

3月に東京ステーションギャラリーに観に行ったら、日曜美術館で紹介されたあとだったので、ちょーーーーだの列ができていて、断念。
すでにこの時点カタログも売り切れていたそうですが「会期後増刷されて、一般でも販売する予定です」と係りの方に聞いて待っていたのです。
日常生活の中で目にするものを、ハギレに託して表現してゆく宮脇綾子さんのお仕事。
野菜一つ、魚一匹に寄せる思い、鋭い観察眼とそこから広げる深遠なる世界は、正岡子規の「病牀六尺」の世界観に通ずるものを感じます。
嗚呼、この本をめくりながらの夜のお茶の時間が、しばらく楽しい。