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2022/04/28

お宝持ち講座 「お金の話 vol.6」

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みなさま、こんにちは。
ひっさびさの「お宝持ち講座」の時間です。

最後の講座「時間のトリセツVol.2」は昨年8月でした。

その頃は、来年のカジュ祭の頃にはきっとコロナ騒ぎも綺麗に片付いているに違いないと思っていたのですが、敵もさるもの引っ掻くもの。
ウィルスという目には見えないちいさいやつらに、こんなにも翻弄されることになろうとは。
加えて海の向こうでは、戦争の20世紀を思わせる紛争も。

どちらも一刻も早い収束を願うものです。

そんな中、カジュでは2年ぶりのカジュ祭!
どうぞ遊びにいらしてください。

さて、お宝持ち講座「お金について」の「稼ぐ」について。

本当の意味で人生のお宝を手に入れるためには、この問題から目を背けることはできません。
ちゃんと向き合ってこそ、お金に支配されない方法を見つけられるのですから。

時間のトリセツの前にしていたお金の話は「経費削減」でした。つまりは、無駄遣いのために無駄な稼ぎ方をやめよう、というお話でしたね。
だーがしかし、やっぱり必要なものはお金で手に入れなければなりません。
最後は、無駄な経費を削減した上で、それでも必要なお金をどうやって稼ぐのが良いか、を考えてみましょう。

お金もやっぱり、

◆稼ぐ(取り込む流れ)

◆使う(押し出す流れ)

にのっけて考えるのがよいと思います。

つくづくこの頃、お金というものは、稼ぐより「賢く使う」ことの方がずっと難しいと感じます。

よく考えてみると、私たち日本人は、幼稚園から仮に大学まで行ったとしても、どの教育課程でもマ「マネー教育」を受けていません。
私は過去にちょこっと教員の真似事をしていたことがあるのですが、教育の現場というところは、奇妙な「聖域」扱いでして、生徒たちにはなるべくお金の話はしない、お金に触れさせない、という空気が充満していました。今でもそうでしょうか?

一概に良い悪いでは語れませんが、きちんとお金と向き合うことも大人になるためには必要なことで、なんとなくイメージで捉えているだけですと、「無駄に稼ぐ」「無駄に使う」が横行してしまう気がします。

過去のお宝持ち講座を思い出してください。押し出す流れ、取り巻く流れがしっかりしていると、自然と取り込む流れがうまれるという話を。

私たちはなんとなく不安に駆られて「安定した収入」というものにまず心が支配されてしまいます。
しかし、何にどれだけ使うのか、ということをまずはじっくり考えることで、稼ぎ方が見えてくると思います。

例えば「家」。・・・すぐに家賃だ、住宅ローンだ、という発想になってしまいがちですが、はい、私たちはもうそこからは解放されていますよね? そして、自らの手を動かす、技術を身につける、などによって「時間給」という考え方からも解放される。

すると、自分にあった稼ぎ方、が見えてきませんか?
大事なのは「何をどうしたいから稼ぐ」という明確なビジョンを持つことだと思うのですが、いかがでしょう。

今回のコロナ禍は、新たな「オンライン」の活用法を見出す機会でもありました。

例えばあなたに、あなたにしかできない何かがあって、それを伝えることで収入を得ようと考えてみます。
zoomによるオンライン講座なら、会場を借りる費用もなしで、100人でも200人でも受講者を集めることができます。一人から例えば5000円の受講料を取ったとして、100人の受講者がいればそれだけで50万円の収入です。

オンラインショップも楽しいですね。店舗を借りるとなれば保証金だの月々の水道光熱費だのを心配しなければいけませんが、オンラインなら実店舗では出会えないような遠くの人をお客にすることもできます。言葉ができれば海外だってあなたのマーケット。

今はネットショップの構築もとても安価に実現できます。私のネットショップもそうです。(みてね💕)

気をつけなければいけないのは、「売れそうなことは何か」「受けそうなことは何か」という思考に決して陥ってはいけないということ。
これでは今までと同じです。お金に支配されて、大事なお宝が逃げてゆきます。

もしあなたがお客さんで、ウケ狙い丸出しの講座、受講したいでしょうか。「これが流行りだから」感が満載のもの、買いたいでしょうか。

成功しているファッションデザイナーの多くが「自分で着てみたいと思う服がなかったから」と、その仕事を始めたきっかけを語っています。
ココ・シャネルは、窮屈な服に自分がうんざりしたことで、自分だけでなく、結果として世界中の女性を自由にしました。

私たちはみんな、何かしらの、そういう「願い」「祈り」みたいなものをもっていませんか? 

その願いを叶える「手段」を、ひとつ、持ってみましょう。それをどんな形でもいいので、自分以外の人に何かの方法で伝えてみましょう。(押し出す流れ)
必ず共感者が現れます。その人は「仕事仲間」や「大事なお客さん」になってゆくはずです。その目の前の小さなつながりを大事にしながら、育ててゆく・・・十分商売になると思います。

そんな現場でやり取りされるお金・・・とても価値が高いぢゃありませんか! そうして手に入れたお金なら、とことん納得できることに使えるはずです。

そう。

稼いだお金を何に使うか・・・そこにその人の人生哲学が出る、と私は思います。

自治会のお当番をしていまして、町内会費を集めて回っていたときのこと。
新しく引っ越して来られたあるお宅に「あ、うちは町内会には入らないんで。回覧板も回さなくて結構です」と言われてしまいました。

別に同調圧力をかけるワケぢゃあありませんけどね、もしもし。

あなた、暗くなってから家に帰ってくることありますよね。暗い夜道を安全に帰って来られるのは、自治会で街灯を管理しているからですよ。
ゴミ、出しますよね。そのカラスよけのネットだって、みんなで出し合ったお金で買いましたけど。

年3000円ですよ。月250円。何かを我慢しなくちゃいけない金額ではありませんし、何より、暮らしの大事なところに関わってますよ。

町内会費を節約して、いったい代わりに何を買ったのかな? 大変興味が湧きますね。(笑)


以前、学生だった息子が、インドを旅行するのに一ヶ月ドカタ仕事をやって旅費を稼いでいましたが、なんか、働き方としては一番シンプルでグーだなぁと思いました。

「願い」や「祈り」がまずあって、稼ぐ。そしてその願いを叶えるために使う。その基本に立ち返りましょう。
そして、「お金」という媒体を通さずにお宝を手に入れるワザも磨きましょう。

幸せに生きるために。


去年の5月から、このお宝持ち講座にお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。(ああ、最終回がカジュ祭に間に合った・・・!)これをもちまして、本編は幕といたします。
今後は番外編(コーヒーブレイク)を折々お届けいたします。


私はこれからも糸という素材を通して、植物たちといっしょに、モノの命を見つめて生きてゆきたいと思います。
今度とも、どうぞよろしく。


感謝をこめて。

たなか牧子拝


(写真)

2年ほど前から作り始めたフェルトのブローチ。見捨てられた素材に命を吹き込むプロジェクトです。ippinというブランドにしました。すると、あちこちからビーズやボタン、糸などのご寄付をいただくようになりまして、いやいや、本当にありがたく思います。この頃は毎晩針仕事です。
カジュ祭で新作をお目にかけます!







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