滑稽酒脱
10月に、カジュ祭ですっかりおなじみの掛田商店で展覧会をさせていただくことになりまして、先週、打ち合わせのため久しぶりに訪ねました。
木の香の漂う素敵な店内には、厳選した蔵元から仕入れたいいお酒がたくさん!
それにしても、日本酒のラベルって、個性的なものが多くで楽しいですね。一升瓶はワインの瓶より大きいから、デザインのしがいもあるというもの。これだけで展覧会ができてしまいそうです。
お酒に込めた思い。それを象徴するネーミング。それを表すラベル。
これなんか、もうアートだと思いますよ。
加茂福酒造の、その名も「裏死神」!
数年前からお酒が飲めなくなってしまって、「その心」を舌で味わえないのが残念・・・。
2014年になりますが、写真家・土居麻紀子さんが「機を織っているところを撮らせてほしい」と工房にやって来ました。長野にあるワイナリー
Aperture Farm(アパチャーファーム)からワインのラベルの写真を依頼されたのだそうです。
「ワインのラベル・・・になるのかな、機織りの写真って・・・?」と言ったのですが、ワインに込めた思いを聞いたら、機織りがいい!と閃いたそうなのです。
たくさんの写真の中からワイナリーの人が選んだのは、綜絖を通る経糸の写真でした。
「数ある候補の中からこの写真を選らんだ理由は、機織りの綜絖と糸の交わりがとても気に入ったから。素敵な人間関係の様に人と人が繋がり、交わり、そして色々な物が産まれる。特に色々な会話が聞こえてくる食卓の様な印象を受けました。そんな、楽しい食卓にこのワインがあって欲しいと思いラベルになりました。」(写真と文 / Aperture Farm FBページより)
一本いただきまして(その頃はまだ飲めてた)、友人たちと飲みました。どこまでも優しく柔らかな味わいだった記憶があります。
私自身の織りも、かくありたい、と思います。
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