お宝持ち講座「流れを作る Vol.1」
みなさん、こんにちは。
「お宝持ちになる講座」第5回です。
今日から、3回に分けて、準備体操の3つ目「流れをつくる」について。
よくお金の話をするとき「マネーフロー」なんて言いますが、そう、お金は動いていないといけないものですよね。
さて、ここからがポストコロナ時代にお宝もちになるための新しい考え方。
いままでお金が動くことに付随して動いていたヒト、コト、モノ を、お金を介さず直接流れに乗せるスタイルづくりの提唱です。
そして、流れそのものも自分で生み出していくというもの。
まず心に刻んでおくことは「溜め込まず、流れにのせる、流れをつくる」のが、豊かな生活には不可欠だということ。
ま、あんまり大きな規模で話を展開すると「私には関係ないな」になっちゃうので、ここでは私たちひとりひとりの生活の場における「流れ」に的を絞りますね。
それから、仕事柄、どうしても布仕事に話が偏りますので、みなさんはご自分の事情に合わせて、裁縫道具は大工道具や絵の具や彫刻刀に、糸や布は木材や粘土や食材に置き換えてお考えくださいね。
まず、流れには3つの種類があります。(と、私が勝手に決めました)
1. 押し出す流れ・・・アウトプット、デトックス、発信、投資など 2. 取り込む流れ・・・インプット、インカム、受信、回収など 3. 取り巻く流れ・・・モノ作りの真骨頂「仕込み」の世界 |
この3つの流れを作り出して、生活のすべてを乗っけちゃいます。
戦後から今まで、日本の社会は、サラリーマンの生活スタイルの上に形作られてきましたよね。通販のチラシ見て「ボーナス一括払い可」の一文を見るたびに、おいおい、ボーナスもらってる人ばっかりじゃないよ、って思うんですけどね。
24時間のうち、睡眠を除くとほとんどの時間を通勤と仕事に忙殺されている人が今でも実に多いです。そう、「稼ぐ」という仕事のためには、すべてが犠牲にされている。
今の若い人はもう違うと思うけど、私の世代が子供だった頃までは、家庭は、お父さんを立派な社会人として社会へ送り出すための「装置」でした。家庭生活を充実させるために仕事する、という考え方は全くの絵空事。これは明治(お父さん踏ん張らないと国が植民地になっちゃう! ) から戦後( 復興しなくちゃ! )、さらに惰性でバブル崩壊まで続いていたように思います。そういう意味では、80年代まで「戦後」だったと言えるでしょう。
このモデルが21世紀も20年を過ぎた今でも亡霊のように生き残っているわけです。
「お金を稼ぐ」がなによりも優先され、あとのことは隅っこに追いやられている、とても閉鎖的なモデル・・・。
でもこれからは、上の3つの流れに乗った開放的で、通気性のいいモデルを目指します。(はい、勝手に目指します)
↓クリックして拡大
で、本日は 1.について解説します。
1. 押し出す流れ
3つの流れの中で、私はこれが最も重要だと思っています。
上の図を見て「あれ?なんで押し出すほうが、取り込みより大きいの? これじゃ人生マイナスになっちゃうじゃん!」と思った人。
イイところに目をつけてくれました。そうなんですよ。お宝もちになるには、今までとは逆で、出すほうが入ってくるのを上回っていないとアカンのです。
古武術などをひもときますと、必ず鍛錬の中に「呼吸」が出てきます。呼吸、すなわち「気の流れ」は日本の伝統ではとても重要視されていますよね。
その伝統的な呼吸法では、今のラジオ体操の深呼吸とは逆で、「まずきれいに吐ききる」ことが求められます。すると、意識しなくても新しい空気は勝手に入ってきます。
吸う方ばかりに気を取られていると、実は呼吸が浅くなり、老廃物が溜まりやすくなる、ということらしいです。やってみるとわかります。ほんとです。
なので、上の図の「押し出す流れ」は「取り込む流れ」より大きいのです。開放的な空間なら、思い切りよく吐き出せば、黙っていてもちゃんと必要なだけ入ってくるわけですよ。
では具体的に何が「押し出す流れ」につながるのか。
なんといっても「掃除」です! 「ゴミ出し」です!
私の父は2009年にがんで亡くなりました。たいへん身ぎれいな人で、身の周りもよく整頓されていたのに、晩年、書類や本などを部屋の扉の前に積み上げるようになりました。
「お父さん、ドア開かなくなるよ」と何度言っても積み上がる・・・はっとしました。そうか、今、父の体の中では、同じことが起こっているのだと。
掃除がどうにも億劫になったら、要注意です。今のあなたの部屋の状態は、そのまま、あなたの体と心の状態を表していることが、おうおうにしてあります。なので、掃除すると体の調子が回復したりすることも。
インプットばかりで押し出す流れが止まると、人は病気になります。
ある「汚部屋」専門の清掃業者のYoutubeが面白くて登録しているのですが、その業者さんはもう「医者」ですよ。とっても愛のあるお医者さん。「ああ、苦しかったろうねー」と言いながら、「治療」してゆく様子がなぜか心に響きます。いい押し出す流れを作ることがビジネスになっているんですねぇ。
こういうと、そうか、さあ、大掃除だ! となるかもしれませんが、そんな必要はありません。小さくいきましょう。疲れるから。
まずは部屋のゴミ箱をカラにして、明日出せるゴミだけまとめましょう。明日は水回りだけ。明後日は引き出しの一番上だけ。次は二番目。それを毎日。これだけでOK。
で、調子が出てきたら、ちょっと大きいものに取り掛かってみましょう。「スペース」をつくる。いい流れがやってきたときにスペースがないと、受け入れられません。これはお部屋もそうですけど、心も同じ。あまりに自分の目標(これ苦手なのよねぇ・・・) や考えでいっぱいにしていると、いい話を聞き逃します。空っぽ、これ大事です。
私はあまり「断捨離」という言葉が好きではありません。なんか殺戮めいていて怖いです。できれば不用品も命あるモノですから、その命がつながるような手放し方がしたいですよね。そのためにはネットワークも重要です。
そうそう、今は鎌倉市もリサイクルコーナーがオンライン化しているし、ヤフオクとかメルカリとか、良いシステムがあるじゃありませんか! ほら、押し出しただけで、ちゃんと現金入ってきましたよ。コロナが収まったら、お庭でガレージセールも楽しそう!
掃除の次は「発信」です。
「わたし、こんなことやってまーす!」みたいなことは、常に発信しておくといい流れができます。同じ周波数の人が寄ってきますから。ほら、取り込みの流れもできた。
で、「わたしねぇ、洋裁やってみたいんだけど、だれから使っていないミシンとか持ってないかなぁ」と、空き地に花の種を撒くように、ブツブツとあっちこっちで言ってみましょう。すると、不用品整理していたあなたのお友だちが「そういえば、あの人、ミシン欲しいって言ってたっけ」と思い出してくれて、亡くなったお母様のミシンを譲ってくれたりします。これ、結構発芽率いいです。(いい流れ!)
そこで終わっちゃいけません。譲ってくれた人には、ぜひ、そのミシンで作ったものをプレゼントしましょう。(いい流れ、続く。)
かくいう私、立ち上げの頃、カジュ・アート・スペースの備品は、全てこの手で揃えました。黒板、椅子15脚、会議用机4つ、照明器具、掃除機、ストーブ4台、扇風機3台、本棚、ロックミシン3台、ミシン2台などなど・・・全部ほぼタダ。今でも現役です。嗚呼、ちっとも恩を返せていないなぁ。
発信についてはツイッターとか、フェイスブックとか、インスタグラムとかも、使われないように注意しながら、大いに使ったらいいと思います。
到底会えないような遠くの人と繋がれたりして、楽しいですよね。
いかがでしたか?
ぜひ、私はこんなことで押し出している、発信している、みたいなアイディアがあったらぜひお聞かせください。
急ごしらえで作ったフローチャートも、こんなふうにしてみるのはどう?みたいなご意見もぜひ、お寄せください。
本日はここまで。
明日は「2.取り込む流れ」を解説いたします。
<<写真>>
カジュ・アート・スペースが年に4回発行しているフリーペーパー「カジュ通信」の折作業。
16ページ900部。鎌倉NPOセンターのゼロックスで、私が刷っています。紙代と格安の印刷代は、広告ページで賄っています。(広告主さん、ありがとう!)
ゲストライターも迎えての連載記事あり、活動のお知らせありの、楽しい冊子。
私たちの大事な発信です。
BNほしい方はお名前とご住所を添えてたなかにメールください。3、4冊チョイスしてお送りします。
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