« イネ・葉山のお米はいぶし銀 | トップページ | イノコヅチ・裏の顔は柳煤竹 »

2015/04/07

レンギョウ・春つげの黄色

Rengyo03

【学名】  Forsythia suspensa Vahl
【英名】  olden bells, golden bell flower
【別名】  レンギョウウツギ(連翹空木)、ワノレンギョウ(倭連翹)
【生薬名】 連翹(れんぎょう)
【科】   モクセイ科

中国原産。雌雄異株。ヨーロッパに1種、アジアに6種あると言われ,いずれも春を告げる花として園芸種としても人気の高い植物です。

花の姿を鳥の長い尾羽に例えた漢名「連翹」はもともと、オトギリソウ科のトモエソウのことを指し、この植物に「連翹」の字を当てるのは誤用でした。中国では現在でも「連翹」といえばトモエソウのことになるため、最近ではレンギョウウツギ(連翹空木)と呼んで区別することもあります。中国から渡来した品種の他に日本には、ヤマトレンギョウ( Forsythia japonica,中国地方分布)ショウドシマレンギョウ(Forsythia togashii,瀬戸内海の小豆島分布)の2種類が確認されています。

夏から秋に果実を採取し、一度蒸気を通してから天日で乾燥させたものを生薬で、連翹(れんぎょう)と呼びます。
解毒、排膿、消炎、利尿の働きが非常に強く、古くから腫れ物の特効薬として用いられてきました。特に瘰癧(るいれき・結核性頸部リンパ節炎)やにきびなどの治療薬としては定評があります。※本来、トモエソウの実を用いていたものが、誤用のまま、使われている、という説もある。

鎌倉でも3月頃に鮮やかな黄色の花を咲かせているのによく出くわします。花が終わってから葉が出てきます。
ちょうど花の盛りの頃の枝葉を染めてみたところ,花の色をそのまま移したような鮮やかな黄色を得ました。春だなぁ、と、しみじみいたします。

4月2日は彫刻家・詩人の高村光太郎(1883年 - 1956年)の命日で、これを連翹忌と呼ぶそうです。これは、高村が生前好んだ花がレンギョウであり、彼の告別式で棺の上にその一枝が置かれていたことに由来します。私はなににしようかなぁ。

花言葉は、「希望」「希望の実現」「豊かな希望」。
1/10・3/22・4/8の誕生花。春の季語。

参考サイト/文献

http://www.e-yakusou.com/
http://ja.wikipedia.org/wiki/レンギョウ
http://members.jcom.home.ne.jp/tink
・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「よくわかる樹木大図鑑」平野隆久/著 永岡書店
・「和漢三才図絵」/寺島良安 第94巻

 

(C) Tanaka Makiko    たなか牧子造形工房  禁転載

 

|

« イネ・葉山のお米はいぶし銀 | トップページ | イノコヅチ・裏の顔は柳煤竹 »

鎌倉・染色彩時記(染)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« イネ・葉山のお米はいぶし銀 | トップページ | イノコヅチ・裏の顔は柳煤竹 »