音時雨
先週末の2日間。久しぶりにライブを企画しました。前の日まであまり天気がよくなかったのですが、土曜日・日曜日は夏の面目躍如!という暑い日でした。
最初の日は和楽器のコンサート。織の教室の生徒さんで、お琴(ほんとは箏)と三味線の先生がいらっしゃいまして、お仲間と10年以上、小学校等で日本の古い楽器や、わらべ唄、民話を伝える活動をなさっています。
親子づれに優しいとなれば、カジュの企画にぴったり。暑いのに、箏3面、大きな十七弦1面、そして三味線、尺八を持ち込んでくださっての演奏でした。それにしても、わらべ唄って、今の子どもたち、そしてそのお母さんたちもほとんど知らないんですね。いい曲も多いのに、学べるチャンスがないのはちょっと残念に思いましたよ。最後の楽曲付きの語り「つるの恩返し」がとくにすばらしかった。日本語は美しい!
お客様も、大きい方からたいそう小さい方まで、ニュージーランドの方も、フランスの方もいらっしゃいます。例によってお座敷ライブなので、みんな畳座。小さい方は寝ています。まぁったり。
次の日はKazzさんのライブで、こちらは、ギターだけの、全くの生音の演奏。これだけ要素が少ないのに、2時間魅せちゃう技量には脱帽です。
「僕の音楽には歌詞がありません。例えば"海"というイメージを歌詞のあるもので表現しようとすると、かなり限定されて、それぞれの人が持っているイメージの大半が失われてしまう。そこに言葉の限界を感じるんですよ。」という冒頭のMCに大いに共感。
語り尽くさないからこそ伝わるもの・・・うんうんうん。蝉の声とギターがよく戯れて、ひたすら心地よい時間でした。こちらは10人足らずの少人数。暑かったのでちょうどよかったかしら。
みんなが帰った後のガランとした空間には、お客さんが「置いていったもの」がいっぱい漂っています。落とした疲れだったり、ほぐした緊張だったり、笑顔やかわされた会話の残像だったり・・・。それを一人で感じる時間が結構好きです。
出演者の方、お客様、お手伝いしてくださったEKちゃん、ほんとうにありがとう。
夏のワークショップ後半戦がはじまる8/20過ぎまで、ちょっとお休みいただきます。で、なにをするのかというと、
・サウナいく
・鍼いく
・静雨庵の美味しい冷やし中華を食べる
・家の手入れする
・展覧会に行く
・たまっている読みたい本を読む
・凝った料理のしこみする
・チェ・ゲバラのDVDを観る
・・・って感じですね。
相変わらず、うごきません・・・。誰か、遊びましょう。
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