鎌倉・染色彩時記(染)

2017/06/06

ササゲ・恥じらいははじめだけの薄黄色

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【学名】  Vigna catiang Endl. var. sinensis King  Vigna unguiculata
【英名】  Cowpea,  Black-eyed pea(白色ササゲ),  Asparagus bean
【別名】  大角豆(たいかくず=ささげ)、ミタビ、 ササンキ(アイヌ語)
【生薬名】  豇豆(とうず)
【科】   マメ科

中央アフリカ原産のものが、中国を経由して9世紀に渡来。
ツル性のものと、ツルのない直立するものがあります。

「大角豆」の字を当てるのは、豆の端が少し角ばっていることから。
「ササゲ」という名前の由来については、細いサヤを小さな牙に見立てて「細々牙」とした、あるいは、若いサヤが、物を「捧(ささげ)る」かのように上を向いているから、など諸説。

欧米では、食用ではなく、主に土壌改良のために栽培されていて、英語名cowpeaは恐らくここからきているのでしょう。

日本で生産されている豆はほとんどが赤色ですが、輸入豆には「ブラックアイ」と呼ばれる白色で臍の周辺部分だけ黒いものや、褐色、黒色のものもあります。(沖縄で作られている「黒小豆」は、実は黒色のささげ。)

関東では、赤飯にはアズキの代わりにササゲを用いることが多いです。これは、アズキが、煮たときに皮が破れやすいため、「腹切れ」→「切腹」という連想を生み、武家の間で嫌われて、煮ても皮が破れないササゲの方を用いるようになったからだそうです。

和漢三才図会には「腎を補い、胃を健やかにし、営・衛(いずれも東洋医学独特の考えによる、脾・胃で消化された栄養物質)を整え、頻尿や下痢をとめる」とあります。また「汁に煮て飲むと、鼠莾(そぼう=ハシリドコロ Scopolia japonica Maxim.強力な毒草)の毒を解する」とも。

一昨年、裏庭の畑に植えて、ひと夏、たくさんの豆を楽しみました。はじめのうち、モノを捧げているような健気な姿の豆も、次第に下を向き、それはそれは堂々と、ふてぶてしく、長々とぶら下がります。こう言っては何ですが、恥じらう乙女が月日を重ねて、押しも押されぬ無敵のおバタリアンになっていく様を見るようでございます。ちなみに豆の味はバツグン。

その、畑に植えた「つるありささげ」を、収穫後に全草を煮出してみました。マメ科独特の甘い香り。アルミで明るい黄色、銅で明るい草色(ウールは翡翠色)、鉄で海松(みる)色、麹塵色。 花言葉は、「恥じらい」。 花は晩夏の季語、実で秋の季語。

参考サイト / 文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/ササゲ
http://www.mame.or.jp
http://gkzplant2.ec-net.jp
・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「花と樹の事典」木村陽二郎 / 監修 柏書房
・「和漢三才図絵」寺島良安 / 著 第104巻
・「薬草図鑑」伊沢凡人・会田民雄/著 家の光協会
・「和漢薬」赤松 金芳 / 著医歯薬出版株式会社

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2017/06/04

トウモロコシ・世界のキーワードは蒸栗色

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【学名】  Zea mays L.
【英名】  Corn, Maize
【別名】  トウキビ、コウライキビ、サツマキビ、ナンバン
【生薬名】 玉蜀黍(ぎょくしょくしょ)
      南蛮毛(なんばんもう=ヒゲ)
      玉蜀桼蕊(ぎょくしょくきずい=ヒゲ)
【科】    イネ科 

世界三大穀物(小麦、米、トウモロコシ)のひとつ。熱帯アメリカ原産。コロンブスがアメリカ大陸を発見した際、カリブ人が栽培していたトウモロコシを持ち帰ったことでヨーロッパに伝わりました。
日本には1579年にポルトガルから長崎にもたらされました。

トウモロコシの粒の数は、1本に約600~700個あるそうです。また、ヒゲの数は粒の数と一致するそうですよ。

トウモロコシのヒゲは古くから知られた漢方薬で、利尿、腎機能の改善、むくみ、黄疸、肝炎、胆のう炎、胆血石、糖尿病の改善などで、薬理試験でもすぐれた利尿作用、血圧降下、末梢血管拡張作用が確認されています。また毛を発酵させたものには、顕著な血糖降下作用が認められています。

トウモロコシ油(トウモロコシの胚芽からとった油)は、リノール酸が約60%含まれ血圧降下、高血圧の予防や軟膏の基剤、注射薬の溶剤に使用されています。

和漢三才図会にも「古(むかし)は我が国にはなかった。蛮船が持ってきた。顆々(つぶつぶ)がむらがりあつまり、(中略)黃白色で焼き炒って食べる。白い花の形にはぜさけて、はぜたもち米の状(さま)に似ている」と 、ポップコーンのように食べていた様子が書かれています。また、根や葉を煎じて服用し尿路結石を治すという記述も見当たります。

19世紀半ば、肉質の硬かったロングホーンに代わって、肉質の柔らかいアンガスという肉牛が普及しました。
しかし、その肉質を柔らかくするには、それまで牛の餌だった「草」に代わって、トウモロコシやダイズなどの「穀類」を大量に与えなければならないのだそうです。

1997年のデータですが、その年生産されたトウモロコシは6億トン。そのうちのなんと4億トンが家畜飼料になっていました。(今は生産量、飼料ともにもっと多いことでしょう)
当時の世界人口はおよそ58億(2015年現在で73億強!!)、そのうち8億が飢えで苦しんでいると言われていました。もし、家畜に回されているトウモロコシのわずか10%を食用に回すことができれば、この飢えの問題を解決できたそうです。

飼料だけでなく、トウモロコシはバイオ燃料の原料にも使われていて、飼料問題と合わせて、早急な代替え案が必要だと思います。食べられない人がいるのに、柔らかい牛肉でもないもんだ。

肉、硬くもいいぢゃないですかねぇ。日本には様々な「発酵の知恵」があるのです。いくらだってお肉を柔らかくする調理法はありますわ。

裏庭の畑に飢えた4株のトウモロコシ。収穫が終わった茎葉を煮出してみました。アルミで蒸栗色(むしぐりいろ)、銅で根岸色(ねぎしいろ)や鶯色、鉄で利休鼠

花言葉は、「洗練」「デリカシー」「財宝」「豊富」「同意」。
8月4日、8月7日の誕生花。

参考サイト / 文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/トウモロコシ
http://www.hana300.com/
http://www.hanakotoba.name/
http://www.language-of-flowers.com/
http://www.e-yakusou.com/
・NHKスペシャル 世紀を越えて  豊かさの限界  第1集 「一頭の牛が食卓を変えた」
・「和漢三才図絵」/寺島良安 第103巻
・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「花と樹の事典」木村陽二郎 / 監修 柏書房
・「和漢薬」赤松 金芳 / 著医歯薬出版株式会社

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シラン・アジアンビューティーな草色

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【学名】  Bletilla striata Rchb.fil
【英名】  Hyacinth orchid
【別名】  ベニラン、ケイラン
【生薬名】  白及(びゃくきゅう)
【科】      ラン科

学名の「striata 」はラテン語で 「縞模様」の意味。葉に筋が立っている様子からでしょうか。「Bletilla」(ブレティラ)は、スペインの薬剤師の名前から。

ラン科の多年草。観賞用に栽培されてきましたが、関東以西には自生もみられます。ただし、近年では自生種は近年危惧種となっています。
春から葉が出始め、茎が立ち、初夏に東洋蘭独特の可憐な赤紫色の花をつけます。香りはあまりないですね。栽培種には白や黄色の花をつけるものもあるそうです。地下には少し偏平な形をした仮鱗茎があって、1年ごとに1球づつ増えていきます。 ちょっと油断していると、自宅の庭で、しずかーに勢力を広げています。

鱗茎(りんけい・白きゅう)を8~11月頃に掘り採り、茎、ひげ根を除き、水洗いした後、蒸して(または熱湯をかける)から外皮をはいで、天日で乾燥させたものを生薬で白芨(びゃくきゅう)と呼びます。噛むとやや苦い味がするんだそうです。
粘液質が多く皮膚や粘膜を保護する作用があり、保護により痛みを止めたり、腫れを治したりします。また、内外出血にも止血作用があり、喀血、止血、鼻血、胃、腸の穿孔にも用いられるそうです。外用には、火傷には粉末を油、あかぎれには水で練って塗るとよいとか。おお、領土拡大勢力を少し抑える意味でも、試しにちょっと根を掘ってみますか!

これみよがしな派手さはないものの、東洋蘭のきりりとした美しい容姿に、隠れた高い効能・・・このアジア美人、なかなかやりおる。

花盛りのときに全草を採取して煮出してみました。特筆すべきはアルミ媒染のウールの鮮やかな黄色。銅媒染で草色、鉄で柔らかな柳茶木蘭色

花言葉は、「あなたを忘れない」「お互い忘れないように」「美しい姿」「変わらぬ愛」「薄れゆく愛」。
夏の季語。 5月6日の誕生花。 

参考サイト / 文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/シラン
http://www.e-yakusou.com/
http://www.hana300.com/
http://www.hanakotoba.name/
https://lovegreen.net/languageofflower
・「和漢三才図絵」/寺島良安 第93巻
・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「花と樹の事典」木村陽二郎 / 監修 柏書房

(C) Tanaka Makiko    たなか牧子造形工房  禁転載

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2017/06/03

コデマリ・ラインダンスは璃寛茶(りかんちゃ)

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【学名】  Spiraea cantoniensis Lour.
【英名】  Reeves spirea
【別名】  スズカケ、シツカケ 
【科】     バラ科

学名の「Spiraea」は 「 シモツケ属」、ギリシャ語で螺旋」「輪」を意味するそうです。「cantoniensis」は「中国広東地方の」の意味で、その名の通り、中国原産の帰化植物です。

別名の「スズカケ」は、花が連なるようにつながっている様子から。あ、これが「スズカケノキ」になると、プラタナスですね。こちらは実が鈴なりに成るから・・・かな?

江戸時代からは、観賞用に栽培されるようになりました。弓なりにしなる枝ぶりの美しさから、生け花の花材としても人気です。

鎌倉界隈では、桜の開花のころ、枝にその名のごとく、小さな手毬のように白い花が枝いっぱいつきます。美しい眉のようにしなった枝は、まるで、SKDのラインダンス! 可憐です。あくまで可憐です。

花盛りのときに全草を採取して煮出してみました。とても濃い液となり、どの媒染でも堅牢な色あい。アルミ色で芥子色山吹茶。銅で璃寛茶鶯茶、鉄で銅より一味青みの色を染め上げました。

花言葉は、「優雅」「品位」「友情」。春の季語。 4月24日の誕生花。

参考サイト / 文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/コデマリ
http://www.hana300.com/
http://www.hanakotoba.name/
http://www.weblio.jp/cat/dictionary/nkgmj
https://lovegreen.net/languageofflower
・「和漢三才図絵」/寺島良安 第84巻
・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「花と樹の事典」木村陽二郎 / 監修 柏書房

(C) Tanaka Makiko    たなか牧子造形工房  禁転載

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2017/05/06

ヤブニンジン・気満ち満ちたる若草色

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【学名】  Osmorhiza aristata
      Osmorhiza aristata Rydb. var. montana Makino
      (ミヤマヤブニンジン)
【英名】  sweet chervil
【別名】  ナガジラミ(長虱) ササハソラシ
【生薬名】   藳本(こうほん)
【科】     セリ科

学名のOsmorhizaは、ギリシャ語の「osme(香気)+ rhiza(根)」が語源。
日本、朝鮮、ロシア、中国に分布。

和名は、葉がニンジンに似ていることから。実際、自宅の裏庭に見つけたときは、ほんとうにニンジンが生えてきたのかとぬか喜びしてしまったほど、葉っぱがニンジンに似ています。5,6月に白い小花をつけます。花には両性花と雄花があって、花の後、線香花火のように広がって実を結びます。
鎌倉では、同じ仲間のヤブジラミ、セントウソウ、セリとともに、湿気の多いところによく自生しているのが見られます。

若い葉はおひたし、天ぷらなどで食べられますが、花が咲く前だと、毒草のケマンソウが葉がよく似ているので、採取には注意が必要です。

春の開花時期に根茎を掘って、水洗いして陰干しにして乾燥させたものを、生薬名で藳本(こうほん)と呼びます。腰痛、腹痛、頭痛などの鎮痛には、1日量5~10グラム、水0.4リットルを半量まで煎じて毎食後3回に分けて服用するとよいそうです。

「和漢三才図会」には「藳本」の名で根を薬として使う記述があり、「昇る太陽(の気)。足の太陽経の風薬である。気は雄壮。寒気が太陽経に鬱積して頭痛のするときには必用の薬である。頭頂部痛はこれでないと頭痛を除くことができない。」とあります。頭痛については絶大な信頼を得た薬のようですね。頭痛持ちの私、早速、根を採取して干しました! じっくり自分で生体実験します。

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そういえば、去年のお正月にマージナルキッチンにご飯を食べに行った時、佐藤裕加さんが本格的な秋田スタイルのきりたんぽをごちそうしてくれて、「秋田ではセリを必ず根っこをつけて入れるんですよ。」と教えてくれましたっけ。

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セリ科の植物の根には、何か特別なものがあることを、昔の人は経験で知っていたのですね。

「和漢三才図会」には根は紫とありましたが、採取したものはみな白かったですね。もう少しあとになったら紫がかるのかな?

花が咲き始めた全草を採取して煮出したところ、たいへん強い黄緑色の液となり、アルミで強い若草色、銅で透明感のあるウグイス色、鉄で、海松色から仙斎茶。(ニンジンの葉の染色結果に似る。)
どれも初夏の瑞々しい気の満ちた強い色合いで、見ているだけで元気が出てきます。

花言葉は「喜び」。2/9の誕生花。

参考サイト / 文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/ ヤブニンジン
http://www.e-yakusou.com/
http://chills-lab.com/flower/
・「花と樹の事典」木村陽二郎 / 監修 柏書房
・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「和漢三才図絵」寺島良安 / 著 第93巻
・「季節の野草・山草図鑑」高村忠彦/監修  日本文芸社

 

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2017/02/09

ダイズ・神通力の抹茶色

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【学名】  Glycine max Merrill
【英名】  Soy bean, Soya bean, Japanese pea
【別名】  マメ、アキマメ、コマナ、エダマメ
【生薬名】 香鼓(こうし=黒大豆)
【科】   マメ科

中国原産。
古くから栽培されており、「五穀」に数えられています。
◆「五穀」
◎稲・麦・粟・大豆・小豆(『古事記』)
◎稲・麦・粟・稗・豆(『日本書紀』)

ヨーロッパには18世紀、アメリカには19世紀初頭に伝わったとかで、あら、かなり最近なんですね。
そういえば、戦後すぐに、日本の醤油メーカーがアメリカで醤油を売り出そうとした時、「腐っているから許可できない」「バグ・ジュース(虫の汁)か?」などの言いがかりをつけられたといいます。
それを、身体に害のない成分であることを科学的に証明した論文を作成し、バーベキューをしている家庭にセールスマンが乗り込んで、実際に使ってみせたりと、まさに血と汗と涙の努力でマーケットに参入を果たしたのだそうです。
しかし、バグ・ジュースって・・・。知らないものに対する憎悪の念、怖いですね。
ワンピースのルフィみたいに、新しいものに出会うたびに、目を星にして「すっんげーっ、おもしれーっ」とわくわくしてみる寛容でポジティブな心は、いつも持っていたいものでございます。

Luffiy

戦後日本人の、この凄まじいまでの生きる力は、「生き残ってしまってすまない」という気持ちが根底にあるような気がしてなりません。この醤油の例に限らず、その自責の念が、今日の日本の基礎を作ったのではないかと、時々思います。

マメ科はツル性のものが多い中で、茎が直立するところからエダマメの別名が。
学名の「Glycine」は糖原性アミノ酸を指します。もとはギリシャ語の「glycys(甘い)」が語源。

書物に最初に登場するのは古事記で、スサノオノミコトがオオゲツヒメを殺めたところ、その遺体の、頭に蚕、目に稲、耳に粟、鼻に小豆、陰部に麦、尻に豆(大豆)が生まれたというエピソードが見られます。(すっんげーっ、おもしれーっ)

和漢三才図会には、現代ではそれぞれ区別されるマメが、総称してダイズとして扱われており、「黒・白・黄・褐・蒼・斑といった数々の色のものがある。黒いものは薬に入れてよく、また味噌や納豆に作る とよい。黄のものは豆腐に作るとよく、また油を搾って醤(ひしお=醤油)を造る、その他のものは炒って食べるぐらいである」という記述があります。
味噌は本来、黒豆で作られていたことが興味深いですねー。よーし、今年の味噌は黒豆で仕込むぞ!

節分の豆撒きでダイズを用いるのは、ダイズに鬼や悪霊を払うことができる聖なる力があるとされるため。マメを焼いてその年の吉凶を占う風習もあったそうです。
漁師が出漁の際にダイズをもっていくのも、海難などの災厄を払うためとされます。

漢方では特に黒大豆(黒豆)を用いる。完熟した黒大豆を発酵させて干したものを香鼓(こうし)といいます。他の生薬と配合して消炎、消化、健胃に用います。また炒った黒大豆をすりつぶしたものを酒につけたものを「豆淋酒(ずりんしゅ)」といい、冷え性、低血圧症に効果があるとされています。

昨年の夏は、在来種の種(たね)の普及活動をしている友人から、へっころ谷(ここのほうとうは、自家製のダイズで仕込んだ味噌が使われているのです)のダイズを手に入れたので、カジュの庭で育てました。作付面積がイマイチなので、余りたくさんはできませんでしたが、それでも700グラムほどのダイズが収穫できました。

収穫の終わった大豆の茎と葉を煮出してみたところ、アルミで白つるばみからクリーム色、 銅で抹茶色から柳茶色、鉄で海松色麹塵色

花言葉は、「親睦」。 秋の季語。

参考サイト/ 文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/ダイズ
https://ja.wikipedia.org/wiki/五穀
http://members.jcom.home.ne.jp/tink/
・NHK番組「プロジェクトx 醤油 アメリカ市場を開拓せよ」

・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「色の手帖」小学館
・「花と樹の事典」木村陽二郎 / 監修 柏書房
・「和漢三才図絵」寺島良安 / 著 第104巻
・「薬草図鑑」伊沢凡人・会田民雄/著 家の光協会

 

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2017/02/05

アスナロ・打倒ヒノキの珊瑚色

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【学名】  Thujopsis dolabrata (Thunb. Ex L.f.) Sieb. & Zucc. (アスナロ)
      Thujopsis dolabrata var. hondae(ヒノキアスナロ=アオモリヒバ)
【英名】  Dolabrata, Hiba
【別名】  ヒバ, アテ, アスヒ
【生薬名】 羅漢柏(らかんはく=葉)  ※誤用が定着?
【科】   ヒノキ科 


本州から九州の山地に自生。日本特産種。
学名のThujopsisは「Thuja(樹脂を出すある常緑植物の古名)」+「opsis(似た)」の意。dolabrata は「斧の形をした」の意。

平安時代からアスナロの和名は、「明日は檜になろう」からきているという通説がありますね。和漢三才図会にも、ヒノキの項目の中に「阿須檜(あすひ)」の名前で、「檜の一種」と紹介されていますが「木芯はマキに似ている。器につくるが脂がでて佳くない。これは檜とただ一夜の差(ちがい)があるためであろう か。」とあります。

ところが、この俗説、実は誤りという説もあるのです。古名「アスヒ」は「アテヒ」が転じたもので、「アテ」には「高貴な、貴い」という意味があるといいます。あらら?

子鹿のバンビの作詞者・坂口淳氏の書いた童謡「あすなろのうた」。これで現代におけるアスナロの立ち位置は決定づけられた感がありますね。

「あすなろのうた」

あすなろ あすなろ あすはなろう

おやまの だれにも まけぬほど 

ふもとの むらでも みえるほど

おおきな ひのきに あすはなろう

あすなろ あすなろ あすはなろう

あめにも かぜにも まけないで

ぐんと そらまで とどくほど

おおきな ひのきに あすはなろう

あすなろ あすなろ あすはなろう

とうげを こえる ひとたちの

ひるは ひかげに なるような

おおきな ひのきに あすはなろう

この歌には「子供たちには、いかなる境遇に生まれ育とうとも檜をめざしてほしい」という願いがあるとかないとか・・・。

大きなお世話である。

アスナロがアスナロであることを、喜んで生きて何が悪い。人様に他のものを目指せなど言われる筋合いではない。なんたって、「高貴な檜」なのだ。ほっといて欲しい。

抗菌・殺菌作用で知られるヒノキチオールという成分は、実はヒノキにはほとんど含まれていません。

1936年(昭和11年)、台湾に自生する「タイワンヒノキ」の精油から、当時の台湾帝国大学に赴任していた日本人科学者・野副教授が、世界で最初に発見したヒノキチオール。
日本列島で、ヒノキチオールを含む主な樹木は、なんと、アオモリヒバ(ヒノキアスナロ)、エゾヒバ、ネズコの3種類。 どーよ、ヒノキ。

ヒノキチオールには、殺菌力、抗菌力のほか、皮膚の傷の収斂(しゅうれん)作用”や細胞の増強作用もあることも明らかになり、最近ではこれに着目した、養毛剤や基礎化粧品なども開発され、主に「医薬部外品」を中心に活躍の場が広がっているといいます。1989年(平成元年)から「食品添加物」としての使用も法律で認められました。

昭和20年代には、精油が肺結核の治療にも効果があることが証明されたそうです。生薬ではこの精油は「羅漢柏」の名で今でも「和漢薬」に掲載されています。
しかしながら、その後、戦後アメリカから大量輸入されたストレプトマイシンなどの安価な抗生物質が出回ったため、遅効性、高価である、などの理由でヒノキチオールは医療の現場から消えました。
現代では抗生物質の弊害もいろいろ取り沙汰されていますから、また、医薬品として見直される日が来るかもしれませんね。

タイワンヒノキやアオモリヒバといったアスナロの仲間は、耐水性や耐久性に非常に富んでいるため、 特に、神社仏閣の建立や再建、補修に使われてきました。

特にヒノキチオールを多量に含むアオモリヒバは、腐りにくくシロアリに強いことから、東北地方の歴史建造物に多く使われており、「中尊寺金色堂」もアオモリヒバで建てられているそうです。
ふーん、ヒノキじゃないんだ、ヒノキじゃ。

というわけで、アオモリヒバは、かつては津軽藩の貴重な財源であったとか。「ヒバ一本、首ひとつ」と言われるほど、藩による徹底した管理がされていたそうそうですよ。津軽では、江戸後期になるまで、建築材として庶民がヒバ(アスナロ)を使うことは禁じられていたといいますから、ほんと、徹底しています。

耐久性を活用した身近な例には、「鉄道の枕木」もありまして、長くクリノキが使われていたことは知られていますが、実は、日本で最初にできた地下鉄「銀座線(渋谷~浅草)」の枕木には、アスナロが使われたのだそうです。

参ったか、ヒノキ!  誰もが君になりたいわけではない。アスナロ、万歳!

友人が箱いっぱい送ってくれたアオモリヒバの葉と枝を煮出してみました。おおっ、ヒノキチオール満喫! そして染め上がった色は、鉄で海松(みる)色、抹茶色、銅で媚茶色、そして、アルミで出たのは、宍色(ししいろ)、珊瑚色と呼んでいい、きれいなパウダーピンク! 長年ヒノキと比べられて、さぞや歪んだ性格になったかと思いきや、こんな可憐な色を出してくれて・・・。涙
残念ながら、日が経つに連れ、少し黄色味がかってきましたが、いい香りとともに、とても幸せな気持ちにさせてくれました。

花言葉は、「永遠の憧れ」「変わらない友情」「不滅」「不死」。

 

参考サイト / 文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/アスナロ
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒノキ
http://hanakotoba-labo.com/
http://www.kobayashi.co.jp/

・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「色の手帖」小学館
・「花と樹の事典」木村陽二郎 / 監修 柏書房
・「和漢三才図絵」寺島良安 / 著 第82巻
・「和漢薬」赤松 金芳 / 著医歯薬出版株式会社

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2017/01/28

カキ・渋味のきいたカミサマ色

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【学名】  Diospyros kaki Thunb.
【英名】  Persimmon, Kaki
【生薬名】 柿蔕(してい)=へた、柿餅(しべい)=実、柿根(しこん)=根 
【科】   カキノキ科

 

属名のDiospyrosは「神々の食べ物」の意。
和名の由来は、実や葉の赤い紅葉の様子から「アカキ」と呼ばれていたものが転じたという説、実の光沢から「カカヤク」が転じたという説、朝鮮語に由来するという説などいろいろ。

奈良時代ごろ中国から渡来したと考えられます。材は堅牢で、家具などに作られ、とくに黒柿は黒檀の代用にされていた歴史もあるそうです。が、一方折れやすいという面もあり、また、実が、甘いものが貴重だった時代に珍重され神聖視されたこととあいまって「柿から落ちると死ぬ」「柿を描く/食べる夢を見ると病人が死ぬ」などの言い伝えを生みました。

甘いものが氾濫している現代では、ちょっと想像しにくいですが、ポルトガルから砂糖が入ってくるのは桃山時代、しかもそのころは薬に近い貴重品。熟したカキの甘さはまさに神がかりだったのでしょう。

和漢三才図会には、柿に「七絶(7つの優れたところ)」があることが紹介されています。
曰く、
・寿命が長い
・木陰が大きい
・鳥が巣を作らない
・虫が食わない
・霜葉(枯れた葉っぱ)が美しく鑑賞にたえる
・果実が美味
・葉が滑らかで、臨書(ものを書き写すこと)に適する

7番目の「モノを書き写すのに適する」がちょっと不思議ですが、これも甘いものと同様、昔は紙が貴重品で、お習字の練習にいちいち紙を使っていたのでは、えらくお金がかかっていたことが伺えます。

日本語は、同じ音の言葉を違う漢字をあてて区別していますが、「音」が同じ言葉は、語源に共通性がある場合も多いです。全くの私見ですが、このカキの葉の特性に触れて、ふと、「かみ」も、もともとはすべて「神」に通じているのではないかしら、と思いました。言葉をとどめ、後世に伝える「紙」は、本来、とても神聖なものなのでしょう。そうそう、そういえば「髪」も女の命といわれてやはり大切にされるべきものですものね。

果実にタンニンが多いことから、柿渋は長く防腐・防水材として活用されてきました。
また柿渋は、止血・やけどやしもやけ・かぶれに患部に塗布するとよいそうです。

初夏になると、カキの木に若葉が出揃いますが、カキの若葉は、緑茶の約20倍のビタミンCをはじめ、脂肪や油を分解し消化を助けるタンニン、その他ケンフェロール、クエルセチン、グルコサイドなどが含まれており、ノンカフェインなので、蒸してから乾燥させてお茶にすることをおすすめします。血圧降下、血管透過性改善、止血に効能大です。みなさん、。どうぞ、今ぐらいからカキの木から目を離さないでください!(笑)
カキのへたを乾燥させたものを生薬では柿蔕(してい)といい、しゃっくりの特効薬とされています。干し柿は柿餅(しべい)、根は柿根(しこん)といい、吐血や下血を止める効果があります。

和漢三才図会でも「霜葉(枯れた葉っぱ)が美しく鑑賞にたえる」と絶賛されているように、柿の葉寿司に使われている紅葉した葉は、見ているだけで食欲をそそります。それだけでなく、タンニンとビタミンCにより、防腐効果もあるのですから、やっぱり神だわっ。

Kakinohazushi
(photo from here)

剪定したカキの枝が手に入ったので、煮出してみましたところ、まさに柿渋色の染液となり、アルミや銅で黄唐茶(きがらちゃ)色から渋紙色、そして特筆すべきは鉄媒染の千歳茶(せんさいちゃ)色の底光りする輝き。まさに神がかりの美しさです。

「柿」は秋の季語。「柿若葉」「柿の花」「青柿」は夏の季語。
花言葉は「美しい自然の中に私を埋めよ」「恵み」「優美」「自然美」
9/26の誕生花。

参考サイト/文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/カキ
http://www.e-yakusou.com/
http://members.jcom.home.ne.jp/tink
http://www.kenseien.co.jp/kenkou/1247.html

・「花と樹の事典」木村陽二郎 / 監修 柏書房
・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「和漢三才図絵第87巻」寺島良安 / 著  島田勇雄/竹島淳夫/樋口元巳 /訳注 平凡社

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2016/09/27

リョウブ ・ 香り高きマホガニー・ブラウン

Ryobu01

【学名】  Clethra barbinervis Siebold & Zucc.
【英名】  Sweet pepper bush , Summer sweet
【別名】  ハタツモリ
【科】   リョウブ科

 

日本各地、済州島、中国山東省に分布。ただし、リョウブ属には数十種あり、アジアのほか、アメリカ大陸の熱帯・温帯に分布するものもあります。
木肌が滑らかなのが特徴。葉には産毛があり、縁に細かく鋭いギザギザがあります。葉が枝先に螺旋状につくので、上からみると、輪を描いているように見えます。夏に白い小花が華やかに房状につきます。

漢字では「令法」と綴ります。これは、若葉が食用になることから、救荒食糧として、採取、貯蔵をするよう令法が発令されたことに由来するそうです。平安時代から江戸時代には、飢饉に備えて若葉を蒸して乾燥して蓄えたといいます。
その他に花房の形を龍の尻尾に見立て、「竜尾(りょうび)」が転じたという説もあります。別名のハタツモリは「畑つもり」=畑の面積に応じて植え付ける作物の量のことを指しますが、このこととこの植物の関係はよくわかりません。牧野富太郎説では、「旗積り」。白い旗が数条重なりなびくの意であると。

和漢三才図会には「山茶科」「料蒲」の綴りで記述があり、「四月に若葉をつみ、よく水にさらして食べる。あるいは飯に混ぜたり、豆醤に和えたりして食べる。」とあります。実際、山菜として、春の若葉をそのまま天ぷらに、茹でて水か灰汁に浸してアクを抜き、ひたし物、いため物、汁の実、ご飯に混ぜてリョウブ飯などで楽しめるとのこと。古くから、リョウブを食べると「癪(しやく)を消して湿熱を去り、中を補うことができる」といわれています。

材は割れにくく、樹皮が美しいことから、床柱(和室の床の間)や器具材、庭木、公園樹に利用されます。

香りが高く、結晶しないことで知られるリョウブの蜂蜜は、5年に一度しか採れないとされ、珍重されています。
なぜ5年に一度?!・・・三浦の養蜂家・飯倉剛さんのお話によれば、花蜜源植物の花が蜜を出す(養蜂家の間ではこれを「吹く」というそうです)時、その量には波があるそうで、レンゲやクローバーのような一年草なら毎年量は安定しているそうですが、樹木の場合は当たり年、裏年があるといいます。リョウブは毎年花は咲くものの、蜂蜜を搾れるほど蜜を吹くのは5年に1度程度しかないということらしいです。5年もじっとためているわけですね。

小町にお住まいのCさんから、夏に花盛りのリョウブの枝葉をたくさんいただきました。煮出すと、びっくりするぐらいの赤い染液になり、どの媒染でも力のある強い色が染まりました。
アルミでアプリコットオレンジ、鉄で深い涅色(くりいろ)、銅では温かみのあるマホガニー・ブラウン。どの色も厚みがあります。

花言葉は「あふれる想い」。
春の季語。

参考サイト/文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/リョウブ
http://www.e-yakusou.com/
http://members.jcom.home.ne.jp/tink
・「花と樹の事典」木村陽二郎 / 監修 柏書房
・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「和漢三才図絵第84巻」寺島良安 / 著  島田勇雄/竹島淳夫/樋口元巳 /訳注 平凡社
・「よくわかる山菜大図鑑」今井國勝・今井万岐子/著 永岡書店
・お話 養蜂家 飯倉剛氏

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2016/09/25

エゴノミ・森の真珠はシルバーグリーン

Egonomi02 Ego01

【学名】  Styrax japonica Siebold & Zucc.
【英名】  Japanese Snowbell
【別名】  ロクロギ、チシャノキ
【生薬名】 摩厨子(まちゅうし=実) 
【科】   エゴノキ科

 

学名のStyraxは、古代ギリシャ語で「安息香」を表すstoraxに由来します。(安息香の木もエゴノキ科)
和名の「エゴ」は、実に毒があり、果皮が「えごい=えぐい」ところから。

初夏に香りのよい白い花を咲かせ、夏に小さな丸い実がぶらさがるようにつきます。
タヒチの海ではシルバー・グリーンの真珠がとれるそうですが、このエゴノミは、まさにそんなタヒチアン・パールの輝き。木になる真珠の風情です。

Tahitian_pearl_earings (写真出典)

この実の果皮には、エゴサポニンという成分が多く含まれ、そのため若い実は洗剤として洗濯に使われていました。また、エゴサポニンの毒性を利用し、絞り汁を川に流し、魚をしびれさせて捕る「毒もみ」漁にも使われたそうです。(この毒もみには、サンショ、クルミ、ウルシなども使われましたが、現在は水産資源保護法で全面的に禁止されています)

和漢三才図会には「山雀(ヤマガラ)が実を好んで食べる」とありますが、はて、ヤマガラはしびれないのかしら・・・?

シーボルトが幕末に記した「日本植物誌」にも、花の香りのよいこと、そのため自生だけでなく、寺社や庭園によく植えられることが記されています。

材は色が白く、弾力性があって丈夫で細工がしやすいことから、昔から天秤棒や蓑(みの)の縁に用いられたり、ろくろで細工するこけしや器、糸巻き、櫛、将棋の駒など生活の小物に様々に利用され、また建築材として皮付きのまま床柱にしたり、枝を茶室の天井材、窓格子材として用いられたりと用途はなかなかに広いですね。
番傘の骨を集めて開閉する円筒の部分(ろくろ)をこの材でつくったことが別名のロクロギの由来。

Bangasa_rokuro  (写真出典)

エゴノネコアシフシというアブラムシが実につくことで、実がバナナのような房状の虫こぶとなるのが面白いです。森の真珠、大化け。

Egononekoashi (写真出典)

小町の古い知人が、夏に、庭のエゴノキについた実を袋いっぱい届けてくださいました。

アルミまたはスズの媒染ででる、ほろ酔いの人肌のような水柿色が可憐です。銅で香染色、鉄媒染では、南洋真珠を思わせるシルバー・グリーン
エゴノネコアシで染めると、鉄で黒紫が染まります。

花言葉は「壮大」。「えごの花」で夏の季語。

参考サイト/文献

http://ja.wikipedia.org/wiki/エゴノキ
http://www.e-yakusou.com/
http://members.jcom.home.ne.jp/tink
・「花と樹の事典」木村陽二郎 / 監修 柏書房
・「原色牧野日本植物図鑑 コンパクト版 1」 北隆館
・「シーボルト日本植物誌 [本文覚書篇]」
  大場秀章 / 監修・解説 瀬倉正克 / 訳 八坂書房
・「和漢薬」赤松 金芳 / 著医歯薬出版株式会社
・「和漢三才図絵第84巻」寺島良安 / 著
  島田勇雄/竹島淳夫/樋口元巳 /訳注  平凡社
・「虫こぶ入門」薄葉 重/著 八坂書房

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