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2022/08/24

豆汁でござる。

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8月の染め教室。今日は盛りだくさんの内容でした。

その1。

いつもは基本的に浸染を行なっていますが、「絞り染以外にもっと布に模様をつけてみよう」ということで、顔料をつかった手描き、簡単な型染め、版押しに取り組みました。

顔料とは岩絵の具、つまり、鉱物や貝などを粉にしたものです。
日本画ではこれを膠(にかわ)に溶いて使いますが、染色の世界では豆汁(ごじる=豆乳)をバインダーとして使います。

沖縄の紅型がこれです。
「染める」というより「ペイントする」という感覚ですね。

前の晩から水につけておいた大豆を水と一緒にミキサーにかけて、豆汁をつくりました。

 

 

 

これに「にがり」を入れればお豆腐ができます💕
で、濾したカスは「おから」です。手絞りのおからは旨味が残っていて美味しいのです💕
さっそく夕飯に。


余ったDMのハガキで型を彫ったり、おしゃれな穴あけパンチで型抜きしたりして版をつくり、刷毛で刷り込んだり。生徒さんがインドネシアで特注したバティックの型で版押ししたり・・・今日は思い思いに実験しました。
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いつもの浸染と組み合わせて、少しずつ作品にしてゆきたいと思います。

嗚呼、おから、美味だった。

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