戦いの夏
8月15日。
毎年、カジュ通信の夏号の巻頭エッセイは、戦争に関することを書くと決めていたのですが、今回は、どうもその方向で書く事が出来ず、日々のつれづれを書いて終わりました。
北京オリンピックが開幕し、軍隊を総動員したという開会式を見て(知ってました?)、ちょうど時を
あわせたように勃発したロシアとグルジアの間での禍火の知らせを聞き、ここへ来て、やはりちょっと戦争について
考えてしまいました。
古代ギリシャでは、オリンピック競技は神々への "奉納"でしたから、その間は戦争を行わないことが取り決められていましたよね。たしか、長野五輪の委員会が、運営の目玉として、当時の世界の紛争地域に、この期間だけ戦闘を行わないことを呼びかけたというのがありましたが、アメリカはじめ(ここがうんと言えば話は実現したのでは?)各国はこの提案に取り合いませんでした。古代ギリシャ時代から、人類はもう2000年以上も歴史を重ねて少しは知恵もついたはずなのに、たった2週間、争いをやめることもできないなんて。
戦いの相手が、「憎い相手」ではなく、常に「自分自身」というアスリートたちに、心から拍手を送りたいです。そうだよ、戦いが悪いというのは無理がある。何を相手に戦うかですよね。
この夏は、私自身、自分との戦いの日々です。
実は弁当がまずかった、夕飯もカレー以外は我慢して食べていた(そーなのー??)、竹のフェンスに朝顔をはわすのはやめてくれ。「朝しか咲かねーしよー。」(そりゃそうだ)、風呂場のカーテンはいつつくんだ、あれはいつ買ってくれるんだ、これはまだできないのか・・・・朝起きてから怒濤のように押し寄せる息子の暴言にキレずに過ごすのは、まさにオリンピック強化合宿。暑いのに。仕事にチカラ入んないよ。
でも、息子もたまっていたのね。出してすっきりするなら、ま、いっか。
踊るかな。
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コメント
キレずに過ごしていることがもう奇跡。
うちは途中でさらに母が暴ギレ・・・
今度ぜひ極意を伝授ください。
ほんとにね、身近な戦いが実は一番重要なのかもしれない。
投稿: raku | 2008/08/16 08:46
いやいや、キレてるって。息子が暴れるのは、キレたときの母の怖さをわかっているから、先手を打っているんですよ。はははは。
今日はね、あたしが誘って、映画とディナー(おそらくラーメン)でデートです。
断られるかと思ったら、あっさり乗ってきた。
投稿: つる | 2008/08/16 11:52
国という器のための戦い
自分という器のための戦い
家庭という器のための戦い
他の生き物は生きるために戦うことしか無いでしょうに
人間は本当に複雑な生き物だと改めて思わされました。
息子さんの言葉、私も全く同じ体験がありますので大変共感!!
その後、何でも自分でできる子になってきています(^-^v
投稿: よーこ | 2008/08/16 18:45
よーこさん、
え?なんでも自分でできる子になった?!
ポイントはなに?なに?
土曜日、じっくり教えていただきます。
投稿: つる | 2008/08/17 17:03