メラレウカ・ふとももパワーの漆黒

写真右2つ→出典
【学名】 Melaleuca bracteata,
Melaleuca alternifolia,
Melaleuca leucadendra,
Melaleuca hypericifolia, etc.
【別名】 カユプテ、ブラックティートゥリー, リバーティートゥリーほか
【 科 】 フトモモ科
東南アジア~オーストラリア西部原産。
オーストラリアにはフトモモ科の植物の原種が様々ありますが(ユーカリも)、このフトモモちゃん、染料として優秀なものが多く、とくに鉄媒染ででる黒がどれも秀逸!
ユーカリ同様、メラレウカも種類がたくさんあり、100種以上ともいわれています。
アロマオイルで有名なティートゥリーもそのひとつ。Melaleuca bracteataはブラックティートゥリーと呼ばれています。
18世紀頃、オーストラリアに上陸した海洋研究家のキャプテン・クックは、この葉をお茶の代わりに飲んだとか。「ティーツリー」というネーミングはそこからきたとも。
薬効の高いアロマオイルは、オーストラリアの家庭の救急箱には常備されているそうです。殺菌効果が高いことから、石けん・ボディケア用品・デンタルケア用品などにも配合されていることも多いです。皮膚を消毒する作用が期待できるため、ニキビケア向けの化粧品に使われることも。
先住民アボリジニの間では、古くからその強い殺菌力や抗菌、抗ウイルス、抗真菌、抗炎症などの作用から万能薬として愛用されてきた歴史があるあります。防腐作用も認められます。
日本でも近年、数種類が庭木として人気がでています。
友人の庭師が葉山で剪定したというメラレウカ(ブラックティートゥリー)枝葉を分けてくれました。
煮出すと、コウヤマキに似た、さらに華やかでフルーティーな芳香が強く漂います。すばらしく気分がよくなる❤️
その華やかさに似合わず、というか、薬効の高さを反映してというか、煮出した液は赤黒い濃いものとなり、アクの泡がぶくぶくと浮かびました。
さすが、フトモモ科パワー!
あ、ちなみにフトモモは「太腿」ではなく「蒲桃」。中国名「蒲桃(プータオ)」が沖縄方言で「フートー」となり、 それが「フトモモ」になったといわれています。
アルミで桑染色(くわぞめいろ)、銅で鶯茶(うぐいすちゃ)。そして鉄では輝く漆黒(しっこく)。
花言葉は「清潔」「強い味方」。

◎参考サイト
・http://www.yonemura.co.jp/
・https://pfaf.org/
・https://www.yu-kikobo.com/
・https://meetsmore.com/
(C) Tanaka Makiko たなか牧子造形工房 禁転載
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