お宝持ち講座

2024/04/23

お宝持ち講座・野草茶をつくろう!

みなさま、こんにちは。

久々のお宝持ち講座でございます。
桜も終わり、初夏の新緑が目にまぶしい季節となりました。

今は、年に一度のお祭り「カジュ祭」の準備が佳境です。

一年で一番仕事量の多い今ですが、植物たちは人間の都合で待ってくれたりはいたしません。この季節は、薬効の高い野草の宝庫。仕事の合間にせっせと薬草取りなどもいたします。
ここでしっかりいただいておくと、一年楽しめますからね。

どれも身近なものばかり。必ず皆さんのお家の近くでも見つかりますから、試してみてください。

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    基本
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・葉、茎、花、根、ともに、流水でよく洗い、土やゴミ、虫などをよく落とす。
(葉や茎はしばらく水に浸けておくと、虫などが浮いてくる。)洗って日干しにし、刻んで冷蔵庫で保存。


クワ
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亜鉛、鉄、カルシウムなどのミネラルに富み、食物繊維が豊富。糖尿病の予防効果のほかにも、高血圧抑制、血中脂質抑制、便通改善。根皮は利尿、血圧降下、血糖降下作用、解熱、鎮咳などに効能。


カキノハ
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初夏の若葉には、緑茶の約20倍のビタミンCをはじめ、脂肪や油を分解し消化を助けるタンニン、その他ケンフェロール、クエルセチン、グルコサイドなどが豊富。


ノゲシ
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花の咲いた時期に全草を採取して天日で乾燥。脾・胃・肝・腎・心・肺の五臓六腑の邪気を払い、無毒で心を鎮め、気力が充実し、身を軽くして老化を防ぐ、滋養強壮の効果。血圧降下、血管透過性改善、止血に効能大。ノンカフェイン。


スギナ
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サポニン、ビタミンC、ミネラルなどが豊富。血液の流れをよくする、血管を強くするほか、
利尿、去痰、解熱などに効果。日干しにすると、杉のような香りがする。


タンポポ
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葉、茎、根ともに薬効が高い民間薬。各種ビタミン、ミネラルが多く含まれ、発汗、解熱、健胃、健肝、ブドウ球菌、チフス菌などに対する抗菌作用などの効能


ドクダミ
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万病に向く薬草として「日本薬局方」にも記載されている薬草。十種類の効能があることから、 生薬名はその名も「十薬(じゅうやく)」。
利尿作用や老廃物を体外に排出する働き、血管の悪玉コレステロールや活性酸素を除去する作用も。


スイカズラ
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熱中症に効く。抗菌、血圧降下、抗炎症、抗痙攣、穏やかな利尿、清熱解毒薬。
煎じたものは、うがいに用いれば口内炎や歯肉炎を癒し、入浴剤とすれば各種皮膚炎、腰痛や痔の痛み、湿疹、あせも、ただれを治す。

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2023/08/25

お宝もち講座・お出かけ前のコーヒーブレイク

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今年の甲子園は、地もと神奈川の優勝! やっぱり嬉しいものですね。
しかも、慶応の優勝は107年ぶりとか。

この猛暑、よくぞ戦い抜いたものだと、すべての球児に拍手を送りたいです。
でも、もう昔の夏とは違うから、ナイターも考えてあげたらどうかしら。

慶応の野球部は、「考える野球」だそうで、練習時間も短いそうですね。
「根性」や「不条理な上下関係」がだんだん過去のものになっているのは、個人的にとてもうれしいです。

不条理なしごきやいじめがなくならないのは、代々やっていることだから、みんなやっているから、という空気。

「そういうものだから」に日本人は弱いよなぁ、とよく思います。

布川事件の冤罪被害者 桜井昌司さんが亡くなった記事に、生前の桜井さんの言葉が紹介されていました。

「検察って反省しないし、事実を公正に客観的に判断しない人たちの集まりなんだと思ってました。起訴したらそれだけに縛られて自らの正しさを主張する組織なんだと」

検察で働いている人だって、いい仕事をしている、しようとしている人はたくさんいるはずで、でも、そこには「そういうもの」という得体の知れない魔物がいて、それに従うことが暗黙のうちに強要される・・・みたいなことはあるのかな、なんて思います。

おそらく、多くの公的機関、企業でも、似たことは起こっている。

せっかく「ポストコロナ時代」が幕明けたのに、「そういうもの」だからと、また無理な働き方を強いられ、経済を優先させる世の中にもどるのかしら・・・。

「そういうものだから」と80年前に軍部の暴走を止めず、「そういうものだから」とバブル経済に狂乱し、「そういうものだから」と理不尽な働き方にも堪える・・・。


「そういうもの」なんてひとつもない。


慶応野球部の選手たちみたいに、自分たちで考えて、自分を、チーム(世の中)を、継続可能な楽しいものにしたい。彼らがお手本を示してくれたではありませんか。

私の場合はその思いを糸に託して生きていく。


さ、納品に出かけます。


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2023/08/07

お宝もち講座・ランチタイムブレイク

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暑中お見舞い申し上げます。

今日も迫り来る草の勢い気圧されながら、工房で仕事。
そろそろお昼の時間です。
今日のランチは、冷蔵庫に溜まった畑の野菜を総動員したココナッツカレー。

いただきます。

鎌倉界隈はここ2,3日、さくっと雨が降ってくれていて、少し、厳しい暑さが和らいでおります。
畑の水やりも、お休みだ。わーい!

値上げが止まらない電気代。
よりによって、こんなに暑い夏に・・・ちっ。

私は原発反対派だし、今までのお宝もち講座でも、電気との付き合い方を見直そうとか言っているわけだし、湯水のように電気を使う生活とはできればおさらばしたい。

そこで出会ったのがこの方法。

「キンキン ペットでお部屋の除湿とクールダウン」

凍らせたペットボトルをバケツなどに入れて、扇風機の風の当たるところに置く。それだけ。
言ってみれば、手作り冷風機ですな。

はじめは半信半疑だったのですが、カジュ・アート・スペースのような純日本式古民家では、かなり効果を実感できます!
すごいのは、除湿効果。周りの空気中の水分がペットボトルで冷やされて結露し、バケツに溜まっていくのです。

ペットボトルは、炭酸のものがおすすめです。丈夫なので、繰り返し使ってもヘタレません。反対にお水のペットは弱く、破れやすいので注意しましょう。

数があれば、かなりエアコン代を節約できると思います。

次の課題は、これをどうやってもっとおしゃれに置くか、だな・・・。

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2023/06/29

お宝もち講座・ジャンクでノートをつくる

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みなさん、こんにちは。
鎌倉近辺は「おい、梅雨明けか?」と思わせる夏日でございます。

さて、お宝持ち講座番外編の実践例。


その昔、地域の大先輩アナン・メタさん(インド出身)に教わったことがありまして。

「インドでは、箱や袋のような入れ物を人に渡す時、カラで渡すのは良くないという伝統があるんだよ」

なんて素敵❤️

で、それ以来、工房で作るカバー類や袋物には、できる限り、ちょっとした「中身」をおまけにつけることにしています。
工房でつくっている定番アイテムのブックカバーには、デパート展示など以外は、無地のノートをおまけにつけて販売しています。

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単行本と文庫本は無印良品のノートを使っていたのですが、この間、久しぶりに買いに行ったら・・・え?! 70円も値上げされてる!!
紙の値段が上がっているとは聞いていたけど、「70円」は驚き・桃の木、サンショウウオ。

ボッ!

モノつくり魂に火がついた。

その燃える魂で、改めて工房を見渡せば、あるじゃん。
昔寄付されていた、山のような古いB4サイズのコピー用紙、A3の色付きコピー用紙、色画用紙、包み紙、お菓子の空き箱!

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Youtubeで「ノート、手作り」で検索すれば、出てくる出てくる親切な動画。
というわけで、とりあえず文庫本と、前からなくて困っていた新書サイズのノートを手作りしました。
この方法を応用すると、手作り絵本なんかもできちゃいます。

たのしいぞ、これ!

見捨てられていた素材にも道がついたし。
今後は少しずつ、ブックカバーにはこちらのノートをつけることにします。

<<作り方>>

1.タテ・作りたいノートの大きさ × ヨコ・好みの大きさの2倍に紙を裁断。
 ・コピー用紙の厚みなら40枚ぐらいで1cmの厚みのができます。
 ・正確に裁断すると、見栄えがいいです。

2.裁断した紙を正確に二つ折り

3.そのサイズにアジャストに、表紙として集めの紙を2枚切って、本体の束を挟む。

3.きれいにそろえて、まず切り口側をクリップでしっかりとめる
 ・100均でも売っている、洋裁用のクリップがちょー便利!
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4.輪になっている側。ツラから5mmぐらいさがったところを、モノサシ2本で挟んで両はしを力が強めのクリップでとめる。
 ・糊付けの邪魔にならないように工夫してくださいね。

5.輪の側をのりづけ
 ・木工用ボンドをちょっと「盛る」ぐらいの気持ちでたっぷり。角(本でいう花ギレの付く部分)にちょっとはみ出して塗るといいです。

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6.乾いたら、帯状の背表紙を貼る。


◎参考サイト
https://www.youtube.com/watch?v=br5gd2Ijmf4






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2023/01/29

お宝持ち講座・昼下がりのコーヒーブレイク

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みなさん、お久しぶりです。
お元気ですか?

昨年初夏に「お宝もち講座」本編を終了しましたところ、「え、終わるの?!」というまさかの反響がありまして、「では、これからはチビチビと実践編を」というお約束をして・・・だいぶ経ってしまいました。

これからは、私の生活の中で実験・実践している「お金に左右されないQOL(クォリティ・オブ・ライフ)」のアイディアをご紹介したいと思います。って、たいしたことは出てきませんけれども。

でもって、私の提案をきっかけにして、皆さんのアイディアも聞きたいなぁと切に願うものです。
そう、自分だけでは思いつかないこと、人に聞いて「おおおっ!」と思うことってたくさんありますから。
ぜひ、コメント欄に書き込んでくださいませ。

物価高、コロナ・・・なかなかおさまりませんね。
ロ⚪︎アのあなた! もういい加減戦争はやめてくださいよ!
よりによって、みんなが病気で困ってる時に、なんでわざわざ!
世界はつながってるんですよ、迷惑してる人、いっぱいいるんですよ! 仲良くしようって、幼稚園で教わったでしょ!
・・・と灯油、ガス、電気、水道の値上げに、根拠のない怒りを抱いて年始を迎えるも、ある動画で目から鱗が落ちました。

菌ちゃん農法でおなじみの吉田俊道さん。素人にも今日から始められる畑の指南をしてくれている自然農法のオーソリティー。身近にある枯れ草などをフル活用して土壌改良する方法などを Youtubeでどハマりして見ていましたところ、金言に出会う。

「灯油、高いですねー。いいことです。みんな湯水のように使わなくなりますから」

おおっ! なんと俯瞰で物事を見ていらっしゃるのでしょう! そうだよ、お金に左右されないで幸せになる、という気持ちで「お宝持ち講座」を始めたのに、いつの間にか、お金の魔手に絡めとられておったわい!

よーし、モノつくりのプライドにかけて、楽しく節約してみましょう。

で、今回のお題は「新聞代をタダにする」。


私の祖父母の代までは、いや、私が子どものころまでは、古新聞というのは立派な生活アイテムでしたよね。
八百屋さんで野菜を買えば、新聞で作った袋に入れてもらってたし、荷物を送るときは梱包材として隙間埋めに使うのは新聞紙でしたし。

そこで、記憶を頼りに、新聞の活用を広げてみることにしました。

1. 新聞紙おそうじ

カジュはご存知のように古民家なので、家の真ん中に木の床が伸びています。(これを見てここで工房がしたい! と25年前思ったんですよ。機織りする人、わかりますよね。長い廊下は機織り仕事では重要な要素なんです)

で、掃除には掃除機を使っていたわけですが、ふと思い出しまして、ちょっと前から、「新聞紙おそうじ」に切り替えました。
若い方には??でしょうね。

濡らした新聞紙をキュッとかた絞りにして、ちぎって廊下に撒き散らします。

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これをあつめるようにして、箒で掃くわけです。
すると、綿ぼこりなどが、中に舞わずに、濡れ新聞にひっついてきれいになるのです。

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掃除機で掃除するより、ずっときれいになります。
もっと昔は、お茶ガラを使っていました。カテキン効果が期待でき、香りもよかったとか。江戸の知恵ですな。

これを毎日続けると、その分の掃除機の電気代は浮くわけですね。ま、一回一回は微々たるものでしょうが。

2.脱・ペーパータオル

祖母は、揚げ物をする時に油切りの下には新聞紙を敷いていました。
直に置けば「インクの溶け出しが気になる」という方もあるでしょうが、油切りの下ならペーパータオルを使う必要はありませんね。
実際、油の吸収がよくて、ぐーです。

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私なんて、バットも使ってない・・・。(これは単なる横着)
揚げ油を拭き取る時も、新聞で問題なし。レンジ周りの掃除もこれでOK。
ペーパータオルって、あると便利でついつい使ってしまいますが、あんな上質の紙を一回でゴミにするのって、よく考えると、もったいないですよね。お皿洗いの前の拭き取りにも使うようになったので、キッチンには、新聞紙を1/8に切ったものを下げてあります。

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窓拭き、急なゴキブリの出現にもあわてません。


3.袋や箱をつくる

いやいや、調べてみたら、山ほど作り方レシピがでてきましたわ。「新聞紙」「エコバッグ」「ゴミ箱」などをYoutubeで検索すると、実に色々ありました。

昨年の「ふゆのおくりもの展」では、長年の懸案だった「お客様用お買い物カゴ」をYoutubeを見ながら新聞紙で手作りしました。枚数を多くして作ると、20kgのものを入れられる立派なエコバッグもできちゃいます。

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(参考: こちらの動画)

次は取っ手付きとか、ゴミ箱のライナーとかも作ってみたいと思います。大事なのは「おしゃれでかっこいいこと」。これが続けられるポイントですね。


さて、ここまでで、一体どのくらい節約したかな?

・クイックルワイパー床掃除用ウエットシート(Amazon)で 20枚入り2個で1,815円 
・1日の掃除機にかかる電気代は3〜6円。5円として30日だと150円
・ネ⚪︎アのキッチンタオル2ロール 330円
・クラフト紙製 マチ付き袋(楽天市場)  一枚19円  一ヶ月で10枚消費したとして190円

シメて2,485円。

私は月々東京新聞の朝刊を取っていて、新聞代は2,950円

タダまで、あと少しです。(笑)


※菌ちゃん先生のことを教えてくださったレインボーステイの林真喜子さんに、この場をお借りしてお礼申し上げます。



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2022/04/28

お宝持ち講座 「お金の話 vol.6」

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みなさま、こんにちは。
ひっさびさの「お宝持ち講座」の時間です。

最後の講座「時間のトリセツVol.2」は昨年8月でした。

その頃は、来年のカジュ祭の頃にはきっとコロナ騒ぎも綺麗に片付いているに違いないと思っていたのですが、敵もさるもの引っ掻くもの。
ウィルスという目には見えないちいさいやつらに、こんなにも翻弄されることになろうとは。
加えて海の向こうでは、戦争の20世紀を思わせる紛争も。

どちらも一刻も早い収束を願うものです。

そんな中、カジュでは2年ぶりのカジュ祭!
どうぞ遊びにいらしてください。

さて、お宝持ち講座「お金について」の「稼ぐ」について。

本当の意味で人生のお宝を手に入れるためには、この問題から目を背けることはできません。
ちゃんと向き合ってこそ、お金に支配されない方法を見つけられるのですから。

時間のトリセツの前にしていたお金の話は「経費削減」でした。つまりは、無駄遣いのために無駄な稼ぎ方をやめよう、というお話でしたね。
だーがしかし、やっぱり必要なものはお金で手に入れなければなりません。
最後は、無駄な経費を削減した上で、それでも必要なお金をどうやって稼ぐのが良いか、を考えてみましょう。

お金もやっぱり、

◆稼ぐ(取り込む流れ)

◆使う(押し出す流れ)

にのっけて考えるのがよいと思います。

つくづくこの頃、お金というものは、稼ぐより「賢く使う」ことの方がずっと難しいと感じます。

よく考えてみると、私たち日本人は、幼稚園から仮に大学まで行ったとしても、どの教育課程でもマ「マネー教育」を受けていません。
私は過去にちょこっと教員の真似事をしていたことがあるのですが、教育の現場というところは、奇妙な「聖域」扱いでして、生徒たちにはなるべくお金の話はしない、お金に触れさせない、という空気が充満していました。今でもそうでしょうか?

一概に良い悪いでは語れませんが、きちんとお金と向き合うことも大人になるためには必要なことで、なんとなくイメージで捉えているだけですと、「無駄に稼ぐ」「無駄に使う」が横行してしまう気がします。

過去のお宝持ち講座を思い出してください。押し出す流れ、取り巻く流れがしっかりしていると、自然と取り込む流れがうまれるという話を。

私たちはなんとなく不安に駆られて「安定した収入」というものにまず心が支配されてしまいます。
しかし、何にどれだけ使うのか、ということをまずはじっくり考えることで、稼ぎ方が見えてくると思います。

例えば「家」。・・・すぐに家賃だ、住宅ローンだ、という発想になってしまいがちですが、はい、私たちはもうそこからは解放されていますよね? そして、自らの手を動かす、技術を身につける、などによって「時間給」という考え方からも解放される。

すると、自分にあった稼ぎ方、が見えてきませんか?
大事なのは「何をどうしたいから稼ぐ」という明確なビジョンを持つことだと思うのですが、いかがでしょう。

今回のコロナ禍は、新たな「オンライン」の活用法を見出す機会でもありました。

例えばあなたに、あなたにしかできない何かがあって、それを伝えることで収入を得ようと考えてみます。
zoomによるオンライン講座なら、会場を借りる費用もなしで、100人でも200人でも受講者を集めることができます。一人から例えば5000円の受講料を取ったとして、100人の受講者がいればそれだけで50万円の収入です。

オンラインショップも楽しいですね。店舗を借りるとなれば保証金だの月々の水道光熱費だのを心配しなければいけませんが、オンラインなら実店舗では出会えないような遠くの人をお客にすることもできます。言葉ができれば海外だってあなたのマーケット。

今はネットショップの構築もとても安価に実現できます。私のネットショップもそうです。(みてね💕)

気をつけなければいけないのは、「売れそうなことは何か」「受けそうなことは何か」という思考に決して陥ってはいけないということ。
これでは今までと同じです。お金に支配されて、大事なお宝が逃げてゆきます。

もしあなたがお客さんで、ウケ狙い丸出しの講座、受講したいでしょうか。「これが流行りだから」感が満載のもの、買いたいでしょうか。

成功しているファッションデザイナーの多くが「自分で着てみたいと思う服がなかったから」と、その仕事を始めたきっかけを語っています。
ココ・シャネルは、窮屈な服に自分がうんざりしたことで、自分だけでなく、結果として世界中の女性を自由にしました。

私たちはみんな、何かしらの、そういう「願い」「祈り」みたいなものをもっていませんか? 

その願いを叶える「手段」を、ひとつ、持ってみましょう。それをどんな形でもいいので、自分以外の人に何かの方法で伝えてみましょう。(押し出す流れ)
必ず共感者が現れます。その人は「仕事仲間」や「大事なお客さん」になってゆくはずです。その目の前の小さなつながりを大事にしながら、育ててゆく・・・十分商売になると思います。

そんな現場でやり取りされるお金・・・とても価値が高いぢゃありませんか! そうして手に入れたお金なら、とことん納得できることに使えるはずです。

そう。

稼いだお金を何に使うか・・・そこにその人の人生哲学が出る、と私は思います。

自治会のお当番をしていまして、町内会費を集めて回っていたときのこと。
新しく引っ越して来られたあるお宅に「あ、うちは町内会には入らないんで。回覧板も回さなくて結構です」と言われてしまいました。

別に同調圧力をかけるワケぢゃあありませんけどね、もしもし。

あなた、暗くなってから家に帰ってくることありますよね。暗い夜道を安全に帰って来られるのは、自治会で街灯を管理しているからですよ。
ゴミ、出しますよね。そのカラスよけのネットだって、みんなで出し合ったお金で買いましたけど。

年3000円ですよ。月250円。何かを我慢しなくちゃいけない金額ではありませんし、何より、暮らしの大事なところに関わってますよ。

町内会費を節約して、いったい代わりに何を買ったのかな? 大変興味が湧きますね。(笑)


以前、学生だった息子が、インドを旅行するのに一ヶ月ドカタ仕事をやって旅費を稼いでいましたが、なんか、働き方としては一番シンプルでグーだなぁと思いました。

「願い」や「祈り」がまずあって、稼ぐ。そしてその願いを叶えるために使う。その基本に立ち返りましょう。
そして、「お金」という媒体を通さずにお宝を手に入れるワザも磨きましょう。

幸せに生きるために。


去年の5月から、このお宝持ち講座にお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。(ああ、最終回がカジュ祭に間に合った・・・!)これをもちまして、本編は幕といたします。
今後は番外編(コーヒーブレイク)を折々お届けいたします。


私はこれからも糸という素材を通して、植物たちといっしょに、モノの命を見つめて生きてゆきたいと思います。
今度とも、どうぞよろしく。


感謝をこめて。

たなか牧子拝


(写真)

2年ほど前から作り始めたフェルトのブローチ。見捨てられた素材に命を吹き込むプロジェクトです。ippinというブランドにしました。すると、あちこちからビーズやボタン、糸などのご寄付をいただくようになりまして、いやいや、本当にありがたく思います。この頃は毎晩針仕事です。
カジュ祭で新作をお目にかけます!







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2021/08/21

お宝もち講座「時間のトリセツ」vol.2

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みなさま、こんにちは。

ひっさびさの「お宝持ちになる講座」でございます。
お変わりございませんか。

猛威を振るうコロナをよそに、季節は確実に移ろって参ります。

時間は生き物、とつくづく感じる今日この頃。


さて、その時間のトリセツの2回目です。

前回は、かなりふわっとした抽象的な話だったので、今日はなるべく具体例をご紹介しながら、いかにして時間を節約するか、そして「時間をつくりだすか」について、2つの視点から考えてみたいと思います。

ちょっと失礼して、コーヒーを。
今日のお十時は、朝イチで焼いた抹茶マドレーヌ。
いただきます。

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1. 小さな時間を大きく伸ばす

さて、前回「時間は伸縮するもの」というお話をしました。

現代の時間は、とても硬化していて柔軟性がありません。
これは、経済体制が「時間効率」という考え方に囚われすぎているせいだと思います。時間給、時間あたりの生産量、などを計算して仕事をする・・・え? 言ってること矛盾している? ふむ。一見そうかも知れませんが、この考え方が、実は時間という生き物を殺す結果になっているのです。

この考え方に囚われると、ものごとの隙間隙間にできる「小さな時間」を蔑ろにしてしまいます。

「あとでまとめてやった方が効率がいい」

つい、こう考えてしまう。これが大きな罠なのです。目の前にあるその「小さな時間」。これをいかにストレッチでびにょ〜んと伸ばせるか、が、ほんとうの意味での時間効率を上げることに関わってきます。

今、手元に目を通さなければいけない書類が10あったとします。今日はその他にもいろいろするべきことがあります。机の上にきれいに積まれた書類の束を見てあなたは、

「あとでまとめて目を通す」

と決めました。

ところが、その他の仕事が押して、結局書類は積み上がったまま一日は終わってしまった。・・・あるあるですよね。


さあーて、では、その一日を巻き戻してみましょう。

朝、あなたは仕事場でスマホなど見ながらコーヒーを飲みました。20分。ここで書類①に目を通します。
その後、人と会うために出かけました。目的地まで電車で30分。行きの車内で書類②、帰りの車内で③に目を通します。
途中で昼食1時間。ここで食後に書類④に目を通します。
帰ってくると今度は人が訪ねてくることに。このとき、先方から15分程遅れる、と連絡が入りました。ここで書類⑤に目を通します。
訪問者との打ち合わせが済んで、次は40分後にオンライン会議です。ここで書類⑥、⑦、⑧に目を通します。
オンライン会議は白熱した議論が展開しました。終了後、ゆーっくりおやつタイムです。充分休んで、最後に書類⑨、⑩に目を通します。

書類は片付きました。

人間はどうしても同種の仕事を「ひとかたまり」に捉えがちです。あなたの頭の中では「書類10」は一つのかたまりになっていました。すると、それを扱う時間もコチコチの「ひとかたまり」になってしまいます。

ですが、「書類10」 をできるだけ細かくバラけさせて扱うと、それに伴う時間もバラけて、 言い換えれば、びにょ〜んと伸びて柔らかな多面体に変化します。
これをうまく操ると、一山あった「書類10」 という仕事は、いつの間にか片付いているという寸法です! このとき、無理に書類1枚を読み終えよう、と思わず、途中になっても構いません。もっと細分化して、「書類1/2ずつ」でもOK。

まとめ。

・「あとでまとめてやる」に、おさらば。

・仕事はなるべく細分化して捉える=時間に柔軟性がでてくる。


2.お天道さまに仕事していただく

さて次は。

昔はよく「お天道さまに申し訳ねぇ!」などと言いまして、せっせと働きましたね。
でもよく考えてみると、「お天道さま」って何者よ、て話ですよ。
言ってる人もよくわかってませんよね、きっと。笑。

しかし、この正体不明の「お天道さま」を意識しますと、時間をミルフィーユのように「多重構造」にして扱うことができることに気づきました。

ここでは謎の「お天道さま」を「太陽」と「時間」と定義してみましょう。

前述のお金の話Vol.2でも少し触れましたが、現代社会は夜更かしです。
これが大変なエネルギーの無駄遣いを生んでいるわけですが、本来、仕事はお日さまがあるうちにするのが一番効率的です。
さきほどの「あとでまとめてやる」の考えで仕事をすると、結局、はみだした仕事は夜へ夜へと押しやられて行くわけですね。

覚悟を決めて、太陽が上っている時間に仕事を片付ける、といたしましょう。
ま、職種によっては、取引先が夜型だからとかいろ〜んな理由で、ままならないとは思いますが、基本、その方向で。

すると、早起きになります。
その分、お天道さまとのお付き合いの時間が増えます。

そこで、その増えたお天道さまとの時間を有効に使いましょう。というか、お天道さまに仕事を振ります。

これは流れをつくるVol.4でもさんざんお話しましたが、自分が別のことに従事している間にも、ほかの仕事が回る状態を作ることに繋がります。そう、いわゆる「仕込み」というやつでございます。

お天気がよければ、

・洗濯物を干しておく
・干物(野菜、魚など)を干す
・ソーラー充電

などをお天道さまにお願いしてから出かけます。

お天道さまを単に「時間」と捉えれば、天気に関係なく、

・ぬか床に一本キュウリをさしておく。
・魚を塩麹につけておく。
・パン生地を練って冷蔵庫に寝かせておく。(低温発酵)
・浸け置き洗の洗濯物を浸けておく。

・・・って家事ばっかりが思いつくなぁ。ま、例えばということで。

つまり、お天道さまにいろいろと仕事を振っておくと、時間が何層にもなって同時進行でものごとが動くようになる。結果的にたいへん時間効率が上がるわけです。
自然と、様々な経費削減にも繋がります。

これが高じてくると、その日の天気を読むようになる。すると、季節の動きを読むようになる。つまりは、「暦」が大事になってくる。

暦は古今東西、古代では国の統治者の大事な仕事でした。古代中国では暦を誤ると、皇帝の首がすげ変わる原因になったとさえ言われています。

それは、お天道さまの動きのもとに生きていくことが大切だからですよね。

このブログの記事も、実は織りの教室をしながら、立ったり座ったりして合間合間に書いています。
気がつけば、ああ、お昼だ。お腹空いた。
昨日、あぶらげさんを煮込んでおいたので、今日のお弁当はおいなりさん。
いただきます。

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本日は、この辺で。


<<ブログ冒頭の写真>>

仕事場の裏庭にこしらえたちっこい田んぼ。
初夏の田植えから、順調にすくすくと育ち、先ごろ、めでたく出穂いたしました!

お天道さまという、大きな時間の流れが与えてくれた実りです。

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2021/07/14

お宝もち講座「時間のトリセツ」vol.1

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みなさん、こんにちは。ご無沙汰しておりました。
「お宝もちになる講座」の時間です。

第二部、前回までは「無駄なお金の使い方」についてお話しました。
で、次は「楽しくどう稼ぐか」という話に・・・と思っていたのですが、それをお話するにはまず、時間の使い方を見直す必要があると思い至りましたので、今日からは先に「時間」について、数回に分けてお話することにいたします。

私は正真正銘のモノ作りでして、つまり、デザインだけして制作は外注とか、コピーを大量につくってさばく、みたいなことは全然してません。本とか、動画とかは、今後大いに作って遠くに飛ばしてみたいとは思っていますが、基本、「織」「編」「縫」といった糸へんの仕事に毎日勤しんでおります。

「そんなんで、食ってけんの?!」・・・そうですよね、こんなにスピーディーな時代にちまちま手仕事なんて。

って、思うでしょ?
私も思ってました。でも、今でもさっぱりわからないけれど、この方法で25年生きているのですよ。子どももひとり育てちゃった。なによりも、そこには周囲の人の「助け」があったわけで、そのことには毎日手を合わせて感謝しています。

それプラス、みなさんにお伝えしたいのは、

「手仕事は効率が悪い」というのは間違いということ。

よく、エジプトのクフ王のピラミッドを特集したTV番組などで「一体、どうやってこれほどの巨石を積み上げたのだろうか!」みたいなコメントが入りますね。電動工具もクレーン車などの重機もないのに、と。

これ、もしかしたら、古代エジプトの人にすごーく失礼かも、とよく思うんです。

われわれ現代人は、便利な道具を発明するところは「アッタマいー」なんですけど、その便利な道具に使われているうちに、そもそも備わっていた身体的能力を退化させてきたわけですよ。「生まれつきの不器用はいない」の項でも書きましたが、人間は場数を踏んだことについては、身一つで、相当に高度な仕事を効率良くこなすことができます。

数年前、鎌倉路地フェスタの活動を通して、民族映像研究所(民映研)の「奥会津の木地師」という映画を紹介するという幸運に恵まれました。

民映研は、失われようとする日本の古い風習を映像で残す仕事をする団体です。そこが、奥会津に存在した「サンガ」と呼ばれる山の民の、会津塗のための椀木地づくりの生活を収めたフィルムを制作しました。観て、のけぞってしまった。

まずは斧や鉈(なた)だけを携えてブナ林の山に入り、森にあるものを利用してサクサクと4日で仕事小屋を建てる。インフラを整えて、神を祀ってから、フイゴを設置し、森で荒切りされた人頭大のブナの塊から2,3人でみるみる椀木地を削り出す・・・!

すべて手作業。電気はないので、仕事はお天道さんのある時間だけ。なのに・・・ナレーターの解説に耳を疑いました。

一日240個の椀を削り出すという」

・・・って、ちょっと待ち給えよ。一日8時間働いたとして、1時間に30個の計算じゃん!!

どんだけ熟練?!  恥ずかしい、自分が恥ずかしいっ。

はい、これが今日の1つ目のポイントです。

機械便利神話から脱却しましょう。

「あ、これがあると便利便利」と身の回りを便利グッズで埋め尽くすような生活は、結局のところ、大きな時間のロスを招いているのです。それよりも、自分の手の能力をアップすることを考えてみましょう。どうするのかって? 手、使いまくるんですよ!

こまごまと、目の前にあることを、その時できる分だけでいいので、手を動かして片付ける、整える、仕込む。
これが、びっくりするほど日常を効率化するのです。騙されたと思って、ちょっとやってみてくださいませ。続けていると、だんだん能力が開花します。

で、それに慣れてくると、あることが見えてきます。それは・・・

時間は伸縮するものである。

ということ。

ほら、楽しい時間は短くて、辛い時間は長い、みたいなことってありますよね。あれは、感覚的なだけでなく実際そうなんです。
かのアインシュタインさんが相対性理論で言ってますから、ほんとでしょう。

つまり、時間というものを扱うときは、あまり固定観念を持ち出さず、ふんわり掴んで、パンをこねるように自在に伸ばしたり丸めたりする感覚をもって、ここ重要、「大事に」扱います。

なんか抽象的すぎてわかりにくいですかね。

ちょっと周りを見てください。あなたの周りで仕事のできる人って、あんまり「忙しそうにしていない」のでは? 忙しい忙しいと言ってる人より、趣味も生活スタイルも充実してたりしません?

そういう人は、時間の扱いが「ふんわり、こまごま」なんですよ。そういう人の会話をよく聞いてみましょう。「あ、ついでだから」ってよく言ってませんか?

そう、この「ついで」が時間を大事にするカギなのです。思い出してください、ハキリアリのプロトコルを。

私は、これについてはかなり研鑽を積んだと自負していたのだけれど、会津の木地師さんたち見て、「出直しだ・・・」と思いました。
日々、精進。

つまり、古代エジプトの人は、現代の私たちよりずっと、日々の時間の扱いに秀でていたということです。コツコツ手作業でも、いや、手作業のほうが、余計な経費をかけずに、環境を汚染せずに、あんなすごいピラミッドなんかをつくるにはよかったのかもしれません。

大掛かりな大量生産による右肩上がりの社会は破綻しています。ポストコロナ時代は、時間を自由自在に操れる「手」の時代にしたいです。

今日のまとめ。

・訓練された手を用いれば、手仕事は効率がよい 
・時間は生き物のように大事に扱う

次回からは具体的な時間節約の例をご紹介していきます。



<<ブログの写真>>

34年前、ブータン王国を訪れたときに出会った須弥山の曼荼羅。
このデザインはおそらくブータン独自のものと思われます。

相対性理論で説明された伸縮する時間の概念やその他の宇宙の法則が、余すところなく表されていると直感的に思いました。
物理記号という言語で今でも論争を繰り広げている量子力学や相対性理論の世界ですが、この「曼荼羅」という言語こそ、すべての要素を矛盾なく表現しきっている気がします・・・どうして?って訊かないでね。説明はできないんで。

◎本日の参考書

一般社団法人 民族文化映像研究所(民映研)
 作品No.05 「奥会津の木地師」

「相対性理論」を楽しむ本  PHP文庫  佐藤勝彦 / 監修

 

 

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2021/06/24

お宝持ち講座「お金の話 vol.5」

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みなさん、こんにちは。
お宝持ちになる講座の時間です。

本日は「押し出す流れ」のお金の話の最終回。
医療関連費の削減について。

あ、「稼ぐこと」については、後日別の章で提案いたしますね。

あまり普段病院のお世話にはならない私ですが、一昨年、ひどい胃痛に襲われて、一念発起しておっきい病院に診察を受けに行きました。
私の祖母はスキルス性の胃癌で亡くなっているし、両親も共にべつの癌で亡くなっていて、いや、その時は真面目に「胃癌かも・・・」と思いました。

結果は十二指腸潰瘍で、「胃壁が荒れ野のようになっている状態です」と、かーっくいいドクターが胃カメラの写真を見ながら詩的に解説してくれました。「これを1ヶ月飲んでいただければ、治りますよ」とお薬を処方していただき、ま、結果、1ヶ月でよくなったんです。

でも・・・私の日常生活の何かが、胃にこれだけ負担をかけているとしたら、またなるかもしれないよなぁ。

「先生。食べるものとか、あと、普段の生活で気をつけなければいけないことってなんですか?」と質問した時の、かっくいいドクターの答えは、

「うーん、特にありません」

・・・いやいや、ドクター。そこが一番、専門家の意見を聞きたいところなのよ。

それって、また悪くなったら、薬もらいに来いってことじゃん。
そりゃ、あなたに会いに来るのも悪くはないけどね。

さて、今日のテーマは、実にこの出来事に象徴されています。

総務省の資料によると、1985年に16兆円だった医療費は、2020年には47兆円を超えています。約3倍ですね。

N2301060  (←クリックして拡大 写真出典 )

分析では「高齢者の増加」が原因、と括っていますが、果たしてそれだけでしょうか。

私には、病院の対応の変化が背景にあるような気がしてなりません。
昔は今ほど簡単に薬を出しませんでした。
ま、専門家たちの努力によって、いい薬が開発されていることも一因でしょうが、「悪くなったら、ハイ薬」の図式が、この恐ろしいグラフの裏に透けて見えるんですけど、みなさん、いかが思われますか。

夜遅くまで(夜11時過ぎの東京駅の横須賀線のフォームに当たり前に人がたくさん並んでてビビったぞ)働き、そのせいで食事や睡眠がおろそかになり、ブラックな職場で神経をすり減らす・・・。
当然、体調は悪くなる。そして、薬で対処療法。また過酷な働き方の毎日に戻る・・・。

ポストコロナ時代は、この負の連鎖を断ち切る必要があります。

江戸時代初頭の学者・貝原益軒は、その著書「養生訓」の中で記しています。

薬と鍼灸を用るは、やむ事を得ざる下策なり。飲食・色慾を慎しみ、起臥を時にして(:規則正しく)、養生をよくすれば病なし。腹中の痞満(ひまん:腹がつかえてはること)して食気つかゆる人も、朝夕歩行し身を労動して、久坐・久臥を禁ぜば、薬と針灸とを用ひずして、痞塞(ひさい:腹がつかえて通じがないこと)のうれひなかるべし。是上策とす。

薬やハリ・お灸を用いるのは、最後の手段で「下策」
 。食・性生活を謹んで規則正しく養生すれば病気にはならない。(中略)
体を適度に動かし、長時間座ったり寝たりしなければ、薬に頼らなくても大丈夫。これが「上策」

そう、つまりは「予防医学」こそが、これからの医学です。
お医者さん、パソコンの画面ばっかり見てないで、患者には、その知識を活かしてぜひ、予防と養生の知恵を授けてください。

おっと、責任をお医者さんになすりつけてはいけませんね。
ポストコロナ時代は「自分のことは自分で」が基本。

「悪くなってから薬」から脱却しましょう。

これまでのこの講座が提案してきた生活スタイルを、できるところから取り入れて、「体が悪くならない生活」手に入れましょう。

あ、予防のためのサプリに走る、ではありませんよ。サプリに頼らなければいけないこと自体が問題です。
食後に各種サプリを飲んでる人で、健康な人を私は見たことがありませんが、いかが?
いくらセサミンがいいからって、取すぎはやっぱ他の病気の原因にならんでしょうか。そんなにたくさん取っていいなら、ゴマがあんなに小さな粒なわけないと思うんですよ。

体調が悪いのに薬を我慢しろ、ではないですよ。悪くなったらお世話になればいいと思います。

では、なにから始めれば・・・はい、例によって「ちっこく」いきますよ!

「養生訓」をひもといてみましょう。

養生の道

  • 怒りや心配事を減らして心を穏やかに保つ

  • 元気であることが生きる活力になるのでいつも元気でいる

  • 食事は食べ過ぎず、毎日、自分に合った適度な運動をするのがよい

  • 生活の中で自分の決まり事をつくり、よくないことは避ける

  • 病気になってから治療するのではなく、病気にならない努力をする

  • 何事もほどほどにし、調和のとれた生活を送る

  • お金がある、ないに関係なく、自分なりの楽しみを持って生活する

  • 養生のための生活を習慣化することが大切

  • 呼吸はゆっくり行い、たまに大きく息を吸い込む

  • 夜更かしはしない、だらだらと寝すぎない

  • 身のまわりを清潔に保つ

↑はこのサイトから引きました。 他にも食生活、性生活、住まいなど、いろんな知恵が簡潔に紹介されていますので、のぞいてみてください。どれも、今すぐ始められることばかりですよね。全部でなくても、できる項目から実践してみませんか。

貝原益軒さん、人生五十年と言われた時代に、自ら考案した養生訓を実践し、なんと84歳まで長生きしました。効果は実証済み!

このほか、戦国時代の曲直瀬道三が、短歌形式で養生法をまとめた「養生誹諧」もおもしろいです。いずれも、医療が発達していない時代の人ですから、命と向き合う気持ちは今よりずっと真摯で鋭敏だったはず。いろんなヒントが隠れています。


これで、今までなんとなく不安に駆られてもらっていた薬やサプリと縁を切ることができたら、医療関連経費は大幅に削減できるはずです。

夜更かしやめると、びっくりするぐらい電気代も安くなります。
社会全体が夜更かしですよね、今・・・。

最近、またちょっと胃痛が。
原因、ほんとは分かっているんですよ。気づかぬふりをしているけど。

はい。たなか、「食べ過ぎ」です・・・。精進。くっ。

次回からは「時間」について、数回に分けてお話ししようと思います。(これを先にしないと、取り込むお金の話がうまくできないので)


<<ブログ冒頭の写真>>

別に「健康のために」なんて思ってやっているわけではありませんが、毎年この時期の梅仕事はお約束。私はお酒が飲めないので、もっぱら梅干し。
何百年も前から今日まで「残ってきた」伝統食には、この風土で生き抜く知恵が詰まっているなと思います。ありがたいことに、仕事場の庭には3本も梅の木があるし、この頃はどこかしらから極上の梅が届いたりもします。

自分で漬けると、不思議とせっせと食べるようになりますね。梅干しレシピもだいぶレパートリーが増えました。

夏を乗り切る、大事な「養生」です。

◎本日の参考書

「養生訓」
(いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ) 貝原益軒 /著
 (読みやすい超訳版です。図書館にもあります)

戦国武将の養生訓 山崎光夫 

医療費の推移

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2021/06/19

お宝持ち講座「土曜の朝のコーヒーブレイク」

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みなさん、おはようございます。

鎌倉の朝は、しっとりと雨模様。紫陽花がひときわ美しい。
この花だけは、青空より雨空が似合う。
不思議ですよね。ちゃーんと自分が一番美しく見える時期を選んで咲いてくる。
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さて、前回の「教育関連費削減」。びっくりするほどのアクセスがありました。
ご訪問いただいた方、本当にありがとうございます。
やっぱり、教育関連費は一番の悩みどころということでしょうか。

「各種ぼったくり予備校には行かなくていい」なんて書きましたが、実際は子どもに「みんな行ってるから私も行きたい」なんて言われたら、ぐらつきますよね。そんなに簡単じゃない、うん。

学校がだらしないですよ。「塾の先生の方がわかりやすい」なんて言わせていいのかい、先生?
学校がわかる授業してくれたら、塾はいらないんですけどね。

日本が今ほどお金持ちではなかった明治時代。
一部の知識人が国を動かしていた時代です。
ほとんどの国民は満足に学校に行かれなかったわけですが、一般庶民、なんか、今よりみんな頭良かった気がするなぁ。

江戸時代後期に、とっても儲かっていた商売の一つが「貸本屋」でした。滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」(今でも十分に新しい!)なんかは、この貸本屋を媒介にして大いに読まれたわけですよ。

・・・ん? ってことは、婦女子を含む一般ぴーが、みんな字が読めたってこと?

そーなんですよ。江戸フェチ・たなか、調べてみましたところ、この時代の日本の識字率は世界一だったそうです。ヨーロッパなどは、為政者が統治を楽にするために「領民をアホにしておく」という考えがどうやらあったようで、一般庶民は文盲が当たり前だったんです。

それに反して日本は「人材こそが宝だ」という伝統があって、読み書き・そろばんは大いに奨励されていたし、浪人さんによる各種私塾も盛んでした。

その伝統が、「新聞」に表れている気がするんですよ。

戦前までの新聞、「総ルビ」でしたよね。

データ入稿になるまで(めっちゃ最近ですよ)、新聞は活版印刷でした。つまり、鉛でできた活字を、職人さんが一文字一文字組み上げて(この作業を「文選」というそうです)紙面をつくっていたわけです。
その、信じられないような労力に加えて、さらに小さい字の「ルビ」を脇に組んでくって(活字そのものがルビ付だった・・・かも)、究極の職人技ではないだろか。

そこには、「一人でも多くの人に記事の内容を伝えたい」というブン屋さんたちの熱意が感じられます。

子どもの頃「ねえ、お父さん、この字なんて読むのー?」と新聞の記事をさして父に訊くと、「ああ、○○だよ。昔はルビがあったから、子どもでも一人で新聞読めたんだがなぁ」とよく言ってました。

そうですよ!

令和元年の全国の不登校児数
・小学校   53,350人
・中学校 127,922人
・高校  50,100人

合わせて23万人の生徒たちが学校に行ってない。この数字はもう「学校に問題あり」でしょう。

なのにですよ。
高校生は別として、小学生や中学生は働くこともできないし、自分で勉強する環境も十分ではない。

そこで、どうでしょう。もう一度「新聞総ルビ化」。紙が無理ならオンライン版だけでも。

毎日必ず新聞を読む、切り抜きする、これだけで、いろーんな情報が手に入るし、字は覚えられるし。
読み方さえわかれば、辞書が引けます。あ、検索でももちろんOK。

きっと研究テーマなんかも見つかっちゃう。
興味のあることは、検索して深めることだって、今ならyoutubeとかで発信することだってできちゃう。
いやいや面白くない授業に出るより、よっぽどいい勉強方法じゃありませんか。

今なら、昔よりずっとルビをふるのは楽ですよね。最近の新聞、行間ひろいし、データだし。
日本語を学んでいる外国の人にも、親切なんじゃないかしら。

・・・なーんてことをちょっと思った土曜の朝でした。

<<ブログの写真>>
明治時代の新聞紙面。
一文字一文字、職人さんが活字を組んでつくるというたいへんな作り方の時代に、総ルビの新聞。ルビの字も組んだんですよね、神業だ!

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