宝もちになる講座、お楽しみいただけていますか?

第一部でお話しました「流れをつくる」。
狙わずに、ただ、ただ、その日できる発信や押出しを続けていると、ドンピシャなタイミングで取り込む流れがやってくる。
これ、あんまり信じてもらえないんですよね。

ここのところ、私の工房には次々とお宝がやって来ます。

和菓子「手毬」の女将とは20年来の友人でして、最近はほんと、細々と心温まるお気遣いをいただきます。
ついこの間も、「サンショの枝、切ったので」と、袋いっぱいのサンショの枝葉がカジュのポストに入っていました。

「花」といえば「桜」。「木の芽」といえばサンショのこと。その King of Leaves、妄想が膨らみます。

結局、1/4は干し椎茸、昆布、お茶の葉といっしょに佃煮にしまして、残りは、ずず媒染で絹を染めました。古代色でいうところの伽羅色(きゃらいろ)になりました。

その10日ほど前のこと。染めの生徒さんKMさんが、閉店した手芸屋さんのミシン糸、手縫い糸を山のように寄付してくださいました。見ているだけで心が躍る万華鏡のような糸たち!

こんなにあるなら、緯糸にして織に使うのもありだなぁ、なんて、これまた楽しい妄想にふけっていたのですが、サンショで染めた絹のスカーフの縁をかがるのに糸をさがしていたら・・・ありましたよ、ドンピシャおんなじ色の糸!!

植物で染めた色はなかなか、市販の糸で同じ色を見つけられることはないのですが。

スカーフは、もちろん手毬の女将にプレゼント。染めた絹糸は今後、織に使います。

流れがきれいに循環する中に身をおくことは、ほんとに幸せです。

恵みに感謝。

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2021/06/04

お宝持ち講座「お金の話 Vol.3」

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みなさん、こんにちは。
お宝持ちになる講座でございます。

さて本日は、お金の話の3回目。住宅関連経費に切り込んでいきます。


◆なんで住宅って高いわけ?

もっとも高額な買い物、
毎月もっとも高額な経費となる、家賃
人が、自らの健康を引き換えにしてまで、お金を稼ぐことに取り憑かれる一因でもあるのが、この住宅問題。

収入が安定しない若者が、ネットカフェ難民に陥ってしまうほどの大問題です。

この経費を削れない限り、私がこれまで提案してきたポストコロナのリッチライフづくりは、ただの「絵に描いた餅」になってしまいます。「なんだかんだ言って、金だよ、金!」ってね。

いや、わたしもお金を否定する気はありません。
世の中、極楽とんぼに、好きなことだけで生きていける人ばかりではないし。


誰もやりたがらない、でも誰かがやらなければいけないような仕事についてくれている人、その多くは公務員さんにいるわけで
、そういう人に、ちゃんと税金は払いたいじゃないですか。

だから、そういう人に感謝を込めて気持ちよく税金を収めても、全然困らないためにも、この住宅関連の経費削減には、勇気と英断をもって取り組む必要があります。


◆何が一体、高いわけ?  その1


まず私たちは、住宅メーカーが提示する家の値段を「鵜呑みにする」をやめなければいけません

見積もり明細をじーっくりと一行ずつ見てみましょう。何に一番お金かかってます?

おそらく、「人件費」ではないでしょうか。施工費などの項目がそれです。あと、セット表示にされている「建具」「システムキッチン」「トイレ」「ユニットバス」なども要注意。さりげなく、人件費が隠れています。「そこだけ、自分で手に入れた材料を使いたい」みたいなことを言うと、セットで取ろうと思っていた人件費が表に出るので、いい顔されませんね。


◆何が一体、高いわけ?  その2


さて、上ものづくりの経費を削減できたとしても、どうにもならないのが「土地の値段」

バブル時代を知っている人はご存知ですよね。土地を転がすだけで、信じられないお金が動いたことを。
さすがに異常な地価高騰に歯止めをかけるべく、1989年(平成元年)に土地基本法という法律ができました。
その第4条に、

土地は、投機的取引の対象とされてはならない

という一項があります。何だ、いい法律、あるじゃないの。

「えー、転売って、今でもされてるじゃん! 」
そうなんですよ。こういう法律があるにもかかわらず、今でも、転売に対する厳密な罰則がないんです

いいですか、みなさん。本日のテーマ「勇気と英断」はここで使います。

国会議員の選挙の時、この法律の罰則規定に取り組む議員を選出しますよ!「選挙なんか行っても無意味じゃん」・・・こらこら、今まで学んできたじゃあないですか。ハキリアリのプロトコルですよ。じわじわ攻めますよ。

◎つぶやいてください、ツイッター


◎書いてください、国土交通省のパブコメ、ホットライン!


ステイホームです、時間はあります。今が攻め時。

これで、ポストコロナ時代は、「土地では儲けられない社会」をつくってしまいましょう。
自殺したくなるような高い家賃やローンをなくすために。

最終的には、土地はすべて国有化、が私はポストコロナ時代に必要ではないかと思っています。でも、これには戦後の農地改革並みの大鉈をふるわなければいけません。
そのための地固めを今から始めましょう。


◆必要、不必要を見極める

これまでのこの講座で感じていただけたと思うのですが、幸せの基準を「人との比較」から切り離してしまうと、「見栄」のために欲しいと思っていたものが、全部いらなくなります。

なんとなく「持っていると安心」「みんな持ってるし」みたいな理由で所有していたものを、潔く押し出す流れに乗せてしまうと、意外と必要な空間ってそんなに広くないことがわかってきます。

そして、妄想力を駆使して、自分の暮らしてみたい空間をリアルにシミュレートしてみましょう。できれば下手でも何でもいいので、絵に描くとか、箇条書きにするなど、目に見える形で外に出しておきます。
リアルであればあるほど、必要な情報が入ってくるのです。(取り込む流れ)。


◆実際、家っていくらでできるの?

20年ほど前に、横浜で「100万円の家づくり」 という ワークショップに参加したことがあります。千葉で農園を経営する小笠原昌憲さんは、大工でもなんでもありません。参考書を片手に、手始めに農園の養鶏所を手作りし、請われてあちこちに100万円台の施設を作り、ついには、納屋付きのたいそう豪華な自宅を確か300万円台(ちょっとうろ覚えだけどたしかそのくらい)で作ってしまったという人です。ほったて小屋のレベルではありません。水回りも、暖房機能もちゃんとしています。

「火災保険に入るときに見てもらったらね、家の価値、3000万円って言われて、気分良かったですよ!」と言ってました。

ちいさな模型を手にしながら、家を建てる手順を披露していく小笠原さんの言葉は、「お宝もちになる」ためのヒントが盛り沢山でした。

「サラリーマンさん、よく時間がないって言うんだけど、週末ごとに柱一本ずつ刻んで、貯めていけばいいじゃない」

「ノミで削るのが難しかったら、ホゾを刻むのに便利な電動工具もあるよ」

「どうしても自分では無理なところはプロに相談すればいいし」

「ああ、お風呂はね、ユニットバス買ったのよ。買えばね、取扱説明書が付いてるから、それ見ながら組み立てたの」

これですよ、これ。
この講座でも再三言及したこと。つまり「難しく考えない」。そうですよ。ちょっとずつ、できる範囲でコツコツやってれば、ちゃんとできます。仲間がいればスピードアップもできます。ネットワークができていれば、材料も、買わずに解体する古民家の現場からもらえたりします。

なんか、ワークショップが終わったときには、自分は何でもできそうな気持ちになりましたよ。それだけでも大収穫でした。

もっとタイトに実行したい人には、坂口恭平さんのモバイルハウス 三万円で家をつくる  がオススメです。建築家なのに、家をたてることに疑問をもってしまった坂口さん。ホームレスのお師匠に弟子入りして、本当に3万円で移動可能なお家を作っちゃう。電気も通ってます。
恥ずかしい? ・・・なにと比べて?(笑)  私はちょーかっこいいと思いました。



◆さあ、データ取りだ!

ロバート・B・パーカーというアメリカの推理作家の代表作「探偵スペンサー・シリーズ」。
大好きなシリーズで、全部読んでます。主人公の探偵スペンサーは、古き良きアメリカの男の象徴のようなキャラで、もとプロボクサー、料理が得意で、読書家。行動基準には独自の美学があります。

そのシリーズ5作目「初秋」では、両親に見放され、心にキズを負った15才の少年ポールを、自立させるために、スペンサー流に鍛え上げる下りが一番の見どころになっています。

まず、スペンサーが料理して、ちゃんとした食事をさせる。それからジョギングに連れ出す。さらに、身を守れるようにとボクシングを教える。

そして、なんと、二人きりで、一から家を一軒建てるのです。

いざとなれば自分の住処ぐらいは自分で作る、という、DIY王国アメリカ(過去の話ね・・・) の伝統がここに見えるわけです。

日本も「結の仕組み」という村の決まりがあって、茅葺屋根の葺き替えなどは自分たちでやっていましたね。

まずは、本箱とかの小さな家具あたりから始めますかね。それから物置き、納屋。
そこまでくれば、ほーら、家が見えてきた!

リモートでも仕事ができることを証明できたコロナ禍。ポストコロナはこれをもう少し掘り下げて、東京にいなくても仕事ができるスタイルを確立してしまいましょう。そうすれば、安くて広い土地も手に入ります。畑付き💓

私は今のところ、鎌倉という地縁の中にすべてがあるので、容易に両親が残してくれた家を処分できない状況だけれど、自分で家を作る夢は捨ててません。シミュレートはばっちりです!

次回は「教育関連費」について。

 
<<写真>>

前回の講座でも登場した日高保氏
日高氏は、昔ながらの伝統建築の建材/手法を今の建築に活かす工夫をされています。
もともと、日本のお家は、村人が総出で建てたり修理したりしていました。
そのプロジェクトを「結の仕組み」といいます。

2017年、ボランティアを募集していた藤沢の現場に、竹小舞を手伝いに行ったときのスナップです。
竹も、お施主さんとボランティアが竹林から切り出したもの。
壁の芯となる竹の骨組みづくりは、特別な職人さんでなくてもできる作業なのです。

技術を継承できるだけでなく、多大な人件費削減になります。



◎本日の参考書

改訂新版 100万円の家づくり  小笠原昌憲  /  著

小笠原農場(小笠原昌憲さんのサイト)

モバイルハウス 三万円で家をつくる   坂口恭平 / 著

「初秋」スペンサー・シリーズ第5作  ロバート・B・パーカー / 著

 

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2021/05/29

お宝持ち講座「お金の話 Vol.2」

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みなさん、こんにちは。
「お宝もちになる講座」でございます。

前回から第二部。まずは「お金」の話です。
今日は、その2回目。

お金と向き合うにあたって「そのお金の使い方、無駄じゃね?」という部分を考えるところから始めていますが、前回は「食」。そして今回は「水道光熱費」部門を検分してみましょう。特に注目すべきは「電気」です。

話を進めるにあたって、みなさんには第8回でお話したこのフレーズを傍らに置いておいてください。

「あなたの手元から全ては始まる、ということを信じて疑わないことです。」


ほら、今の私たちには「自分が行動を起こしたら、世の中が変わった」という成功体験が、決定的に欠けているじゃぁありませんか。だから、私がしているちびちびした話なんて、なーんの効果もないと思ってしまいますよね。しかーし。

それは途中で諦めたからなんですよ。
あなたが想像する「劇的な変化」が起こらなかっただけなんですよ。

お宝持ちになる道は「継続の道」。そして小さな仕事は何であれ「すべて変化」なのです。あ、そこのゴミ、はい、ゴミ箱入れて。だから、疲れない方法、楽しく続けられる方法を模索することが大事なのです。・・・第一部の復習でした。

さて今日は、稼いだお金のうち、どうしても使わなければならない「水道光熱費」のうちの「電気」に焦点を当ててみたいと思います。

今日のお題「皆さん、月々の電気代、いくらぐらいですか?」

2011年3月の福島の事故を経験して、地元の建築家・日高保氏の提案で、カジュの仲間と「鎌倉エネルギーカフェ」というプロジェクトを立ち上げました。2013年から毎年、年10講座程度を企画し、時には専門家をお呼びしたり、実験をしたりして、原発に頼り切りになっているエネルギー問題を、もっと手元に引き寄せて、新しい安全なエネルギー供給、そして賢い使い方の道を模索してきました。

そこで得たことを少しご披露しようと思います。

私たちの生活は、年々「電気偏重」に進んでいます。いままで手動で済んでいたものが、次々と電化。それを政府は「CO2削減に貢献」と豪語しますが、騙されちゃぁいけません。
その電気を生み出す過程で、各家庭に届くまでの過程で、ものすごーい量のCO2が排出されているのですから。

「だって、火力発電じゃないし、原発ならCO2出ないじゃん」?

違うんですよ。原発の施設を作り、維持するために、CO2はたいそう排出されてます。一番の問題は「送電」です。エネカフェで勉強してわかったことなのですが、今の電力供給のスタイルは、一箇所で大量の電力を生み出し、それを長い距離を伝って送電して供給するというもの。その送電のための装置をつくる工事を想像してみてください。CO2出まくりです。で、なんと、

送電の過程で最低でも5%〜10%の電気のロスが生まれているんです! (これは公式発表の数字で、私たちの勉強では実に40%という例も見られることがわかりました。) 送電の際に生まれる電気抵抗が原因です。「なんだ、ちょっとじゃん」? いえいえ、5%でも原発10基分ですよ!

あ、ついでに書いちゃうと、今日本にある全ての自動販売機が撤去されると、原発2基いらなくなるという試算もあるんです。

どーです、これ。

ちょっとばかり、おののいていただいたところで、話をもっと私たちの手元に引き寄せてみましょう。

どうしてそんなに電気が必要なのでしょう。
あ、そこの独身貴族の残業残業でお仕事漬けの、あなた。普段ボーナス何にお使いですか? え? 電化製品ヲトナ買い? やっぱりね。家電量販店、未だに破竹の勢いですな。
でも、その家電、ほんとに要ります?

私たちの生活で電気は何に使われているでしょうか。エネカフェでは主に下記の4つだね、と結論づけました。

・照明 (電気を光に変える)

・通信 (電気を信号に変える)

・各種工具 (電気を動きに変える)

・熱(冷) (電気を熱に変える)

このうち、最後の「電気を熱に変える」がもっともエネルギーの無駄遣いだということが勉強で明らかになりました。

電気はなるべく、光や信号、動力に変えることに使って、熱(冷)に使っている部分は、見直す必要があります。
あ、動力については、この講座に参加している方は、少しずつ「手動」というクリーンエネルギーにシフトしてくださいね。

なのに「安全」を謳い文句にIHだの、冷暖房機だの、どんどん電化しているのよねぇ・・・。
ま、文句言ってても、いい流れはつくれません。できるところからやってみましょう。

・電気ポットは使わず、お湯はヤカンで沸かして普通のポットに入れておく。
・電気カーペットを敷く代わりに、温めた空気が足元に流れるように、送風機を使う。

一番のネックは冷暖房でしょう。暖房はまだガスや灯油がありますが、冷房はほぼ電気です。
エネカフェでは、冷房を使わずに夏を涼しく過ごす研究をずいぶんとやりました。で、わかったこと。

暑い、涼しいは「温度」には直接関係ない。問題は「風通し」である。

日高氏が放射温度計で計ったところ、カジュでも夏は室内31℃だったりするのですが、体感温度はどう考えても27,8℃なんですよ。
カジュは典型的な日本家屋でして、はじめの15年は冷房がありませんでしたが、不自由はしませんでした。だんだん外気が暑くなり、ひと部屋だけエアコンをつけましたが、それがあれば38坪全体が快適です。
家の向き、ひさしの角度と長さ、そして、風通し。それらが、自然の動きを十分に観察した上に計算され尽くしているので、家自体が省エネにできているのです。

外気が暑くなってしまったのは、エアコンの普及率が上がって、室外機による熱が大量放出されたからでして、みんなで覚悟を決めてエアコンを止めたら、気温はぐっと下がると思いますけどね。

経済優先の現在の住宅設計は、土地の有効活用のもと、自然の動きを無視した作りが多いので、無駄な電気を使わないと暮らしていけない。これにはぜひ、みんなでNOをつきつけましょう。一生の買い物です。いけません、そんな住宅買っちゃ。
手を動かす場数を踏むと決めたみなさんなら、驚くほど安価に、快適な住まいが手に入りますから! (後日特集)

さて、「熱」の方ですが、そうなると、「火」と上手に付き合う方法を考えなければいけませんね。
ここから先の話は、「安全に」がとても大事になってきますから、決して無理な実践はしないでくださいね。

エネカフェで一番人気だった講座が「でんきないとかふぇ」。もう3回実施していますが毎回満員御礼です。
講師の佐野武氏・大野右子氏が、江戸時代から使われていた様々な生活用具のコレクションを披露しながら、電気に頼らない快適な生活の技を教えてくれます。
佐野&大野、そしてエネカフェのスタッフの一人は月々の電気代3,000円台! (私はまだ5,000円を少し切るぐらい)

使用済み食料油をつかったオイルランプ、オイルストーブ、それを植木鉢と組み合わせたおしゃれな暖房器具・その名も「テラコッタツ」などなどの、目からウロコの「非電化生活用具」の作り方、使用方法の数々。
どれもみーんな、今日から始められるアイディアばかりです。
右子さんが、私たちの目の前で、七輪でパンを焼いて見せてくれたときは、会場からどよめきが起こりましたよ。
具体的なレシピは、後日、第三部でご紹介しますね。

要は「生活を昭和30年代にもどしてみる」ということに、まとまるかと。
そのくらいが無理せず楽しめるバランスの良さ、と判断します。
コロナ騒動が収まりましたら、鎌倉エネルギーカフェを再開いたしますので、そのときはお知らせいたします。

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カジュの裏庭には、ご存知、石窯がございます。20年前に、近所の石屋さんに古い大谷石を無料で分けていただき、ワークショップ形式にして6人ほどで手作りしました。(徴収した受講料でモルタルなどの材料費を工面!)

はじめは満足に火を熾すこともできなかったのですが、ま、場数を踏みまして、今ではサクッと昼ごはんにパンを焼く、友達と肉料理を楽しむぐらいは「日常」になりました。
薪は、庭の樹木の剪定材。出た灰は畑と染めものに活用。きれいに流れが循環するようになりました。
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ここまで来て、お気づきになった方もあると思います。
そうです。
電気に頼らない生活の知恵を身につけるということは、「災害に強い暮らしが手に入る」ということでもあるのです。これは価値ある「お宝」といえるでしょう。
今は、ガスストーブにも着火や送風に電気が使われるし、電話も電気なしではかからない。そんな恐怖から解放される手を考えていきましょう。

今日から原始人になれ、ではなく、できる一手から始めてみましょう。その不必要な電化製品に使っているお金、「お宝持ち」になるための投資に回してください。

仕込み」をしっかりして、飲み物は、美味しいものを自宅から持っていきましょう。自販機に電気を使うこと、そしてお金を使うことほどバカげたことはありません。(せめてソーラー導入して自販機自家発電!)  原発2基! しかも大量の缶・プラのゴミが出る。ゴミ処理はCO2排出の元凶のひとつです。それで温暖化すれば、あなたの家の冷房費がかさむのです。

最後に少し話を俯瞰に戻しますが、電気は大量に作って送電、ではなく、地域地域の単位で小さく発電、小さく活用、がもっとも有効なシステムである、ということが、エネカフェのたどり着いた答えです。

私たちは自分の手元→地域→国→地球の順番で、この問題に取り組んでいます。
これがすなわち、私たちの稼いだ「お金」という元手の無駄遣い防止に役立ち、「お宝持ちになる」ための資金が増えることになるのです。

私はいま、ポータブルソーラー発電の導入を検討中。パソコンの電気ぐらいは自分でなんとかしようかな。

次回は、いよいよ大物「住宅関連費」に切り込みます!


<<ブログ冒頭の写真>>

鎌倉エネルギーカフェが理想とする暮らしの様子を、イラストレーター・ナツマヤ さんが描いてくれたもの。地域単位のエネルギー循環と、人のつながりを大切にした楽しい暮らし。

いろんな工夫が潜んでいるので、ぜひ、拡大してご覧ください。

◎本日の参考書◎

・「減電社会 〜コミュニティーから始めるエネルギー革命〜小澤祥司/著
・   非電化工房

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2021/05/23

お宝持ち講座「お金の話 Vol.1」

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みなさん、こんにちは!
再び、「お宝持ちになる講座」の時間です。

第一部、5つの準備体操を終え、今回からはさらに話を広げていこうと思います。

まずは、そう、避けては通れない「お金」の話を数回に分けて書いてみようかと。

私たち日本人は、小・中・高の、どの教育課程においても「お金」の扱いに関する教育を一切受けていません。教育の現場という「聖域」を、お金から遠ざけたいという、実にウツクシイ伝統にのっとった結果ではありますが、「扱いにくいものには触れない」という悪しき伝統の結果、といえなくもないですよね。あ、これ、「戦争」についての教育も然り。

そーはいきませんって。

お金は、農業でいえば「水」。よりよい扱い方を心してこそ、よりよい実りにたどりつけるというものです。文科省さん、そろそろ、この問題に向き合いませんか。子どもたちをお金の奴隷にしないために。

どうも私たちは、わけもなく「お金がなくなる」ことに恐怖感を抱いていないでしょうか。その恐怖心がときには死を選ばせることも。由々しきことですよね、これ。

私も子どもを育てているときは、この恐怖心と戦っていました。それで息子との大事な時間より「稼ぐ」ことを優先してしまったことも多く、そのことはほんとうに後悔しています。モノ作ってるんだから、いざとなったら、道端にゴザを敷いて売るぐらいの覚悟はあったはずなのに・・・。

今は自信を持って、経験から言えます。無くなって困るのは、お金より「いい人間関係」の方。逆に、これさえしっかりしていれば、お金に置き換えなくても手に入るものは多いです。友達に集れ(たかれ)、と言っているのではありません。あくまでも「いい流れをつくれれば」ということです。

ということで、さしあたってこの講座では、自らの手を動かすことで、お金に使われない人生の提案を試みようと思います。
そこで、お金を今までの例に従って、以下の2つの側面から捉えます。

押し出す流れ ・・・お金の使い方
取り込む流れ ・・・お金の稼ぎ方

さらに、押し出す流れの中の方は、生きていくのにどうしても必要な5つの項目に分けて掘り下げてみようと思います。それぞれの項目で現在使われているお金は、ほんとうに必要な額なのか、ということを考えてみましょう。

・食費

・水道光熱費

・住宅関連費

・教育関連費

・医療 / 社会保障関連費

それに先駆けまして、まず心すること。
今まで私たちは、「お金を使う」= 消費と思い込んでいませんでしたか? 費えて消える・・・押し出す流れに乗せるということは決して費えて消えるということではありません。新鮮ないい空気を取り込むための「吐く呼吸」でしたよね?
つまり、いい押し出す流れに乗っているものは、すべからく「投資」といえるのです。
ですから、今日から「消費」という言葉は封印いたしましょう。お金を使うのは、あなたをお宝持ちのリッチライフに導く「投資」と位置づけます。

で、今日は、一番手を付けやすいと思われる「食費」からいってみましょう。

まず、今の生活で、あなたが「食」に関して使っているお金はどのくらいか、ちょっと考えてみてください。その食費は、すべて「投資」といえるでしょうか。

単純に考えてみて、毎日の食事を面倒くさいから、あるいは時間がないから、などの理由で外食ばかりにしていると、自分で料理する生活に比べ、約3倍強の食費がかかっている計算になります。
だから「外食はやめましょう」・・・じゃなくて。その大切な人との会食の時間が、かけがえのないものであれば、それはりっぱな「投資」。大事。

明らかにただの「消費」に陥っている部分を見直して、ちょっと手をかけるだけでも、経費を削減できます。「手をかけるって、材料とかお金いるし。夕食をカップラーメンにしたほうが安上がりじゃん」と思う方。ええ、日本のカップラーメン、ほんっとによくできていて美味しいです。でもですよ、それで夕食を済ませた日、いつもよりたくさん間食してません? 食べても食べても満腹にならない、そんな感覚、ありません? ・・・実は、あんまり削減になってないんですよ、それ。(実証済み)

削減できた、ということは、その分は稼がなくてもいいということ。その分の稼ぐ「時間」を別のことに使えます。これはポストコロナ時代のリッチライフづくりには重要なポイントです。(「時間」については後日特集ということで。)

そして、他のどの項目よりも「質を大事にすること」も大切です。つまり、食は健康に直結するので、ここだけは「やすかろう、わるかろう」とは手を切るべきです。(あくまで、できる範囲で。逃げ道確保のたなかです)

現在の政府は、ご存知のように、あまりにも「経済偏重」の舵取りです。安全よりお金。なので、野菜一つとっても、米国の顔色を伺って、遺伝子組み換え品に堂々とノーが言えない。こまったもんですな。経費を抑えるために、怖い素材が出回りやすいのが外食産業界。われわれ消費者は、もとい、投資者は、心して目を光らせてまいりましょう。

心の支えになるような外食は大いに楽しむこととして、毎日の食事は、いい素材で自分でつくってみる。素材を吟味しても、外食よりはお金はかからないはずです。

お弁当、つくってみませんか。

私は仕事の流れが止まるのが嫌なので、仕事場を離れなくていいし、ほとんど毎日お弁当派です。
作ってて思うんですよ、この、ちっこいお弁当箱に食材をツメツメするという、なんともみみっちい作業が、盆栽や箱庭にも通じて、実に日本人DNAを呼び起こすな、と。
「こ、この隅がどうしても埋まらないっ」というときの、自分でも驚きの脳の回転。探すわけです、隅のための何かを。そこでプチトマトや一片のブロッコリーのありがたみに気づく・・・お宝な時間です。

毎日楽に作るには、前述の取り巻く流れの「仕込み仕事」が大事です。これさえしっかりしていれば時間はかかりませんし、ツメツメするのは楽しいっす💓 かわいいお弁当箱、機能性の高いお弁当箱(日本はこれ、すごいですよね!)などを手に入れると、ますます盛り上がります!
それに「取り巻く流れ」がうまく回っていれば、一個のお弁当、スープ付きでも200円はかかっていないと思います。しかも食材は自分で選べますから、安全安心。食べ終わったあとゴミも出ません。いいことづくめです。

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食材にはぜひ、自分で育てたハーブやお野菜をちょびっとでいいので、取り入れてみましょう。そう、そこの植木鉢で育てたパセリ!  隅、埋まった!
ここまでくれば、あなたの食費は今までの半分以下になっているはずです。畑が充実してくればさらに下がります。
その分のお金、稼ぐのをやめるもよし、前から考えていた「投資」・・・学びたかった何かの月謝に当てる、体のメンテに酵素風呂に行ってみる、家庭菜園の道具を買う、などに当てて、いい流れを呼び込んでみるのはどうでしょう。

毎日なんのために仕事しているのかな、とよく考えるのですが、私の場合、今ははっきりしています。
「全ては旨いメシのために」って太字にするほどのこともないか・・・。
なので、この件に関してお知恵をお持ちの方は、ぜひ、ぜひ、ぜひ、たなかにご教授ください。お願いします。

今日は畑仕事もしたし、ブログも書いて頭使ったし、コンビニにチョコを買いに行くか・・・いいんですっ。これは大事な心のチャージなので!

次回は「水道光熱費」の無駄について考えてみたいと思います。鎌倉エネルギーカフェでの勉強の成果をちょこっとご披露!


<<ブログ冒頭の写真>>


お金に置き換えるのもなんですが、お得感がわかりやすいので計算してみました。

毎年夏の畑(家庭菜園のレベル)で育てている中玉トマトとプチトマト。
中玉トマトは3〜4株で最低で1シーズン1kg、プチトマトは7株で1シーズンで最低3kgほど穫れています。一応、無農薬の有機肥料栽培。
苗はどちらもホームセンターで一番安い98〜128円のを買っていますが、3年ほど前からは自家採りの種で育苗したものも4株ほどあるので、費用は全部で700円前後。
今年から肥料はコンポストのみ、灰もピザ窯から出たものを使っているので、いずれも無料。水は井戸水でこれも無料。

同じレベルのトマトを生協のカタログで見ると、中玉は250gで322円(税込)、プチトマトは300gで397円。
すると、私はひと夏、中玉1,288円、プチトマトは3,870円分作っていることになります。
1288+3870-700=5,746円のお得。

プチトマトの1/4はオリーブオイル漬けのドライトマトを作ったりします。
イタリアのブランド「イナウディ」の同じ商品は180g(オイルの重さ込)で1,328円(税込)。オリテラのエキストラヴァージンオリーブオイルは1リットルで840円前後。これで同じものが10瓶はできます。トウガラシは畑のものを使い、にんにくを1個250円(10瓶に十分!)で買ったとすると、
1328×10-(840+250)=12,190円のお得。

5746+12190=17936≒18,000円を時給1000円でバイトして稼ぐとすると、18時間働かなければいけません。


ですが、庭の畑だと、仕事の合間に1,2日置きにちょこちょこ(1日15分程度)手入れすればいいので、2ヶ月間の畑労働を全部合わせても、4,5時間ぐらいにしかなりません。トマト以外の7,8種類の野菜の世話も含めてです。

これに、芽吹きや実りのワクワク感という「お宝」がついてきて、私の場合は収穫後の茎や葉で染めもするので、「お金でトマトを買う」をやめただけで、とってもオトクなリッチライフが手に入ったことになります。



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