大蔵頼朝 桜道の会
この間の日曜日は、大蔵頼朝商店会の有志とご近所の方でつくる「大蔵頼朝 桜道の会」の年に一回のお祭りの日でした。
実は、地元の人たちには隠れた桜の名所として知られているのが頼朝の墓付近の桜並木でして、満開の時期には、桜のトンネルができます。
この道を愛し、みんなで大切にしようとはじまった桜道の会は、毎年5月の半ば過ぎに半日、通りの一部を車の通行をとめて、バザーを行っています。
商店会からはお花屋さんも、お米屋さんも、お寿司屋さんも、おそば屋さんやパン屋さんも、みんな「桜道特別バージョン」の品をそろえて出展です。そして、近所の方々が思い思いにフリマを展開!
いや、そのせせこましくも、賑々しい雰囲気は、桜の花こそ終わっているが、まるで花が咲いたようです。
この会のなんといってもすばらしいのは、バザーに先駆けて、朝9時から、桜道のお掃除をすることです。私もお掃除には参加させていただきました。気持ちよかった。
こういう日頃の活動を鎌倉路地フェスタでも取り入れられたらいいですね!
今年特にうれしかったのは、桜道の会の方が、その看板をカジュに発注してくださったことです。
木の土台はHOH Work Shopに、文字のデザインは藤田朝美さんにお願いし、木彫りは私がしました。
彫刻は、昔はよくしていたのですが、今はすっかりご無沙汰で、まずは彫刻刀を由比ケ浜の菊一に研ぎに出し、5日間で彫りました。
いよいよ体の自由が利かなくなった父が、満開の桜道をながめて「おそらく今年が見納めだ。」とつぶやいたのが、彫っている間なんども思い出されて、ぽろぽろ泣きながら彫りました。その言葉通り、桜が終わって3週間で逝ってしまった。
ちょっとは供養になったかな。
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