いやん、ばかーん。
「なんでこんな男に惚れる?!」「なんでこんな女に振り回される?!」・・・。この問いは人類の永遠の解けぬ謎。
優しくて、男らしくて、ルックスがよくて、お金があって、と条件がぴったり合った人を好きになるかと言うと、そうでもない、というか、まずない。特に、その条件があまりにも最初から「明らかな」場合は、いい人だなぁと思うことはあっても、感情を揺さぶられることはあんまりありません。(あ、でもその条件が小出しに後からわかる、というのは、いいかな。勝手ですが、ふふ。)
美術館でゆっくり時間を過ごすと、時々、たまらなく惹かれて何度も何度も見に来てしまう、という作品に出逢うことがあります。抽象であったり、具象であったり、クラフトであったり、彫刻であったりと分野は様々で、そこには一見なんの脈略もないのですが、ひとつだけ共通点があることは自分でもわかっています。
足か留ってしまう作品にはどれも、たまらなく想像力をかき立てられる'余白'があるのです。
私の場合、すべてが明快に説明しきれているものには、「納得」はできても「魅了」されない。ここが人間の愛憎ドラマのキーワードでもあるような気がします。
作者があえてそこで筆を置いた、そのわずかな「空白」に無限のメッセージを感じてしまう・・・これが「魅惑」の正体では?
殿方、意中のヒトがいらっしゃいましたら、あんまり手のうちをしゃべらない方が得策です。ぽそり、ぽそりと"キーワード"を置いてゆく・・・できれば、相手のキーワードを受け取りながら。
ヲンナはこれでイチコロざんす。
冒頭の写真は、去年の秋、品川駅のタクシー乗り場で思わずシャッターを切ってしまった一枚。午前中のことでしたが、その前の晩にここで繰り広げられた小さなドラマに、妙に心がかき立てられてしまいました。靴脱げて気がつかないほど、この人はなんで飲んだのかなぁ。振られたのかなぁ、上司にいじめられたのかなぁ、あまりにうれしいことがあって舞い上がってしまったかなぁ。想像力をかきたてられますねー。けけけけけ。
今日から仕事します! (一応1/7まで閉まっているけど) やっぱ仕事して元気になる私、のようです。(笑)
今年もどうぞよろしくお願いいたします! 今年は謎めいたヲンナで参ります。ふっ。
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コメント
これも又ARTですね〜この靴何処に向かっているのやら、何か言わんとしている様な・・・一つのドラマです!
今年もヨロシクです♡
投稿: midi-jimucho | 2008/01/04 14:11
いつもやさしいコメント、ありがとうございます!
こちらこそ、きっとたくさんお世話になります。
今年の春は、カジュ祭または路地フェスタに復帰してください!
よろしくお願いいたします!
投稿: つる | 2008/01/04 15:55