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2007/09/30

2007/09/30

糸へんの仕事

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織り機を使うものだけが「織」ではないなぁ、と思うことがあります。織り機を使うと言うことは、それだけ窮屈な制約が多いということです。
一度経糸をセットしてしまったら、運命は半ば決まってしまう。人生で言えば、DNAが変えられないのと同じです。
ですから、その後の人生の出会いが「緯糸」とのコラボということになりますですね。

・・・とそんなにおおげさなことを考えて織っているわけではサラサラないんですけど、時々、「自由になりたーい」と海に向って叫びたくなる瞬間が皆さんにもあるように、織り機の制約から完全に解放されて糸と遊びたいと思うことがあります。

そんなときはフェルトをつくってみたり、編み物したり、ミシン刺繍なんかしてみたりします。

写真の作品は、海で拾ったガラスの小びんに極細の真鍮のワイヤーを巻き付けて、からめながら網にした作品です。
ワイヤーの網は、そのビンの形にあわせて勝手に「増殖」する感じで、自分の意志を自由に操って何かが作りたくて始めた作業のはずだったのに、気がついたら、素材に「動かされていた」という感じでした。
時間を忘れてはまれました。

作品のタイトルは「花音(かいん)」。花便りという意味です。

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ウテと展覧会

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Ute Elisabeth Herwig & Makiko Tanaka
★ウテ・エリザベス・ヘルウィグたなか牧子二人展
"Verbindungen" - 絆 -

トラーベ・アート・フェスティバル2007 in 鎌倉にさきがけて、参加アーティストのウテ・エリザベス・ヘルウィグとつる(たなか牧子)は、「つながること」をテーマに、展示を行います。

彼女は、2005年のドイツでのシンポジウムで縁のできた人で、それこそ、出会う前から、山のようなe-mailのやり取りをして、習慣の違いだの、言葉の違いだのを お互いよじのぼって乗り越え、よかれと思ったことが裏目に出たり、もう一回裏目に転んで絆が深まったりしながら、お互いを知る道のりを歩んできました。わかり合う、というプロセスで一番大切な要素は、「わからん」というところから始めることですね。相手の言うことを耳かっ穿じって聞く、わかってもらうために言葉を尽くす、この繰り返しで、やっと半分ぐらい伝わる。で、何事もけっしてネガティブな裏をかかないこと。「こういってるけど、実はこうに違いない」のような憶測が、よい方に向くことはまずありませんね。

誤解が生じるのは、むしろ長年の付き合いの、日本人。「このくらい、わかってくれているに違いない」という、根拠のない思い込みが、たいへんな行き違いを生むことが、イベントのメイキングの過程などでよくおこります。とくに日本は、相手に対する「言わなくても分かってよ。」という無言の要求が横行している社会です。そして、その要求をいかに察知するかが日本のヲトナの条件な訳で、私のように気の利かない人間(しかも女)ははっきり言って失格かも。(笑)

さて、今回の展覧会では、ウテと私は、自分たちの作品をコミュニケーションツツールにして、会話を構築してみてたいと思います。
ウテは、144にも及ぶ、小さな平面絵画のピースによる、9つのシリーズを、たなかは、4 - 7のピースのフェルトと織りのシリーズを展開します
2005年に導かれるようにドイツで出会った私たちは、この一週間でまずは再会を喜び合いたいと思います。東京へお出かけの方はぜひ、お立ち寄りください。
10日は夜20時よりレセプションです。そちらもどうぞ、ご来場ください。

<会場>オーアーゲーハウス東京、ロビー

<会期 >10月8日(月)-10月14日(日) 平日10時-20時(日曜17時まで)

<オープニング>10月10日(水)20時- 22時

※社団法人ドイツ東洋文化研究協会

1873年ドイツ貿易商、学者、外交官によって設立された団体である。東アジア及び特に日本に関する知識を広めることを目的としている。

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