ギシギシ ・ 元気はつらつ、オロナミン"黄"!
タデ科の多年草。別名「牛草(うしぐさ)」。日本原産。学名はRumex japonicus。Rumexはラテン語で「槍」の意味。葉の形からこの発想となったようです。
和名は、茎と茎をすりあわせるとギシギシ鳴ることから、という説や京都の方言という説などがありますが、はっきりしません。
根をとくに「羊蹄根(ようていこん)」といい、昔から民間薬として親しまれており、根をすりおろしたものを塗ると水虫や回せんを治し、煎じたものを服用すると、便秘、ニキビ、動脈硬化、高血圧に効くと言われています。漢方薬の「大黄(だいおう)」の代用として用いられることもあるようです。
若葉はヌルヌルとした袋に包まれていて(ほんと!)、 東北地方では「オカジュンサイ」と称して食用にしてきたそうです。シュウ酸を含むので、湯がいて水にさらしてから調理すること。和え物や漬け物で、独特の酸味を楽しみます。効能や味は同じ仲間のスイバ、スカンポ、イタドリと似通っていますね。
鎌倉界隈でも3月〜4月にかけて、ホウレンソウに似たたくさんの美味しそうな(!)若葉が見られます。その堂々とした生えっぷりは、草むしりで抜いたらバチが当たるんぢゃないかと思うほど迫力があります。(笑)
薬と同様、染色にも根を用いることが知られているのですが、4月にその瑞々しい葉を染めてみました。
煮出した液はさほど濃い色にはならなかったのですが、すずで媒染したところ、春の息吹のエネルギーを感じさせる元気な黄色になりました。
根は秋から冬にかけての太いものを採取して用いますので、今年は掘ってみたいと思います。
花言葉は「忍耐」、「隠れ話」「抜け目のなさ」「朗らか」。
【参考文献/サイト】
・http://www.e-yakusou.com/
・http://had0.big.ous.ac.jp/index.html
・http://www.hana300.com/gisigi.html
・http://www.hanakotoba.name/
・http://jp.hanavitamin.com/days/todayshanavitamin0306.php
・http://members.jcom.home.ne.jp/tink/botan/flower2/flowers.htm
・「薬草図鑑」伊沢凡人・会田民雄/著 家の光協会
・「生薬101の科学」 清水岑夫/著 講談社
・「よくわかる山菜大図鑑」今井國勝・今井万岐子/著 永岡書店
(C) Tanaka Makiko たなか牧子造形工房 禁転載
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