2025/01/22

うれしいできごと。

1b88691af9754598bbd759ed9ee757b0 822447df38724f9b930c238806a5df57


昨年10月の「伊と彦と帯」展に出した帯がめでたくお嫁にゆき、仕立て上がった帯をしめてくださった写真が届きました!

見捨てられていた絣に括られていた糸束を、ほぐして織り込んだ一品。
ずっと「生きてくれ」「蘇ってくれ」と祈りながら織ったものでした。

Kasuri02 Kasyri01 Kasuri03

こんな華やかなお着物に合わせていただいて、嗚呼、祈りが通じたのだ!と心が号泣いたしました。

冥利でございます。
感謝。

| | | コメント (0)

2025/01/09

おでかけ。

473000697_8608314762606997_1135651861118

昨日。
お正月の人出も落ち着いたであろうと思い、半径2キロのヲンナはお出かけを決行。
2,3日前から乗り換えやコーデなど、にゅーねんに計画を立てる。
(この時間が一番たのしい)

まずはずっと観たいと思っていた映画「侍スリッパー」を。
もう終わってしまったかと諦めかけていたが、なんと黄金町のJ&Bでかかっていたという!
この映画、なにがすごいって、「自主制作」というところ。
コメ農家の監督( ! )が書いた脚本があまりにも素晴らしくて、東映の京都撮影所が協力を承諾してくれたというもの。
スタッフ・キャストが合わせて10人しかいない。にも関わらず、みんながその脚本に惚れて完成させた、まさに「手仕事」の作品。
はじめは単館上映だったのに、口コミで噂が広がり、全国上映になっただけでなく、北米最大の映画祭、モントリオールのファンタジア映画祭で大絶賛。

ほんっとに面白かった!

イイもの作るって、「総制作費◯◯億円!」とかぢゃないのよ!
愛なのよ、愛!・・・って心で叫んでしまった。
前から大好きだった山口馬木也さんの殺陣!!
もう人間国宝でいいと思う!

そこからの蔵前。
彫刻家はしもとみおさんのグループ展へ。

なんかなぁ、敗北感に近い感動をおぼえましたぜ。動物の木彫なのだけれど、生き物に対する はしもとさんのふかーい愛情がほとばしっていて、私はこれほどの愛をもってことに当たっているだろうかと考えさせられました。

〆は虎ノ門。
志村ふくみさんの100歳記念展

世田谷美術館の時に比べると作品数は少なめでしたが、丸まった背中をびしっと伸ばしていただきました。
糸染め、出直しだな、アタシ・・・。植物染は渋いのが味、なんて甘えているところがあったけど、志村さんの色はどこまでもキリッと澄んでいる。発色が違う!
今年はこれをテーマにしよう。


よし、インプット、ばっちり。

| | | コメント (0)

2025/01/08

2025、始動!

あけましておめでとうございます。

昨日、教室初めでした。
今年もよろしくお願いいたします。

| | | コメント (0)

2024/12/29

今年もありがとうございました。

471570263_8547684382003369_8568845052671 471738464_8547684358670038_5214594426108

今年も残すところ3日たらず。
28日は、明王院のお不動様の御縁日、護摩焚き法要に列席させていただきました。

明王院さん、いつも暮れの28日にはお屠蘇づくりなどのたのしいワークショップもあって、毎年ずっっと行きたい行きたいと願いながら、年末の大掃除やお正月のしつらえ、業者さんへのご挨拶などに追われて、かないませんでした。

が、今年は奇跡的に27日ですべてが終わったという!

美しい境内の軽やかな空気感の中、久しぶりの護摩焚き法要。
実は中学・高校で密教にハマり、それが嵩じて大学3年の時にブータンまで行ってしまった私。
たくさんの参列者とともに発する観音経と真言の雨に身を浸す時間は、至福のものでした。
こびりついていた余計なものをすべて洗い流していただきました。

ご住職のお話。「今年は新しい試みもいろいろやってみました。でも、結果は思い描いていたものとはちがって、いつも何倍も予想を超えていました」
ふむ、自らを振り返ってみても、良くも悪くも、狙ったとおりに企画の結果が出ることはまずないな。
機織りでも、私がちっこい頭で「狙ったこと」など、だいたい覆されているし。むしろ、周りに散りばめられたいろいろな「伏線」を読み解いて「ならば次の一手はこれか?」ぐらいの気持ちで取り組んだことの方が、実りが多いような。
裏切られる結果もまた答えなのだと、改めて教えていただきました。

また「悲しい時だけでなく、楽しい時にもいらしていただけるお寺でありたい」とのお言葉にも、人の心に寄り添うご住職の矜持が見えました。

はい、またぜひお参りさせていただきます。

今年のお正月のお花はレインボーステイのまきこさんにいただいた竹、お庭の万両、千両、椿と植木屋さんにいただいた松。
ゆく年くる年は麗さんの花入で。

今年もほんとうにお世話になりました。

みなさまどうぞ佳いお年をお迎えください。
感謝をこめて。

たなか牧子拝

| | | コメント (0)

2024/12/24

注連かざり

| | | コメント (0)

«ナラタケモドキ・日陰者の白橡(しろつるばみ)