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2025/09/01

2025/09/01

オカヒジキ・海藻にあこがれた藍海松茶

Okahijiki01  Okahijiki02
写真撮影↑:阪口泉 (鎌倉市材木座)

【学名】  Salsola komarovii Iljin
【英名】  Saltwort  
【別名】    ミルナ(海松菜/ 水松葉)、サマーツリー   
【科】     ヒユ科 (アカザ科)


原産地は日本、中国、ヨーロッパ南西部と、かなり広いですね。文献によって書いてあることがまちまちです。
世界のおなじみ、ですかね。

今は東アジアの暖帯から温帯に多く分布。日本でも各地の海岸砂地に広く見られます。

学名のSalsola (サルソラ)が「塩辛い」を意味する通り、海辺や内陸の塩性の砂地に自生する一年草です。

和名は海藻のヒジキに似ているところから。
塩好きではあるものの、海藻というわけではなく、なんとりっぱな緑黄色野菜!
塩害に強く砂地でも育つことから栽培もしやすいそうです。

栽培の発祥は山形県南陽市と言われています。
江戸時代にもともと自生していた海に面した庄内地方から、タネが最上川を遡って、船着き場があった現在の南陽市辺りにやってきて栽培が始まったのだとか。
今でも生産シェア日本一。
南陽市を中心にした置賜(おきたま)地方で栽培が盛んで、 「山形おきたま伝統野菜」に認定されているそうです。 
現在はその栽培技術が広まって、千葉県でも栽培されています。

オカヒジキを野菜として栽培しているのは世界でも日本だけだそうですよ。

旬は春から夏。ビタミンCをはじめとする抗酸化物質が豊富に含まれていることで知られ、加えてビタミンA、ビタミンB群、カリウム、カルシウムなどのミネラルも豊富。

「花と樹の事典」には「茎と葉を焼いてソーダを採る」という記述が見当たるんですが、これ、如何に。
ご存知の方、教えてください。

よく似た海藻にミル(水松 /海松 Codium fragile)があり、別名のミルナは、これによります。

海藻に憧れた緑黄色野菜・・・なのか、どの媒染でもなんとなく黒っぽい似たような色に染まるという海藻の特徴をこちらも備えておりまして、どの媒染も似たような海松色(みるいろ)藍海松茶(あいみるちゃ)のバリエーションが染まりました。
煮出している時も、なんとなく磯の香りが。

でもね、君は、緑・黄・色・野・菜!


花言葉は季節によって異なるものが存するようですが、一般的には「忍耐強い愛情」。
夏には「安らぎ」や「慈愛」も。

◎参考サイト 文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/オカヒジキ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ミル
https://mikawanoyasou.org/
https://chibanian.info/
https://hananoiwaya.jp/

・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「よくわかる山菜大図鑑」今井國勝・今井万岐子/著 永岡書店
・「花と樹の事典」木村陽二郎 / 監修 柏書房

(C) Tanaka Makiko たなか牧子造形工房  禁転載

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