学べるヨロコビ
1/31までのたなか牧子造形工房の教室展は、特に寒い一週間だったにもかかわらず、予想を遥かに上回るたくさんのお客様にお越しいただき、盛況のうちに終了いたしました。
思いっきり自慢ですが、「え、これ、非売品なの? 欲しかったのに・・・!」という声もたくさん聞かれるほど
魅力的な作品が多かったですね。
前の日記にも書きましたが、私自身、とても勉強させていただきました。例えば、得意で多用している「浮き織」という技法。同じ技法なのに着想が違うと、全く印象の違うものができる・・・これはほんとうに不思議です。
自分では苦手意識からなかなか手を出せないでいる色も、「なるほど、このように使えばこんなに素敵に・・・!」 と目からウロコがぽろぽろおちる発見がたくさん。
織りや染めは、ゴールの遠い仕事です。結果がすぐ出るのが当たり前の今の時代では、制作のモチベーションを保つのは難しい面もあると思います。ですが、いろいろな「答え」はその長いプロセスの中にこそ、潜んでいるのだと思います。そして、皆さんが作られたものの輝きは、お世辞抜きで、けっして付け焼き刃では出ないものです。そんな輝きのあるものは、人に使われることによってさらにメッセンジャーとして心を届けてゆくのだと思います。
そんな現場に立ち会えたことを、心からうれしく思いました。これからもどうぞよろしく。お互い、素材との真摯な会話を通してイイモノ作って参りましょう。
感謝。
会場の様子はこちらのアルバムをご覧ください。
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コメント
素晴らしい事ですよ〜自然体って言うか糸を同じ植物で染めたつもりでも違った色に染め上がったり世界に一つでしょう!
そういう環境でのお仕事♡確かに毎日が勉強ですよね「ブラボ〜」
どんどん良い物を生んで行って下さいね。
投稿: midi-jimucho | 2008/02/05 18:31
楽しく精進いたしまーす!
投稿: つる | 2008/02/06 10:48