広町緑地・その1
昨日は、カジュ企画の広町緑地でのフィールドワークの日でした。
ちょっと天気が心配でしたが、雨は降らず、気温も歩くにはちょうど良く、最高のピクニック日和。
広町緑地は、「広町の森 市民協議会」の手により、たいへんよく手入れされた里山です。
「手入れ」というと、日本の緑地公園の発想は、丸太に似せたコンクリの棒で柵や階段を作る(ナンセンスよ、これ)、元々生えているものを抜いて、新たにキチンと植木を植え直す、ということに終始しがちですが、ここは「手入れしてあることがわからない」のがすばらしい!
巻き付いたツルをはらう、光が入るように枝をはらう、ササやタケの勢力が強くならないように刈る、道は必要最低限、植物の健康を保てるよう配慮して整備する・・・。
そのせいでしょうか、ほかのハイキングコースとは比べ物にならないほど、植物の種類が豊富です。
そして、とても驚いたのは、この季節に湿地帯の多い野原に入ったのに、全く蚊に刺されなかったこと。・・・そうか、カエルなどの小動物、虫、鳥などが生き生きと生息しているからボウフラがいないのかな。
バランスのよい里山とは、こうしたものかと心から納得しました。そして、それを維持するために、日夜、目には見えない努力を続けている協議会のみなさんのスピリットに心から敬意と感謝を表したいと思います。皆さんのお陰で、鎌倉にはこんな素敵な「タカラ」があるのですね。
植物に詳しい協議会の理事の方を先生にお招きし、半日たっぷり、植物を知るすばらしい時間を過ごすことができました。ほんとうにありがとうございました。
その植物についてのたのしい話は、追々書くとして、、今日は、許可をいただいて採取させていただいた野草の、料理の写真だけご紹介。
旨かったっす!
![]() 右から、木いちごの若葉、三つ葉、アズキ菜 |
→ |
![]() 天ぷらに。 |
![]() マダケのたけのこは、 |
→ |
![]() タイ・カレーに。 |
| 固定リンク | 0
「つるの徒然日記」カテゴリの記事
- モノの力、生きる力。(2025.06.20)
- 宮脇ワールドにひたる。(2025.06.04)
- 自分のために。(2025.05.29)
- 松本ぬのといと、終わりました!(2025.05.27)
- 教室風景(2025.05.21)
コメント
うほほい。
広町いいよね。
私を育てた森。
私の母達が守った森です。
私も後を継いで只今栄光の新鎌倉山自治会の緑の会担当となりました。
この状態を市民で未来永劫管理していくのはとても大変なこと。
管理じゃなくてもっと自然に共存していけるようなシステムが求められます。
これからがおもろいとこやで。
投稿: nobu | 2009/06/01 14:11
そうかぁ、もう世代を渡って守り続けられているのですねぇ。
この日行った8人のメンバーは、帰りに全員、協議会の会員になりました。
「森の活動」「畑の活動」「田んぼの活動」など色々あるようですが、
私はやはり、「森の活動」に参加したいと思います。
投稿: つる | 2009/06/04 23:53