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2008/07/11

アジサイ・移ろいの柳茶色

Ajisai01 Ajisai02

バラ目アジサイ科。日本原産。
土壌の状態などにより色が移ろうことを受けてか、花言葉には「浮気心」「冷淡」などがありますが、「辛抱強い愛」「元気な女性」というのもあって、私はこちらをお勧めしたい。

「あじさい」は「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が訛ったものと言われています。「味狭藍」「安治佐為」の字をあてることもあります。

さすがに、このへんでももう花の見頃は終わりました。
といっても、実は私たちが「花」と認識している部分は「がく」でして、花は、色とりどりのガクの真ん中にある小さな地味な部分です。アジサイが全盛のときとは、この花が開く前なのです。

6月に、花(?)が色づく少し前の枝葉を鎌倉市二階堂界隈で採取。
水分が多く、普通に煮出しても色が抽出されにくいことが予想されたので、ソーダを入れたアルカリ水で煮だし、鉄媒染したところ、柔らかな柳茶色(黄味のグレー)が出ました。ずっといっしょにいても気詰まりでない、気のおけない友のような色合いです。ただ花言葉通りというか、染色中も色が安定せず、干し方で、黄味を帯びたり、青味をおびたり、色が動きます。そんな様も愛してつきあってく気持ちが大事ですね。

漢字の「紫陽花」は、唐の詩人白居易がもともと別の花にあてたもので、平安時代の学者源順がこの漢字をアジサイにあてはめたことから誤って広まったといわれているのだそうですが、ぴったりですね。
英名・学名のHydrangea(ハイドランジア)は「水の容器」の意味があります。この名もまた、晴れの日より、雨を受けてより輝くこの花をよく表したネーミングだと思います。

※この記事を書くにあたりましては、以下のサイトを参照にいたしました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アジサイ
http://www.hana300.com/ajisai.html
http://www001.upp.so-net.ne.jp/Mikan/hana/

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鎌倉・染色彩時記(染)」カテゴリの記事

コメント

うちは、なかなか紫陽花が定着してくれないのですが、砂地のせいでしょうか?

それにしても、移り気な(?)紫陽花で染めた布、一度、見てみたいものです。

投稿: 長田順子 | 2008/07/11 15:45

この次染めたときはきっと違う色が出るんだろうなぁと思わせるあやうさがありますよ。
ぜひ、展示会でみてください!!


アジサイ、風の強いところがだめと聞いたことがありますが、どうなんでしょう・・・。

投稿: つる | 2008/07/11 15:52

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