今年もありがとうございました。
今年も残すところ3日たらず。
明王院さん、いつも暮れの28日にはお屠蘇づくりなどのたのしいワークショップもあって、毎年ずっっと行きたい行きたいと願いながら、年末の大掃除やお正月のしつらえ、業者さんへのご挨拶などに追われて、かないませんでした。
が、今年は奇跡的に27日ですべてが終わったという!
美しい境内の軽やかな空気感の中、久しぶりの護摩焚き法要。
実は中学・高校で密教にハマり、それが嵩じて大学3年の時にブータンまで行ってしまった私。
たくさんの参列者とともに発する観音経と真言の雨に身を浸す時間は、至福のものでした。
こびりついていた余計なものをすべて洗い流していただきました。
ご住職のお話。「今年は新しい試みもいろいろやってみました。でも、結果は思い描いていたものとはちがって、いつも何倍も予想を超えていました」
ふむ、自らを振り返ってみても、良くも悪くも、狙ったとおりに企画の結果が出ることはまずないな。
機織りでも、私がちっこい頭で「狙ったこと」など、だいたい覆されているし。むしろ、周りに散りばめられたいろいろな「伏線」を読み解いて「ならば次の一手はこれか?」ぐらいの気持ちで取り組んだことの方が、実りが多いような。
裏切られる結果もまた答えなのだと、改めて教えていただきました。
また「悲しい時だけでなく、楽しい時にもいらしていただけるお寺でありたい」とのお言葉にも、人の心に寄り添うご住職の矜持が見えました。
はい、またぜひお参りさせていただきます。
今年もほんとうにお世話になりました。
みなさまどうぞ佳いお年をお迎えください。
感謝をこめて。
たなか牧子拝