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2008/06/02

2008/06/02

皮の下の・・・。

3gaikotu15


私は子供の頃に、ちょこっと北海道に住んでいたので、スケートが得意です。

といっても、荒川静香さんのような優雅なフィギュアスケートではなく、ただひたすら「速く滑れっ。」という、あのスピードスケート。
冬の体育の授業はほとんどスケートなので、いやでも少しは上手くなります。
あまり小技で遊べないのではっきり言って飽きますが、スピード感はフィギュアの比ではありません。広い氷に思いっきりフルスロットルで乗るのは、かなりの快感。

ところが、ある日のこと。
足下が狂って、スピードに乗った体が宙に浮き、そのまま後頭部からリンクに落っこちました。
一瞬目の前が真っ暗になって、景色が吹っ飛び、しばらくしてようやく周りの人に起こされたのですが、なんだかフラフラ・・・。

さすがに心配した母が、家にたどりついた私をすぐに病院に連れて行きました。
吐き気はするし、耳鳴りはするし、相当に不機嫌だった私。すぐさま、頭蓋骨のレントゲンを撮ることになりました。

そして、写真が出来上がって診療室に呼ばれた私は、世にも滑稽なものを目にしたのです。
自分の頭蓋骨。あまり見たことある人はいないでしょ? あれはびっくり仰天です。

あんなに不機嫌な顔していたはずなのに、写真の骨は、歯が奥までばっちり写っていて、しかも、ぐっと噛みしめていたものだから、「にかーっ」と笑っているんですよ。

そのとき、不機嫌な頭でちらっと悟りました。
はん、そうか。いやなことも、しかめっ面も、涙の跡も、すべては「皮」の上のことなんだ。

骨は、今日も皮の下で笑っている。

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