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2021/05/23

お宝持ち講座「お金の話 Vol.1」

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みなさん、こんにちは!
再び、「お宝持ちになる講座」の時間です。

第一部、5つの準備体操を終え、今回からはさらに話を広げていこうと思います。

まずは、そう、避けては通れない「お金」の話を数回に分けて書いてみようかと。

私たち日本人は、小・中・高の、どの教育課程においても「お金」の扱いに関する教育を一切受けていません。教育の現場という「聖域」を、お金から遠ざけたいという、実にウツクシイ伝統にのっとった結果ではありますが、「扱いにくいものには触れない」という悪しき伝統の結果、といえなくもないですよね。あ、これ、「戦争」についての教育も然り。

そーはいきませんって。

お金は、農業でいえば「水」。よりよい扱い方を心してこそ、よりよい実りにたどりつけるというものです。文科省さん、そろそろ、この問題に向き合いませんか。子どもたちをお金の奴隷にしないために。

どうも私たちは、わけもなく「お金がなくなる」ことに恐怖感を抱いていないでしょうか。その恐怖心がときには死を選ばせることも。由々しきことですよね、これ。

私も子どもを育てているときは、この恐怖心と戦っていました。それで息子との大事な時間より「稼ぐ」ことを優先してしまったことも多く、そのことはほんとうに後悔しています。モノ作ってるんだから、いざとなったら、道端にゴザを敷いて売るぐらいの覚悟はあったはずなのに・・・。

今は自信を持って、経験から言えます。無くなって困るのは、お金より「いい人間関係」の方。逆に、これさえしっかりしていれば、お金に置き換えなくても手に入るものは多いです。友達に集れ(たかれ)、と言っているのではありません。あくまでも「いい流れをつくれれば」ということです。

ということで、さしあたってこの講座では、自らの手を動かすことで、お金に使われない人生の提案を試みようと思います。
そこで、お金を今までの例に従って、以下の2つの側面から捉えます。

押し出す流れ ・・・お金の使い方
取り込む流れ ・・・お金の稼ぎ方

さらに、押し出す流れの中の方は、生きていくのにどうしても必要な5つの項目に分けて掘り下げてみようと思います。それぞれの項目で現在使われているお金は、ほんとうに必要な額なのか、ということを考えてみましょう。

・食費

・水道光熱費

・住宅関連費

・教育関連費

・医療 / 社会保障関連費

それに先駆けまして、まず心すること。
今まで私たちは、「お金を使う」= 消費と思い込んでいませんでしたか? 費えて消える・・・押し出す流れに乗せるということは決して費えて消えるということではありません。新鮮ないい空気を取り込むための「吐く呼吸」でしたよね?
つまり、いい押し出す流れに乗っているものは、すべからく「投資」といえるのです。
ですから、今日から「消費」という言葉は封印いたしましょう。お金を使うのは、あなたをお宝持ちのリッチライフに導く「投資」と位置づけます。

で、今日は、一番手を付けやすいと思われる「食費」からいってみましょう。

まず、今の生活で、あなたが「食」に関して使っているお金はどのくらいか、ちょっと考えてみてください。その食費は、すべて「投資」といえるでしょうか。

単純に考えてみて、毎日の食事を面倒くさいから、あるいは時間がないから、などの理由で外食ばかりにしていると、自分で料理する生活に比べ、約3倍強の食費がかかっている計算になります。
だから「外食はやめましょう」・・・じゃなくて。その大切な人との会食の時間が、かけがえのないものであれば、それはりっぱな「投資」。大事。

明らかにただの「消費」に陥っている部分を見直して、ちょっと手をかけるだけでも、経費を削減できます。「手をかけるって、材料とかお金いるし。夕食をカップラーメンにしたほうが安上がりじゃん」と思う方。ええ、日本のカップラーメン、ほんっとによくできていて美味しいです。でもですよ、それで夕食を済ませた日、いつもよりたくさん間食してません? 食べても食べても満腹にならない、そんな感覚、ありません? ・・・実は、あんまり削減になってないんですよ、それ。(実証済み)

削減できた、ということは、その分は稼がなくてもいいということ。その分の稼ぐ「時間」を別のことに使えます。これはポストコロナ時代のリッチライフづくりには重要なポイントです。(「時間」については後日特集ということで。)

そして、他のどの項目よりも「質を大事にすること」も大切です。つまり、食は健康に直結するので、ここだけは「やすかろう、わるかろう」とは手を切るべきです。(あくまで、できる範囲で。逃げ道確保のたなかです)

現在の政府は、ご存知のように、あまりにも「経済偏重」の舵取りです。安全よりお金。なので、野菜一つとっても、米国の顔色を伺って、遺伝子組み換え品に堂々とノーが言えない。こまったもんですな。経費を抑えるために、怖い素材が出回りやすいのが外食産業界。われわれ消費者は、もとい、投資者は、心して目を光らせてまいりましょう。

心の支えになるような外食は大いに楽しむこととして、毎日の食事は、いい素材で自分でつくってみる。素材を吟味しても、外食よりはお金はかからないはずです。

お弁当、つくってみませんか。

私は仕事の流れが止まるのが嫌なので、仕事場を離れなくていいし、ほとんど毎日お弁当派です。
作ってて思うんですよ、この、ちっこいお弁当箱に食材をツメツメするという、なんともみみっちい作業が、盆栽や箱庭にも通じて、実に日本人DNAを呼び起こすな、と。
「こ、この隅がどうしても埋まらないっ」というときの、自分でも驚きの脳の回転。探すわけです、隅のための何かを。そこでプチトマトや一片のブロッコリーのありがたみに気づく・・・お宝な時間です。

毎日楽に作るには、前述の取り巻く流れの「仕込み仕事」が大事です。これさえしっかりしていれば時間はかかりませんし、ツメツメするのは楽しいっす💓 かわいいお弁当箱、機能性の高いお弁当箱(日本はこれ、すごいですよね!)などを手に入れると、ますます盛り上がります!
それに「取り巻く流れ」がうまく回っていれば、一個のお弁当、スープ付きでも200円はかかっていないと思います。しかも食材は自分で選べますから、安全安心。食べ終わったあとゴミも出ません。いいことづくめです。

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食材にはぜひ、自分で育てたハーブやお野菜をちょびっとでいいので、取り入れてみましょう。そう、そこの植木鉢で育てたパセリ!  隅、埋まった!
ここまでくれば、あなたの食費は今までの半分以下になっているはずです。畑が充実してくればさらに下がります。
その分のお金、稼ぐのをやめるもよし、前から考えていた「投資」・・・学びたかった何かの月謝に当てる、体のメンテに酵素風呂に行ってみる、家庭菜園の道具を買う、などに当てて、いい流れを呼び込んでみるのはどうでしょう。

毎日なんのために仕事しているのかな、とよく考えるのですが、私の場合、今ははっきりしています。
「全ては旨いメシのために」って太字にするほどのこともないか・・・。
なので、この件に関してお知恵をお持ちの方は、ぜひ、ぜひ、ぜひ、たなかにご教授ください。お願いします。

今日は畑仕事もしたし、ブログも書いて頭使ったし、コンビニにチョコを買いに行くか・・・いいんですっ。これは大事な心のチャージなので!

次回は「水道光熱費」の無駄について考えてみたいと思います。鎌倉エネルギーカフェでの勉強の成果をちょこっとご披露!


<<ブログ冒頭の写真>>


お金に置き換えるのもなんですが、お得感がわかりやすいので計算してみました。

毎年夏の畑(家庭菜園のレベル)で育てている中玉トマトとプチトマト。
中玉トマトは3〜4株で最低で1シーズン1kg、プチトマトは7株で1シーズンで最低3kgほど穫れています。一応、無農薬の有機肥料栽培。
苗はどちらもホームセンターで一番安い98〜128円のを買っていますが、3年ほど前からは自家採りの種で育苗したものも4株ほどあるので、費用は全部で700円前後。
今年から肥料はコンポストのみ、灰もピザ窯から出たものを使っているので、いずれも無料。水は井戸水でこれも無料。

同じレベルのトマトを生協のカタログで見ると、中玉は250gで322円(税込)、プチトマトは300gで397円。
すると、私はひと夏、中玉1,288円、プチトマトは3,870円分作っていることになります。
1288+3870-700=5,746円のお得。

プチトマトの1/4はオリーブオイル漬けのドライトマトを作ったりします。
イタリアのブランド「イナウディ」の同じ商品は180g(オイルの重さ込)で1,328円(税込)。オリテラのエキストラヴァージンオリーブオイルは1リットルで840円前後。これで同じものが10瓶はできます。トウガラシは畑のものを使い、にんにくを1個250円(10瓶に十分!)で買ったとすると、
1328×10-(840+250)=12,190円のお得。

5746+12190=17936≒18,000円を時給1000円でバイトして稼ぐとすると、18時間働かなければいけません。


ですが、庭の畑だと、仕事の合間に1,2日置きにちょこちょこ(1日15分程度)手入れすればいいので、2ヶ月間の畑労働を全部合わせても、4,5時間ぐらいにしかなりません。トマト以外の7,8種類の野菜の世話も含めてです。

これに、芽吹きや実りのワクワク感という「お宝」がついてきて、私の場合は収穫後の茎や葉で染めもするので、「お金でトマトを買う」をやめただけで、とってもオトクなリッチライフが手に入ったことになります。



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