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2019/01/10

ミネカエデ・山のもみじは伽羅色

Minekaede (写真出典)

【学名】  Acer crataegifolium Sieb. et Zucc.,  Acer tschonoskii
【英名】  Hawthorn-Leaved Maple
【科】   カエデ科

中部以北の本州と北海道に分布し,亜高山帯の林内に生育する落葉樹で,高さは3~5m。 枝先の総状花序に、直径8~10mmの淡黄色の花を多数つけます。雄花と両性花があるそうです。名前高山にはえる楓、の意。

葉は掌状で,5個に中裂し, 裂片には欠刻と二重の鋸歯があります。
葉は秋に黄葉します。一般のカエデ(イロハカエデなど)が赤く紅葉するのとは違いますね。果実は2個の分果からなり,それぞれに翼がついて左右に開きます。 これは他のカエデと同じようです。

ミネカエデの近縁種には,ナンゴクミネカエデ(東北南部以南),コミネカエデ,オオバミネカエデなどがあります。

イギリスのサイトの記述では、樹皮をペーストにして紙をつくる、などの記述が見当たります。

イロハカエデは煮出すと強いタンニン臭がし、金茶の染液となりますが、こちらはタンニン臭が少なく、染液が赤みを帯びています。

アルミで澄んだ伽羅色(きゃらいろ)、銅で桑茶色、鉄で薄墨色。イロハカエデでは鉄媒染では漆黒がでることを考えると、やはり、タンニンの含有量がイロハカエデより少ないのですね。山のもみじ、淡白な性格のようです。

花言葉は「他人からの好意」。7/6の誕生花。

◎参考サイト / 文献◎
http://tsukasan.hiho.jp/flower/album/minekaede.htm
http://www.plant.kjmt.jp/tree/kigi/mmjmine.htm
https://minhana.net/wiki/ミネカエデ
https://www.weblio.jp
https://pfaf.org
・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 2」 北隆館

(C) Tanaka Makiko    たなか牧子造形工房  禁転載

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