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2008/03/19

2008/03/19

カラスノエンドウ・ときめきの翡翠色

Karasu02 Karasu01

3月を過ぎる頃から、工房のメンバーは俄然「殺気立って」(笑)野原に目を光らせるようになります。カラスノエンドウが出てくるからです。

何度も書いている事ですが、植物染色で得るのが難しい色のひとつが「みどり」。
ほとんど「みどり」の草から色をもらっているのに、不思議です。

別名ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)。マメ科ソラマメ属の越年草。鎌倉では至る所で見られます。
数年前までは、取り頃はゴールデンウィーク頃だったのですが、だんだん顔を出すのが早くなってきて、最近では、3月中旬ごろから目が離せません。

原産地はオリエントから地中海あたりといわれており、古代においては、意図的に栽培していた野菜だったようです。今では完璧に雑草扱いですが、私は、若葉を摘んで、茹でてゴマ和えにしたり、天ぷらにしたりしています。とうがたってくると筋っぽくて美味しくないので、今頃がいいと思います。
中国では、薬草としても知られていて、血行をよくしたり、胃炎を癒したりする効能があるのだそうです。

花が咲く前の若い葉をアルカリ抽出して銅媒染します。目の覚めるような、透明感のある翡翠色が得られます。
花が咲いた後だと、アクが強くなって、それが染色すると、シミになってしまうことがあるので注意が必要です。
煮出すと、豆を煮るときの独特の匂いがします。「ああ、マメ科だなぁ」としみじみいたします。

初夏にかわいいピンク色の花が咲きます。
カラスノエンドウより一回り小さいスズメノエンドウは、花がやや紫がかっています。こっちも同様に緑が染まります。

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