袱紗のこと
裏千家のお茶の先生に、出袱紗を織ってほしいとご依頼を受けて、勉強をはじめました。
流派によっていろいろサイズがあるようですが、これといった約束事はない模様。
袱紗とも帛紗とも綴ります。「帛」は絹の布を指すようなので、他の素材ではだめなのかしら?「うーん、そんなことないと思うけど・・・」と先生。そっか。
お茶碗がひきたつ、おもてなしの心が伝わる、場を超えない・・・がポイントでしょうか。あとは季節感ですね。
縫い目を見せない「かぶせ」に仕上げるのは、袱紗を長持ちさせる知恵なんでしょうね。
小笠原流のお作法の本を繙いて感じたのは、日本のお作法の基本は、
・人への気遣い
・体の機能に無理をさせない
・モノが長持ちするように扱う
の3つに集約されるということ。(私感です、あくまで。)
お茶にはそんな心がぎゅっと詰まっているのだろうな。
そんなことを想像しつつ、袱紗用の布、あれこれ織っています。
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