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2008/06/30

光彩

Glass_watarai_2

最近はめっきり、海辺を散歩しなくなってしまいましたが、以前はよく材木座海岸を朝、歩いていました。

海岸べりにはいろいろな人がいます。サーファーさん、漁師さん、犬の散歩の人。そして私のように拾い物にいそしむ人。

私の拾い物のテーマは、ガラスの小瓶。
材木座海岸は内海で、湾には、流れ出ずに沈んでしまった古いものがいろいろあります。それが台風などのなにかの「イタズラ」で、浜に出現するのです。鎌倉時代の武士が乗っていた馬の歯などという珍物も拾えます。

広い集めたガラスの小瓶は200本あまり。カジュの床の間の違い棚に並べてありますが、ついこの間、その瓶を見たいと言う写真家の方が訪ねて見えました。

渡会審二さん。鎌倉在住のプロの写真家さんです。「すごいですねー。」とガラス瓶に飛びつき、「お借りしていいですか」と言われたので、「どうぞ、どうぞ。」というと、少し持って帰られました。

波によって銀化したガラスの小瓶たちは、不思議な光を放ちます。それがプロの写真家の方には大きなインスピレーションになったようで、今日、素敵な写真をたくさん頂きました。

縁は異なもの。
なんとはなしに拾い集めていたものが、こんな化学反応を呼び起こして、全く別の輝きを私にもたらしてくれました。
特に気に入ったものをひとつ選んでいただき、その瓶は差し上げました。

きっと、その瓶は、はじめから渡会さんに出会うために私に拾われたのでしょう。

photo by 渡会審二氏

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