お宝もち講座・お出かけ前のコーヒーブレイク
今年の甲子園は、地もと神奈川の優勝! やっぱり嬉しいものですね。
しかも、慶応の優勝は107年ぶりとか。
この猛暑、よくぞ戦い抜いたものだと、すべての球児に拍手を送りたいです。
でも、もう昔の夏とは違うから、ナイターも考えてあげたらどうかしら。
慶応の野球部は、「考える野球」だそうで、練習時間も短いそうですね。
「根性」や「不条理な上下関係」がだんだん過去のものになっているのは、個人的にとてもうれしいです。
不条理なしごきやいじめがなくならないのは、代々やっていることだから、みんなやっているから、という空気。
「そういうものだから」に日本人は弱いよなぁ、とよく思います。
布川事件の冤罪被害者 桜井昌司さんが亡くなった記事に、生前の桜井さんの言葉が紹介されていました。
「検察って反省しないし、事実を公正に客観的に判断しない人たちの集まりなんだと思ってました。起訴したらそれだけに縛られて自らの正しさを主張する組織なんだと」
検察で働いている人だって、いい仕事をしている、しようとしている人はたくさんいるはずで、でも、そこには「そういうもの」という得体の知れない魔物がいて、それに従うことが暗黙のうちに強要される・・・みたいなことはあるのかな、なんて思います。
おそらく、多くの公的機関、企業でも、似たことは起こっている。
せっかく「ポストコロナ時代」が幕明けたのに、「そういうもの」だからと、また無理な働き方を強いられ、経済を優先させる世の中にもどるのかしら・・・。
「そういうものだから」と80年前に軍部の暴走を止めず、「そういうものだから」とバブル経済に狂乱し、「そういうものだから」と理不尽な働き方にも堪える・・・。
「そういうもの」なんてひとつもない。
慶応野球部の選手たちみたいに、自分たちで考えて、自分を、チーム(世の中)を、継続可能な楽しいものにしたい。彼らがお手本を示してくれたではありませんか。
私の場合はその思いを糸に託して生きていく。
さ、納品に出かけます。