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2009/10/05

2009/10/05

その味わいのために。

Rockey

3週間ぐらい前、うっかりケーブルテレビで「ロッキー」を見てしまいました。といっても後半半分だけだったんですが、それ以来、なにをやってもあのテーマ曲が頭から離れません。掃除しているときなどは都合がいいのですが、織ってるときにあの曲ががんがん響くと、余計なチカラがかかって、ゴワゴワのマフラーなんかができちゃうですよ。

これを止めるには、もう一回ちゃんと見るのがいいだろうと思い立ち、DVDで一からじっくり観ました。

もう30年以上前の作品ですが、この映画はすごい。
脚本も、映像も、役者も、編集も、音楽も、もうすべての要素が一点の高みに向かって、これ以上ないハーモニーで組み上げられています。何度も見たはずなのに、いままでどうして気づかなかったんでしょ。

観たDVDは、特別編で、特典にスタローンがロッキーを語るインタビューがはいっていたり、ファイトシーン振り付けのための8ミリ映像があったり、監督や共演者の解説があったりして、倍楽しめました。
普通は最低でも3000万ドルぐらいの制作費はかけるハリウッド映画において、この作品は、バージェス・メレディス(ミッキー)以外は無名の役者ばかりだったことから110万ドルしか制作費がなかったといいます。それを涙ぐましい努力と奇抜なアイディアで補っていく過程の話は、映画のストーリーよりエキサイティングでした。というか、そのエネルギーが、キャラクターたちの形を借りて画面に出ていた、という感じです。

映画は究極の共同制作。その上この作品は、お金もない、時間もない、人手もない。あるのは伝えたい明確なメッセージと、夢を叶えたいという思い、それを支える体力と気力。(まるでうちだよ。)
様々な悪条件、困難、人間関係のずれなどを「情熱」の二文字で乗り越えて、「いいものつくる」その一点にチカラを凝縮し、やり遂げ、分かち合う・・・。その快感を味わうためだけに生きる。
嗚呼、想像するだけで幸せだ。

13年前、カジュを立ち上げたときのことや、それ以降のプロジェクトのことが、なんとなく重ね合わせて思い出され、達成の絶頂感や仲間への感謝の気持ちや愛がよみがえってきました。

あの思いを味わえるなら、死んでもいいと思うことがある。

・・・というわけで、結局今日も、ロッキーのテーマは止まらないのであった。

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